カモのいろ色日記~今日は何色?

日常の出来事、感動した事、ときめいた事etc

「蘭陵王」…

2014-04-11 | お気に入り
中国時代劇「蘭陵王」、桜散るのと時を同じくして終わってしまいました。。
ドキドキハラハラしながら愉しみに見た2カ月間~

ネタバレになりますが…

毒酒を賜って死んだはずの蘭陵王(らんりょうおう)は、辛くも助かり、仮面の義士として再び民の前に現れる!
楊雪舞(ようせつぶ)と産まれた息子・平安と対面を果たし、良かったと思ったのもつかの間
斉は周に攻め込まれ風前の灯
ついに蘭陵王は、民を苦しめる斉の皇帝・高緯(こうい)とその皇后・馮小憐(ふうしょうれん)こと鄭児(ていじ)を亡き者にすべく宮廷に向かうが、
気づいた雪舞は、先回りし宮廷に!
そして、高緯の放った毒矢に倒れてしまう


駆けつけた蘭陵王の腕の中で息を引き取る雪舞・・
やっと親子3人の平穏な幸せが手に入りそうだったのに・・・
切ない結末に涙でした。。。

蘭陵王は生き残り、天女・楊雪舞は蘭陵王を守るため自らの命を捧げる結果に…
蘭陵王を守るため、ある意味舞い降りて来た天女だったよう~
これが、雪舞のおばあさま・楊林氏の予見した未来だったのかも・・

周の皇帝・宇文邕(うぶんよう)は、なんて良い人だったんでしょう!
報われない恋に焦がれながら、良い友を演じきりました!
それと正反対なのが、馮小憐こと鄭児!
蘭陵王を慕うあまり、報われない恋心は憎悪に変わり、悪行の限りを尽し、ついに斉を滅亡に…
これでもかと、蘭陵王と楊雪舞の仲を引き裂くのには、ちょっと辟易しましたが…

女同士のドロドロしたお話は苦手なので

もっと蘭陵王の剣さばき見たかったかな~
なので、仮面の義士になって登場し、その仮面を取る時は、分かっていてもドキドキ
また華やかな宮廷が舞台だったので、その絢爛豪華な衣装や装飾品を見るのも愉しみのひとつでした~

この後、数年後、周は隋となり、全国統一を成し遂げることに。
中国の分かりにくい歴史の勉強も少しできたかと

そして、最後にナレーションで1999年に龍門石窟にて見つかった造像銘に、
蘭陵王の孫が亡き母親の供養に石造の仏像を納めた事が記されていたと!
これは、蘭陵王の子孫がいたことの証とか

習っている書道の手本に、龍門石窟の造像銘を臨書することもあるのですが、
蘭陵王の子孫のそのような願文もあると聞くと、何だか蘭陵王を身近に感じられるような
いつか書いてみたいなあと

それから、蘭陵王の小説があるようなので、読み始めました

「蘭陵王」 田中芳樹著 文春文庫

もう少し、蘭陵王を楽しもうかと~