セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

「バーレスク」

2017-06-20 00:34:15 | 映画感想
 「バーレスク」(「Burlesque」、2010年、米)
   監督 スティーヴン・アンティン
   脚本 スティーヴン・アンティン
   撮影 ボジョン・バッゼリ
   美術 ジョン・ゲイリー・スティール
   音楽 クリストフ・ベック
   衣装 マイケル・カプラン
   出演 クリスティーナ・アギレラ
       シェール
       キャム・ギガンデット
       クリスティン・ベル   スタンリー・トゥッチ

 自分の夢を実現しようと田舎町からロスへやって来たアリ(アギレラ)。
 オーディションをハネられ続け、ふと目に留まったキャバレー「バーレスク」
の世界に魅了される。
 強引にウェイトレスとして居着くも、ショーを仕切るテス(シェール)に見向き
もされない・・・。

 キャバレーの世界を舞台にした昔風少女マンガって感じでした。
 シェールが出て来ると、よく知らないのに月影先生を連想するし・・・。(汗)
 同じショービズ、歌入り物語のカテゴリーで言えば陰の「シカゴ」、陽の「バー
レスク」。
 ライザ・ミネリの「キャバレー」とスタイルは被るけど、僕の中で比較対象作
品は「シカゴ」ですね。

 見所はシェールとクリスティーナ・アギレラ、両人のエンタティナー振り。
 この二人の歌唱力(アギレラ、ガナリ過ぎの気もする)、歌の表現力を堪能
出来れば木戸銭は安い。
 逆に、ここに興味が持てなければドラマが安易なだけに辛いかも。
 僕は超一流のエンタティナーが存分に「芸」を魅せてくれるのだから、全然、
OK。面白かったです。
 男が女にとって都合よすぎるかもしれないけど、そこでゴチャゴチャすると、
この作品の魅力は多分、2、3割引きになってしまうんじゃないかな。

※歌はシェールの「You Haven't Seen The Last Of Me」、アギレラの「Bound
 To You」が印象に残りました。
 歳喰ってハイ・テンポの曲よりスロー・バラードのほうが馴染むというか・・・。(笑)
※シェールが月影先生を、と書きましたが、もう一人、ダダ星人にも見えた。
 (大汗)

 H29.6.18
 DVD

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 この刹那 一夜かぎりの 幻も
   醒めてまた見る 夢のまた夢
 
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6 コメント

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初見時の感想に (宵乃)
2017-06-20 11:53:02
「王道で歌も踊りも楽しめたけど、登場人物に魅力を感じられず記憶に残らなそう」とありました。もちろん、内容は忘却の彼方です(笑)
なので、月影先生っぽいのがどんな人だったのかもさっぱり。
唯一印象に残っているのが「空中権」ですね。ちゃんと頭を使って解決したのは好感持てました。この作品で「空中権」を知った人は多いのでは。
返信する
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2017-06-20 20:01:55
 宵乃さん、こんばんは
 コメントありがとうございます

忘却の彼方
〉ショーが見せ場で話は付け足しと言えなくもないですから、忘れ易いタイプかも。(笑)

空中権
〉アメリカと日本じゃ幾らか意味合いも違うと思うので、どんなもんなんでしょうか。
(アレだったら、隣とか向かいのオーナーも億の金が労せず入る訳で(笑)、まぁ、映画が見せたい所はそこじゃないのでウッチャッテおきました)
20年前は家の屋上から富士山が見えたのですが、今は大通りにビルが壁のように並んでビルしか見えません。(笑)
空中権が認められる前の話ですが、六義園という庭園は、池から見て周りを囲む樹々より上には建てないという不文律が有ったらしいのですが、バブル以降、庭園がマンションに囲まれてしまいました。(涙)
売り文句が「名園を貴方の庭に」(笑)
返信する
コメントを有難うございました☆ (miri)
2017-06-21 09:19:00
>ライザ・ミネリの「キャバレー」とスタイルは被るけど、僕の中で比較対象作品は「シカゴ」ですね。

私は初見時は、その少し前に見ていたことがあって「nine」が対象作品でした。
再見時はほとんど覚えていたので、他の作品は浮かびませんでした☆

> 僕は超一流のエンタティナーが存分に「芸」を魅せてくれるのだから、全然、OK。面白かったです。

ホントに良かったです☆
もしかしたらドラマ部分が素晴らしくなると、かえって見にくい作品になるかも?ですね?

>※シェールが月影先生を、と書きましたが、もう一人、ダダ星人にも見えた。(大汗)

ああ、どうしてくれるの?
今後、シェールを見かけたら、ダダ星人にしか見えなくなるではないですか~!!!(笑)


.
返信する
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2017-06-21 22:41:26
 miriさん、こんばんは
 コメントありがとうございます! 

その少し前に見ていたことがあって「nine」が対象作品
>ショービズの世界を描いた作品では、僕も直近は「シカゴ」なのですが、
何なんでしょうね、タイプは「キャバレー」の方が、ずっと近いのに「キャバレー」は比較対象外って感じなのですよ。(「キャバレー」は時代風刺とデカダンが強いから、その面で言うと「キャバレー」の比較対象も「シカゴ」、「バーレスク」は浮かんでこない)

かえって見にくい作品になるかも?ですね?
>余程、監督に才能があれば融合出来るかもですが、優秀くらいなら、この作品のようにドラマを捨てて二人の才能に焦点を合わせた方が得策な気がします。

ダダ星人にしか見えなくなるではないですか~!!!(笑)
>いや、その・・・僕の目が歪んでるって事で勘弁して下さい。(汗)
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Unknown (take51)
2017-06-25 10:16:51
おはようございます!
僕はこの映画は音が良かったりで大好きでして、
何度も見てます!※同じシーンばかりですが(笑)

>見所はシェールとクリスティーナ・アギレラ、両人のエンタティナー振り。

本当にそうですよね!楽しめました!!(^.^)
話はありきたりでも何でもよくなりましたので(笑)
逆に内容はこれくらいでちょうどいいのかも?

>シェールが月影先生を、と書きましたが、もう一人、ダダ星人にも見えた。

ダダ星人を知らなかったのでぐぐりました。
なるほど(笑)

僕は先日亡くなった野際陽子にしか見えませんでした・・(^▽^;)
返信する
Unknown (鉦鼓亭)
2017-06-25 15:58:02
 take51さん、こんにちは
 コメントありがとうございます!

逆に内容はこれくらいでちょうどいいのかも?
>僕も、そう思いますね、二人の芸が充分、他をカバーしてます。

野際陽子にしか見えませんでした・・(^▽^;)
>明確じゃなかったので月影先生の画像を検索したら、野際陽子さんの画像も一緒に出て来ました。(笑)
月影先生、野際陽子、ダダ星人、共通点があるんでしょうね。

※このタイプがお好きなら、‘70年代の映画で音は保証できないけど、ボブ・フォッシー監督、ライザ・ミネリ主演「キャバレー」もいいかも。
1930年代ドイツの時代背景さえ頭に入れておけば、楽しめると思います。
(つい最近、長澤まさみで再演(元々、ブロードウェイのヒット作)されました)
映画「キャバレー」OP (1972)
https://www.youtube.com/watch?v=hBlB8RAJEEc
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