夢*想*花

人生○○年!!今までは家族のために頑張った。
これからは、自分のために楽しい、好き、糧になるを目標に過ごしたい。

* いっしん虎徹 *

2013-10-14 21:33:00 | 読書
山本兼一さんの「いっしん虎徹」を読みました。
前に「利休にたずねよ」を読んで、面白かったので読んでみました。

伝説の名刀・虎徹が蘇る! 一振りの刀に命をかけた刀鍛冶の波乱と葛藤の一代記

越前で名を上げていた甲冑鍛冶・長曽祢興里(後の虎徹)には、壮大な夢が有った。
自らが鍛え上げた当代随一の兜を一刀のもとに叩き切る刀を鍛えるー。
興里は、己を超えるべく、重病の妻を伴い江戸に出た。
鉄と共に生きた伝説の刀鍛冶・虎徹の情熱と創意工夫が蘇る。(帯封の内容紹介より)


砂鉄から鉄を作る。(この鉄づくりの段階も、結構面白く色々勉強になりました。)
その鉄を熱して叩いて、冷やして熱して叩いての行程を繰り返し、自分の気に入る刀を精魂こめて作り上げる。

徳川家光~家綱の時代。時の老中酒井雅楽頭と稲葉正則の権力争い。
その時代の中で、翻弄される刀匠達。
揺るぎの無い強固な意志で、ただ、鉄を打って刀を作ることに、生涯を掛ける虎徹の精神力。
400ページと長い作品ですが、一気に読み上げました。とにかく、面白い小説でした。

興味のある方は読んでみて下さい。
確か、「新撰組の近藤勇」の刀が、虎徹だったと思います。
コメント
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