「激しい季節」(「Estate violenta」1959年・伊)
監督 バレリオ・ズルリーニ
脚本 バレリオ・ズルリーニ スーゾ・チェッキ・ダミーゴ
ジョルジオ・ブロスベリ
撮影 ティノ・サントーニ
音楽 マリオ・ナンシ・ベーレ
出演 エレオノラ・ロッシ=ドラーゴ
ジャン=ルイ・トランティニアン
ジャクリーヌ・ササール
第二次世界大戦、敗色濃いイタリアでファシスト党の青年と夫が戦死した
ばかりの未亡人が恋に落ちる。
映画雑誌「ロードショー」を初めて買ったのは、ちょうど40年前。
その号の特集に「この人の思い出の1本」というのが有りまして、或る人が
この作品を挙げていました。
曰く、「エレオノラ・ロッシ=ドラーゴの色香が堪らない」と。
翌年、渋谷でホール上映が有るのを目敏く見付けて・・・。
結果は???(笑)
ジャクリーヌ・ササールの方が、可愛い!(今観ると、ちょっと内藤洋子に
似てる)
そんな記憶の作品を再見してみました。
感想は、「子供にゃ無理だ」(笑)
この作品、物語は通俗メロドラマの域を出ていないし、演出も、それほど
秀でていると思えない。
それでも、この作品が残ったのは、ひとえにドラーゴの「大人の色香」、こ
の一点。
これは、ひたすらドラーゴに見惚れる映画でしょう。
(アヌーク・エメに清潔なエロを足した感じ?ホント、清楚なのに官能的で
堪らなくイイ女~笑)
18のアンチャンじゃ、この色香の本当の所なんて理解出来ないのが普通
で(解かったら、殆んど病気)、理解出来なければ、この作品、まるで面白く
ない。
そんな映画だと思います。
演出で一番良かったのは、停電の中、皆でダンスを踊るシーン。
トランティニアンを巡ってササールとドラーゴが「鞘当て」する場面。
雰囲気が、どんどん濃厚になっていって、抜き差しならなくなっていく感覚
が素晴らしい。
ちょっと、ジョシュア・ローガンの「ピクニック」(1955年)を彷彿させる所
がありました。
(アメリカと違って、ヨーロッパの方が雰囲気がありますね~笑)
後、終盤、突然の空襲で二人の「目が覚める」シーンからラストへの流れ
が、中々、切なくて、その辺りも良かったです。
youtube「激しい季節」より、この映画の白眉とも言えるダンス・シーン。
何で白いカーディガン1枚脱ぐだけで、こんなにエロティックなんだろう。
(曲は「Temptation」から、この映画のテーマ曲「Estate Violenta」)
本物の大人の色香に触れてみたい方、専用。(熟女嫌いな方はJ・ササ
ールを)
http://www.youtube.com/watch?v=ddXe38FInDY
上記のロングバージョン、照明弾は対岸の街を攻撃する連合軍によるもの。
https://www.youtube.com/watch?v=7KJT5vL3uJM
※現在の表記は「ドラゴ」のようですが、昔は「ドラーゴ」と表記されてました
(今、キネ旬の俳優事典を調べたら、やはりドラーゴ)、今回は憶えた名
前で書きました。
※音楽の一節が、少し前にUPした「ブーべの恋人」のフレーズと酷似して
ました、どっちが先かと思ったら、こちらが先。
監督 バレリオ・ズルリーニ
脚本 バレリオ・ズルリーニ スーゾ・チェッキ・ダミーゴ
ジョルジオ・ブロスベリ
撮影 ティノ・サントーニ
音楽 マリオ・ナンシ・ベーレ
出演 エレオノラ・ロッシ=ドラーゴ
ジャン=ルイ・トランティニアン
ジャクリーヌ・ササール
第二次世界大戦、敗色濃いイタリアでファシスト党の青年と夫が戦死した
ばかりの未亡人が恋に落ちる。
映画雑誌「ロードショー」を初めて買ったのは、ちょうど40年前。
その号の特集に「この人の思い出の1本」というのが有りまして、或る人が
この作品を挙げていました。
曰く、「エレオノラ・ロッシ=ドラーゴの色香が堪らない」と。
翌年、渋谷でホール上映が有るのを目敏く見付けて・・・。
結果は???(笑)
ジャクリーヌ・ササールの方が、可愛い!(今観ると、ちょっと内藤洋子に
似てる)
そんな記憶の作品を再見してみました。
感想は、「子供にゃ無理だ」(笑)
この作品、物語は通俗メロドラマの域を出ていないし、演出も、それほど
秀でていると思えない。
それでも、この作品が残ったのは、ひとえにドラーゴの「大人の色香」、こ
の一点。
これは、ひたすらドラーゴに見惚れる映画でしょう。
(アヌーク・エメに清潔なエロを足した感じ?ホント、清楚なのに官能的で
堪らなくイイ女~笑)
18のアンチャンじゃ、この色香の本当の所なんて理解出来ないのが普通
で(解かったら、殆んど病気)、理解出来なければ、この作品、まるで面白く
ない。
そんな映画だと思います。
演出で一番良かったのは、停電の中、皆でダンスを踊るシーン。
トランティニアンを巡ってササールとドラーゴが「鞘当て」する場面。
雰囲気が、どんどん濃厚になっていって、抜き差しならなくなっていく感覚
が素晴らしい。
ちょっと、ジョシュア・ローガンの「ピクニック」(1955年)を彷彿させる所
がありました。
(アメリカと違って、ヨーロッパの方が雰囲気がありますね~笑)
後、終盤、突然の空襲で二人の「目が覚める」シーンからラストへの流れ
が、中々、切なくて、その辺りも良かったです。
youtube「激しい季節」より、この映画の白眉とも言えるダンス・シーン。
何で白いカーディガン1枚脱ぐだけで、こんなにエロティックなんだろう。
(曲は「Temptation」から、この映画のテーマ曲「Estate Violenta」)
本物の大人の色香に触れてみたい方、専用。(熟女嫌いな方はJ・ササ
ールを)
http://www.youtube.com/watch?v=ddXe38FInDY
上記のロングバージョン、照明弾は対岸の街を攻撃する連合軍によるもの。
https://www.youtube.com/watch?v=7KJT5vL3uJM
※現在の表記は「ドラゴ」のようですが、昔は「ドラーゴ」と表記されてました
(今、キネ旬の俳優事典を調べたら、やはりドラーゴ)、今回は憶えた名
前で書きました。
※音楽の一節が、少し前にUPした「ブーべの恋人」のフレーズと酷似して
ました、どっちが先かと思ったら、こちらが先。