「エレベーターを降りて左」(「A gauche en sortant de l'ascenseur」、1988年、仏)
監督 エドゥアール・モリナロ
脚色 ジェラール・ロジェ
原作 ジェラール・ロジェ
撮影 ロベール・フレス
音楽 マレー・ヘッド
出演 ピエール・リシャール
リシャール・ボーランジェ
エマニュエル・ベアール
ファニー・コタンソン
画家のヤン(ピエール・リシャール)は、魅力的な人妻フロランス(ファニー・コタンソン)に片思い。一方、ヤンのアパートの隣人ボリス(リシャール・ボーランジェ)は、同棲相手のエヴァ(エマニュエル・ベアール)と喧嘩ばかりの毎日。ある朝、ドアの自動ロックがかかり、下着姿のエヴァが廊下に締め出されたことから誤解が誤解を生みテンヤワンヤの大騒ぎ・・・。
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Sv4Mdp4rBCE
山口百恵の「横須賀ストーリー」が1976年、日本でさえ女性は男の従属物ではないと女性の自立が声高に叫ばれ、受け入れられていたのにおフランスで1988年にこんな’60年代風コメディ作ってたとは吃驚。コメディとしても所々、素人劇のような変な間が度々あるし83分の映画なのに60分過ぎた辺りで脚本家が収拾つかなくなって(笑)その後は話終わらせるのに必死、あと5分で突然「解ったわ、ナターシャね」と言われてもナターシャってどなたでしょうか(目の前に居た黒人女性かと思った)と目が点に・・・、B・ワイルダーやI・A・L・ダイアモンドだったらもっと上手く料理出来ただろうにと思わせる作品。
元々、フランスの喜劇はフランス人にしかウケないと言われててクド過ぎる所がある、本作もご多分に洩れずピストルの件、隣人の嫉妬男のコロコロ変わるしつこさなどにそれが見受けられる。
但し、欠点はそこそこ有れどシチュエーション・コメディとして可笑しいし面白い、ハリウッド得意のシチュエーション・コメディなのでフランス特有のクドさがある程度中和されてるし何よりエマニュエル・ベアールがチャーミングこの上なく若き日のG・ホーンのよう、ダブル・ヒロインであるファニー・コタンソンも蠱惑的で二人を観てるだけで目の保養になる、コメディとしてのテンポも前述の変な間が引っかかるけどそこさえ目を瞑れば軽快に進む、全体的には優良可で言えば良の部類、自分としては掘り出し物を見つけた気分です。
これが今年一本目で良かった。
君待てば 小悪魔来たり 訳ワカメ
恋の花咲く 巴里の夕暮れ
※エンドクレジットの初めに主要出演者が紹介されるのだが、その最後に「そして、ドア」と紹介するのが粋ですね、全ては直ぐ風で閉まってしまうオートロックドアが原因なので確かに迷脇役でした。
R 6.3.11
DVD
監督 エドゥアール・モリナロ
脚色 ジェラール・ロジェ
原作 ジェラール・ロジェ
撮影 ロベール・フレス
音楽 マレー・ヘッド
出演 ピエール・リシャール
リシャール・ボーランジェ
エマニュエル・ベアール
ファニー・コタンソン
画家のヤン(ピエール・リシャール)は、魅力的な人妻フロランス(ファニー・コタンソン)に片思い。一方、ヤンのアパートの隣人ボリス(リシャール・ボーランジェ)は、同棲相手のエヴァ(エマニュエル・ベアール)と喧嘩ばかりの毎日。ある朝、ドアの自動ロックがかかり、下着姿のエヴァが廊下に締め出されたことから誤解が誤解を生みテンヤワンヤの大騒ぎ・・・。
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Sv4Mdp4rBCE
山口百恵の「横須賀ストーリー」が1976年、日本でさえ女性は男の従属物ではないと女性の自立が声高に叫ばれ、受け入れられていたのにおフランスで1988年にこんな’60年代風コメディ作ってたとは吃驚。コメディとしても所々、素人劇のような変な間が度々あるし83分の映画なのに60分過ぎた辺りで脚本家が収拾つかなくなって(笑)その後は話終わらせるのに必死、あと5分で突然「解ったわ、ナターシャね」と言われてもナターシャってどなたでしょうか(目の前に居た黒人女性かと思った)と目が点に・・・、B・ワイルダーやI・A・L・ダイアモンドだったらもっと上手く料理出来ただろうにと思わせる作品。
元々、フランスの喜劇はフランス人にしかウケないと言われててクド過ぎる所がある、本作もご多分に洩れずピストルの件、隣人の嫉妬男のコロコロ変わるしつこさなどにそれが見受けられる。
但し、欠点はそこそこ有れどシチュエーション・コメディとして可笑しいし面白い、ハリウッド得意のシチュエーション・コメディなのでフランス特有のクドさがある程度中和されてるし何よりエマニュエル・ベアールがチャーミングこの上なく若き日のG・ホーンのよう、ダブル・ヒロインであるファニー・コタンソンも蠱惑的で二人を観てるだけで目の保養になる、コメディとしてのテンポも前述の変な間が引っかかるけどそこさえ目を瞑れば軽快に進む、全体的には優良可で言えば良の部類、自分としては掘り出し物を見つけた気分です。
これが今年一本目で良かった。
君待てば 小悪魔来たり 訳ワカメ
恋の花咲く 巴里の夕暮れ
※エンドクレジットの初めに主要出演者が紹介されるのだが、その最後に「そして、ドア」と紹介するのが粋ですね、全ては直ぐ風で閉まってしまうオートロックドアが原因なので確かに迷脇役でした。
R 6.3.11
DVD
前回の近況報告を読んでコメントをずっと躊躇っていました。何せ私は人一倍の心配性で臆病者、体調不良で病院検査と聞いただけで怖いのです。
遅き感もある今年1作目の鑑賞を無事に終え、お眼鏡にかなって良かったですね。フランス映画は敷居が高く跨ぐことが多いわ・た・く・し 奴
実はまだ病名確定していないのですが概ね好酸球性消化器疾患(胃腸炎、指定難病No.98)だろうとなっています、次回の診療で確定をもらい医療費負担を2割にする申請手続きをお願いしようと思っています、でも、こっちの病気は現在落ち着いていて近年になく体調も良い感じです(10kg減ったからかも、その分足の筋肉が落ちてしまったけど)
問題は持病のリウマチが進んでしまい、そこへ肝臓の数値がかなり悪いので強い鎮痛剤が使えなくなって痛みが・・・、一錠1万円(1日一錠)の薬は経済的に無理で勘弁してもらい一回五千円のエンブレムという注射で凌いでいます(一回で効力がどれくらい保つのか只今、体験中)。
紹介した映画はフランス映画だけど少しアメリカナイズされてるし、エマニュエル・べアールの為のプロモーション映画みたいな所もあるのでクセも少なく観やすい作品でした。
二枚セットのレンタルDVDシステムなので、もう一本「百円の恋」も借りてるのですが中々、腰が重くて。(汗)
ご心配お掛けして申し訳ありませんでした、一応、普通に生活できていますのでご安心ください。