予めおことわりしておきますが、僕は「ペーパー・チェイス」をコメディ化したのが「きっと、うまくいく」だなんて思っていません。
只、設定に似てる部分が多いのは事実。
こなた、インド最難関のICE工科大学、片や、何人もの大統領、司法長官を輩出してるハーバード法学院。
主人公が恋に堕ちる相手が鬼学長の娘なら、「ペーパー・チェイス」では、最難関と言われる契約法の鬼教授の娘。
どちらも主人公は、それと知らずに出会う。
理由は違うけど、即退学となりうる不法侵入シーンもあるし、
ペーパー(試験)を追うばかりの空しさを訴えてるのも似ています。
でも、似てるのは、そこまで。
「きっと、うまくいく」はコメディで、「ペーパー・チェイス」は軽めのシリアス話で雰囲気がまるで違います。
学長はちいっとばっか考えを変えたかもしれないけど、「君達の脳ミソを法律家仕様に作り変える」と宣言するキングスフィールド教授は一切変化しません。
出来は、個人的見解ですが「きっと、うまくいく」の方が遥かにいいと思っています。
(教授が生徒の顔と名前を憶えていない、というオチは使ったかな(笑))
ハーバード法学院はICEや日本と違って、1年目で勝負が決まるそうです。
ここで優秀な成績(特に難関科目)を取った者だけが次のステップへ進める、進級は一緒でも、2年目で「超エリート」と「その他」に選別され、「その他」から「超エリート」へは編入出来ない。
「ペーパー・チェイス」という映画は、その1年目を描いた作品です。
(日本も同じらしいけど、そういう所へ行ったら目の開いてる時間は全て勉強・判例調べに費やされ、映画のように「恋」なんてしてる暇は全く無いとか~ハーバード法学院の場合、授業が終わると直ぐに付設図書館、図書館の閉館はAM3:00)
只、この作品、「きっと、うまくいく」に無い面白い点が一つだけ有ります。
それは、何故か無性に勉強したくなる事。(笑)
映画を観て「何かしたくなる」というのは結構ありますが、「勉強したくなる」という珍しい経験は、この作品以外、感じた事がないです。
(「マダム・イン・ニューヨーク」も似た感覚を持つ人が居ると思いますが、僕には「ペーパー・チェイス」の方が、断然、強烈でした~「マダム~」は、そういう作品じゃないし)
※僕が「ペーパー・チェイス」を忘れられないのは、ヒロインのリンゼー・ワグナーの大ファンだったから。(笑)
「ペーパー・チェイス」(「The Paper Chase」、1973年、米)
監督・脚本 ジェームス・ブリッジス
原作 ジョン・ジェイ・オスボーン・ジュニア
撮影 ゴードン・ウィリス
音楽 ジョン・ウィリアムス
出演 ティモシー・ボトムズ
リンゼイ・ワグナー
ジョン・ハウスマン(アカデミー賞助演男優賞)
只、設定に似てる部分が多いのは事実。
こなた、インド最難関のICE工科大学、片や、何人もの大統領、司法長官を輩出してるハーバード法学院。
主人公が恋に堕ちる相手が鬼学長の娘なら、「ペーパー・チェイス」では、最難関と言われる契約法の鬼教授の娘。
どちらも主人公は、それと知らずに出会う。
理由は違うけど、即退学となりうる不法侵入シーンもあるし、
ペーパー(試験)を追うばかりの空しさを訴えてるのも似ています。
でも、似てるのは、そこまで。
「きっと、うまくいく」はコメディで、「ペーパー・チェイス」は軽めのシリアス話で雰囲気がまるで違います。
学長はちいっとばっか考えを変えたかもしれないけど、「君達の脳ミソを法律家仕様に作り変える」と宣言するキングスフィールド教授は一切変化しません。
出来は、個人的見解ですが「きっと、うまくいく」の方が遥かにいいと思っています。
(教授が生徒の顔と名前を憶えていない、というオチは使ったかな(笑))
ハーバード法学院はICEや日本と違って、1年目で勝負が決まるそうです。
ここで優秀な成績(特に難関科目)を取った者だけが次のステップへ進める、進級は一緒でも、2年目で「超エリート」と「その他」に選別され、「その他」から「超エリート」へは編入出来ない。
「ペーパー・チェイス」という映画は、その1年目を描いた作品です。
(日本も同じらしいけど、そういう所へ行ったら目の開いてる時間は全て勉強・判例調べに費やされ、映画のように「恋」なんてしてる暇は全く無いとか~ハーバード法学院の場合、授業が終わると直ぐに付設図書館、図書館の閉館はAM3:00)
只、この作品、「きっと、うまくいく」に無い面白い点が一つだけ有ります。
それは、何故か無性に勉強したくなる事。(笑)
映画を観て「何かしたくなる」というのは結構ありますが、「勉強したくなる」という珍しい経験は、この作品以外、感じた事がないです。
(「マダム・イン・ニューヨーク」も似た感覚を持つ人が居ると思いますが、僕には「ペーパー・チェイス」の方が、断然、強烈でした~「マダム~」は、そういう作品じゃないし)
※僕が「ペーパー・チェイス」を忘れられないのは、ヒロインのリンゼー・ワグナーの大ファンだったから。(笑)
「ペーパー・チェイス」(「The Paper Chase」、1973年、米)
監督・脚本 ジェームス・ブリッジス
原作 ジョン・ジェイ・オスボーン・ジュニア
撮影 ゴードン・ウィリス
音楽 ジョン・ウィリアムス
出演 ティモシー・ボトムズ
リンゼイ・ワグナー
ジョン・ハウスマン(アカデミー賞助演男優賞)
お~、確かに共通点が意外と多いですね。「ペーパーチェイス」は結構好きなのに気付きませんでした。っていうか、もうかなり前に観たので忘れかけてるだけか(笑)
>それは、何故か無性に勉強したくなる事。(笑)
あはは、なんだか焦りを感じますよね。自分は必死になって勉強したことがあったのか?とか考えてしまって。
受験生に見せればやる気がでるかも(笑)
>僕が「ペーパー・チェイス」を忘れられないのは、ヒロインのリンゼー・ワグナーの大ファンだったから。(笑)
リンゼー・ワグナーさんは眼差しに雰囲気があっていいですよね!
鉦鼓亭さんのように彼女の大ファンで「ペーパー・チェイス」への思い入れが強い方は多そうです。
コメントありがとうございます
確かに共通点が意外と多いですね
>ピアが学長の娘と解った時、「それって「ペーパー・チェイス」じゃね」(笑)
受験生に見せればやる気がでるかも
>皆さん、そう思うだけで、長続きしないようですよ。(爆)
でも、いろんな映画観てきたけど、この作品くらい勉強したくなる作品は無かったです。
リンゼー・ワグナー
>宵乃さんは御存じないようですが、「チャーリーズ・エンジェル」は知ってらっしゃるんじゃないかと。
その初代「チャーリーズ・エンジェル」と人気を二分したのがワグナー主演のTVドラマ「バイオ二ック・ジェミー」(加速装置付きの003と思って下さい)
「チャーリーズ・エンジェル」のファラ・フォーセット(・メジャーズ)と「バイオ二ック・ジェミー」のリンゼー・ワグナー、
マリリン・モンロー(肉体派)対グレース・ケリー(知性派)といいますか(笑)、くっきりファンが分かれてて、今でも両派は犬猿の仲みたい。(笑)
僕はTVで大人気になる前、映画女優時代のリンゼーが大好きでした。
(日本公開作は「ふたり」と「ペーパー・チェイス」しか無かったけど、映画ファンの間では、既にかなりの人気があったんですよ)
余りTVは見ないのですが、明日、調べてみます。
写真見ると、上手に歳を召されたようですが、
やはり、「思い出」に閉まっておいた方が無難かもしれません。(汗)
そういえば、この映画は3時間近くもあったのですねぇ。^^
インド映画を採り上げる映画館が少ないですが、この作品は閉館した系列のシネコンでやってました。
近くのシネコンが閉館して残念ですが、閉館時に映写室を見学させてもうえました。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/c49d64f9ce4e5409010d547392c1f168
近隣の系列シネコンよりはるかに設備が優っていただけに、もったいない映画館でした。
コメントありがとうございます!
この映画は3時間近くもあったのですねぇ。^^
>インド映画で3時間は通常運転。(笑)
「ダンガル」も日本公開版はインターナショナル仕様で20分カットされてるし、「バーフバリ 王の凱旋」も短縮版で公開されました。(「バーフバリ」は近いうちに完全版が来るとか)
近隣の系列シネコンよりはるかに設備が優っていただけに
>それは残念でしたね、お気に入りの映画館だと尚更だと思います。
僕が若い時、足繁く通った名画座も今、残ってるのは3館、一番好きだった映画館も30年前に無くなってしまいました。