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セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

それは誤解

2018-07-02 23:26:44 | 雑記
 ハンガリー映画「心と体と」
 女性の感想で「オッサンの願望を映画にしたみたい」と言うのが多かった。(笑)
 オッサンって穢れてるのかな、そんな綺麗なもんじゃないのは確かだけど、女性ばかりがキレイな訳でも・・・。(苦笑)
 僕はこの作品を、「心の障がいの為、遅れてしまったマーリアのピュアな初恋物語」と捉えていて、そこに共感したので、女性陣の感想はかなりの心外と感じています、オッサンだって貴女たちと同じように、青い頃のピュアな気持ちを僅かながらも持ち続けてる生き物なんですよ。
 僕の中に、ほんの僅かに残ってるピュアなものが共振したんです。


 「霧に走る」 作詞・作曲 中島みゆき

 次のシグナル 右に折れたら
 あの暗い窓が 私の部屋
 寄っていってと もう何度も
 心の中では 話しかけてる

 けれど車は 走りつづける
 あなたは ラジオに気をとられる
 せめて ブルーに変わらないでと
 願う シグナルはなんて意地悪

 ああ 外はなんて 深い霧 車の中にまで
 いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに

 とりとめもない 冗談になら
 あなたはいつでも うなづくのに
 やっと言葉を 愛にかえれば
 あなたの心は 急に霧もよう

 今夜となりに すわってるのは
 小石か猫だと 思ってるの
 指をのばせば あなたの指に
 ふれると なんだか 嫌われそうで

 ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで
 いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに

 ああ 外はなんて深い霧 車の中にまで
 いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに
 
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4 コメント

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Unknown (きみやす)
2015-01-13 19:21:28
鉦鼓亭さん こんばんは

>有名エコー希望、とか~これは30年前のANNを聞いてなきゃチンプンカンプン(笑))

見事に脳内再生されて、
声にだして笑ってしまいました。

やはり。“車の中にまで”の
(相手の気持ちが)見えなくなる。
(自分の気持ちが)行き場をなくす。
だからこその
“いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに”
が胸に沁みますよね。

『イントレランス』の記事にコメントするつもりだったのですが申し訳ありません。(また、後日コメントします)
返信する
Unknown (鉦鼓亭)
2015-01-13 23:29:41
 きみやすさん、いらっしゃいませ!
 コメントありがとうございます

 今夜となりに すわってるのは
 小石か猫だと 思ってるの
>似た経験を何度かしてるもんで。(笑)
静かにストリングスを利かせた曲調、2番で2回入る女声コーラス、メロディも好きなのですが、
何時からか、この曲を聴いてると涙がポロリなんです。
(別に、似た経験をしたというのが理由ではなく、ひとりぼっちの寂しさみたいのを感じてしまうのです)

やはり。“車の中にまで”の
(相手の気持ちが)見えなくなる。
(自分の気持ちが)行き場をなくす。
だからこその
“いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに”
が胸に沁みますよね。
>実際に車中に霧が流れ込んでる訳じゃないんですよね、
この女性の心象風景、
「こわれてしまえばいいのに」は、みゆきさん得意の反語なんだと思います。
こんな、儚い関係なんて、一気に壊してしまいたい、
と、どこかで思ってみても、
やっぱり、「見つけて欲しい」と願わずにいられない。
この微妙な不安定さが、みゆきさんらしくて好きです。

有名エコー希望>手上げてくれる人が居て、嬉しい。(笑)
「ひとり上手」、「大っきらいだ~!」、「家族の肖像」、「めんねの日記」に「替え歌」、いろんなコーナーが充実してて、深夜、何回吹き出したことか。
現在も「オールナイト・ニッポン 月イチ」で、月1回、深夜3時~5時まででやってますよ。
テンション変わりませんね、只、各コーナーが昔ほど充実してない気がするせいか、昔程、吹き出す事はないです。
12月の投書では、看護師さん(女性)が大晦日の勤務が決まったとかで、
「みゆきさん、大晦日、一緒に勤労の歓びを噛み締めましょう」
が、個人的に一番ウケました。
え?3時から聞いてるの??
今はyoutubeって便利なものがありまして。(汗)

ここの所、毎日のように紅白の「麦の唄」を聞いております。
(リアルタイムでは何かやらかしそうで聞けなかった(笑))
返信する
まぁ、きみやすさんが居る! (しずく)
2018-10-08 17:42:03
再びブログを再開されたのかと久しぶりに覗きましたが、更新されていずに残念。
でも、久しぶりにお名前を拝見してとてもとても嬉しいです!

>心の障がいの為、遅れてしまったマーリアのピュアな初恋物語

何となく想像できます。「勝手にふるえてろ」に相通ずるものがあるでしょう。
辛い評価になったけど、ヨシカが「勝手にふるえてろ!」と、今までの臆病だった自分に訣別するラストは好きでした。もう少し丁寧に描かれていたらすんなり受け止められたのに。


返信する
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2018-10-08 22:58:14
 しずくさん、こんばんは
 コメントありがとうございます!

きみやすさん
>この記事、昔の記事(みゆきさん)に付け足したので、きみやすさんの当時のコメントも一緒だったのです。(汗)
僕も、きみやすさんの復帰を待ち望んでいますよ。

「心と体と」
>まだソフト化の予定は無いようです、ハンガリー映画という馴染みの薄い作品だから、もしかしたらダメかも。
去年の僕の一番「タレンタイム 優しい歌」も世間的には凄く評価高いのですが、マレーシア映画だからかDVD化は絶望って感じなんで、「今年もか」と・・・。
(「心と体と」)ダークブルーを基調とした透明感のある画調の作品だけど、工場が舞台なので本物の牛が殺され解体されていく克明なシーンがあり、血が駄目な人は貧血を起こすかもしれません。
僕は非常に良い作品と思ってますが、個性的な作品でもあるので好き嫌いが分かれると思います。

「勝手に~」
>今年中ですが観てみる積りになりました。
「スリー・ビルボード」も憶えておきます。
僕の方は7月末の「光をくれた人」以降、これと言った作品に出会ってません。
「光をくれた人」も、「ブルックリン」に似た所があり(身勝手、「光~」は重大な犯罪でもある)、あの作品が合わなかったしずくさんには薦めづらい気がしてしまいます。
人は善悪で割り切れない、状況に流され易い弱い生き物、その迷いを上手く描いていたと僕は思ってるのですが。
返信する

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