「カサブランカ」(1942年・米) 監督マイケル・カーティス 出演ハンフリ
ー・ボガート、イングリりット・バーグマン、クロード・レインズ
えぇ、今回はちょっと自分の「お宝」紹介(今では、「お宝」でも何でもない
んでしょうが、当時は、こういうの無かったんです)。
「カサブランカ」は、もう、数えきれない人たちが説明しきってる作品です
し、今更、「here's looking at you,kid」が、どうたらと書くのも・・・、ねぇ。
そんな訳で、僕が今から30年以上前に洋書屋で買って大切にしてる本、
Pan books Ltdから1974年に刊行された「The Film Classics Library
CASABLANCA」を紹介しようと思います。
この本は、フィルムから落とした?画像1,500枚を使って作ったもので、
写真の下に全ての台詞が(原語で)付いています、ページ数は256ページ。
「おまけ」としてI・バーグマンへのインタビュー記事が4ページあります。
まぁ、インタビューは英語赤点の常連組なので頭が痛くなるだけなんです
けどね。
画質は使いすぎたフィルムから落とした為か、決してクリアなものではな
く、酷いのになると光と影が滲みまくりボヤケまくりで、辛うじて誰が映って
るのか解るというモノも多数あります。
でも、まだDVDなど「この世」に無く、ビデオデッキが漸く出回り始めたあ
の頃には、この本、僕にとって本当に貴重なものでした。
どこの名画座にも掛かっていない時、自分の部屋で寝っ転がりながら、
この本を最初から最後まで見ていくと何となく「カサブランカ」1本観た気に
させてくれるのですから。
「君の瞳に乾杯!」の正体が「here's looking at you,kid」だって知ったのも、
この本のお陰でした。
ilsa:Where is Rick?~
Sam:Leave him alone.You`re bad luck to him. まで
(P92~P93)
「ラインの守り」VS「ラ・マルセイエーズ」
「♪Marchons,marchons!♪」の手前まで
(P182~P183)
左上、最初の写真が有名な
Rick:We`ll always have a Paris.We didn`t have it, we`d lost it unitil you came to
Casablanca. We got it back last night.
右ページ、最初の写真の台詞は、ボギーが言う最後の、
Rick:Now,now.Here`s looking at you,kid.
(P236~P237)
「カサブランカ」のI・バーグマンを見た時の衝撃。
映画を見始めて3年目、「白い恐怖」は既に見ていたというのに・・・。
僕の中では、今でも銀幕の美女BEST3の一人です。
ちなみに、他のお二方は、グレース・ケリーとオードリー・ヘプバーン。
※「The Film Classics Library」シリーズには、他に「マルタの鷹」、
「サイコ」などが有るようです。
※「As Time Goes By」の訳が、いつの間にか「時の過ぎゆくままに」になって
いた。(笑)
約40年前までは通称「時の行くまま」或いは「時の経つまま」でした、僕
は1984年を最後に映画歴が30年以上途絶えるんですが、久し振りに
復活してみたら「時の過ぎ行くままに」になっていた・・・。
歌詞の内容を考えてみれば「時の行くまま」の方がしっくりすると思うんだ
けど、沢田研二&阿久悠が偉大だったという事でしょうか。
わたしの家はビデオデッキを買うのがものすごく遅かったし、お小遣いも少なかったので、映画に限らず好きなのに観られない、買えないものは、雑誌の紹介など何度も見て想像してました。
そのおかげか、今では実際に手に入れるより、思いを馳せている時間の方が好きになってしまったり(笑)
あの名台詞のもとは「here's looking at you,kid」なんですね。「キミを見つめる事に乾杯、お嬢さん」ってところでしょうか?
そう考えると、ホント腕の立つ翻訳家だったんだなぁと思います。
僕は東映任侠モノが鳥肌立つくらい嫌い。
でも、不倫モノが駄目という事は、僕が勝手に‘70年代№1コメディと思ってる「ウィークエンド・ラブ」はイカンですね、これ、完全な不倫コメディ。
いつか、DVD出たら、宵乃さんの感想を聞きたかったんですが・・・。(笑)
「キミを見つめる事に乾杯、お嬢さん」>正解だと思います。
「君の瞳に乾杯!」だからCheers!が絶対入ってると思って台詞を探したんですよ。
だけど、全然、無い!
この辺りの台詞なんだけど、って何度も同じページを行ったり来たり。
「here's looking at you,kid」以外に答えは無いと解った時は 本当に吃驚しました。(笑)
これを「君の瞳に乾杯!」と訳した人に、僕は勲章をあげたいです。
日本で「カサブランカ」が語られる時は、全て「君の瞳に乾杯!」が基本になってるんですから。
本国より有名な台詞になってしまいました。
思いを馳せている時間の方が好きに>それ、ありますよね!
例えば旅行なんか、あーだ、こーだプラン考えてる時の方がたのしくて、いざ、当日になったら、「出掛けるの億劫・・・」みたいな。
※誤解のないように一言、申し添えます。
僕は21年間、結婚生活が続いてますが、一度も女房を裏切った事のない、堅物or臆病者です。(笑)
ご訪問、ありがとうございます!
相互リンク>こちらこそ、ありがとうございます。
早速、貼らせて頂きました。
今日、いろいろ覗かせてもらいました。
僕より、余程、古い映画に詳しいですよ。(汗)
これからも宜しくお願い致します。
競馬は、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラス、クライムカイザーが覇を競ってた時、一番、熱が有りました。
好きだった馬はトウショウボーイ、シービークイン、二頭の産駒であるミスターシービーが引退した時、僕も競馬の世界から足を洗いました。
(というか、負けると生活に直結するようになったので)
そんな訳で、今は、まったく解からないです。