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期末・勤勉手当は2009年6月にどれくらい下がったのか
国立大学職員日記
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2009-07-02 23:00:25
■はじめに
100年に一度と言われる今回の不況。知ってのとおり人事院もこの動きを見越して2009年5月に臨時勧告を出しました。曰く、2009年6月のボーナス(期末・勤勉手当)は0.2ヶ月分を削減。基本給が19万円くらいの自分にすると3.8万円分低くなる訳です。定額給付金を2回もらっても補えない削減分…。国立大学事務職員が不況をその肌で感じた貴重な瞬間かもしれません。
しかし削減されてしまったものは仕方ありません。気を取り直して進みましょう。
人事院勧告が0.2ヶ月分の削減を勧告しましたが、それは一体どのような形で我々末端の国立大学事務職員のボーナスを削るのでしょうか?今回は図表を中心にして期末・勤勉手当の簡単な仕組みと2009年6月に取られた措置、それに自分が受けたここ数年のボーナスの額の変動をまとめて見たいと思います。
■期末・勤勉手当の仕組み
期末・勤勉手当については過去の
このエントリー
で書きましたが、今から読み返してみるといかにもお粗末な感じ。そこで今回は役職加算などの部分も含めて期末・勤勉手当の全体像を描いて見ました。まずは下の図をご覧下さい。
一般の事務職員であればこの図表が期末・勤勉手当の全体像を示しています。都市部で働く国立大学事務職員さんであれば地域手当が算定の基礎となる部分に反映されるかと思いますし、ご家族のいる職員さんも勤勉手当の方で扶養手当が算定の基礎となる部分に反映されている訳です。
勤勉手当では6月と12月で違いはありませんが、期末手当では12月は6月に比べて0.2ヶ月分多く支給されることになります。このことはこの後下にしめすグラフにもはっきりと現れており、12月の手取り額は必ず6月よりも多くなっているのが分かるかと思います。
ちなみにこの図表で示したものはあくまで2008年度末の状態のものです。今回のように引き下げの勧告などがなされるとその調整が行われます。では上の図表の一体どの部分が変わるのでしょうか。変更部分を朱書きした下のグラフをご覧下さい。
このように、支給目安に変更があった場合は勤勉手当であれば「成績率」、期末手当であれば「支給割合」部分が変更されます。今回では期末手当で0.15ヶ月分、勤勉手当で0.05ヶ月分、併せて0.2ヶ月分がキッチリと削減されています。期末手当の12月分に関してはまだ通知文が来ていないので朱書きを加えていませんが、恐らくここも今年度は0.2ヶ月分から0.25ヶ月分の削減となるのでしょう。
■過去の動向から見てみる
簡単ではありましたが、今回のボーナスが昨年度に比較して0.2ヶ月分削減されたことがお分かりいただけたと思います。では具体的にはどのくらいの金額が削減されたのか。またこれまでもらってきたボーナスに比べてどうなのか。過去5回分のデータを元に、いかに今回のボーナスが「低い」ものであるかを図表で表して見たのが下の図です。
2006年6月は就職して最初のボーナスのため、期間率が1.0に満たなく、額が少ないので除外しました。その上で手取り金額を四捨五入して数字を書き入れてみたのですが、結論から言って今回のボーナスはこれまでもらってきたものの中で最も低い額面であることがハッキリした訳です。
率直な感想として、これまで年を跨ぐ毎に基本給があがり、ボーナスも6月と12月で差はあるものの基本的に右肩あがりで給料をもらってきた身分としては「給料が前に比べて下がることなんてあるのか!」とちょっと贅沢な驚きを隠せませんでした。民間では当たり前の感覚なのかもしれません。そういう意味では今回の引き下げと、それをいち早く察して臨時勧告を出した人事院の措置は割合妥当なものだったのかなと思います。特に人事院の臨時勧告が無い場合は12月のボーナスで年間支給割合の調整をすることになったと思うので、最初は「出すものを減らす時だけいち早く行動しやがって」と皮肉っていた臨時勧告も痛みを二等分して与えると言う意味では国立大学事務職員にとって恩恵的とさえ言える措置だったと今では思っています。
■終わりに
額面こそ低くなってしまった今回のボーナスですが、内需拡大のためには使ってこそなんぼです。貯金する分はキチンと貯金した上で、日ごろ欲しがっていたものでも買って仕事の鬱憤を晴らすと同時に民間分野に金を落とすのが、税金から給料をもらう身分の人間の務めかと思います。最近は景気の悪化も底を打った感じが出てきたので、来年度の人事院勧告は案外上方修正となるかも知れません。そんな淡い期待を抱いて、とりあえず欲しいものリストの中から今回のボーナスで買うものを選んで行こうと意気込む今日この頃です。
※追記:図表において「期末手当」と「勤勉手当」の表示が逆になっていました。正しくは「支給割合」があるほうが「期末手当」で、「成績率」があるほうが「勤勉手当」です。いつか時期を見て修正しようと思いますので、それまでの間は混同しないようにご注意ください。
※平成22年12月5日追記
期末手当と勤勉手当についてまとめなおしましたので、こちらもご覧ください。
→
期末手当と勤勉手当について
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国立大学職員外伝020
平成25年4月から更新していないにも関わらず、同年12月時点でもアクセスいただいている方が結構いて、非常に申し訳ない限りです。
ちなみに更新をせずに何をしているかというと、英語の勉強をしています。
当初は日本語を話せない外国人招へい研究者の手助けにでもなれば、という程度だったのですが、勉強し始めてみると意外に業務上で役立つことが多く、少し形になるまで頑張ってみようと途中から本腰を入れ始めました。
このブログにはいつかまた(あるいはたまに)戻ってこようと思っておりますので、それまで気長にお待ちいただけましたら幸いです。
(平成25年冬至 記)
国立大学職員外伝019
いつの頃からか観光客と一緒に観光地を撮影するのが旅先での定番になりました。
元々は被写体に人物が欲しい際の苦肉の策だったのですが、妙に旅風情を残す画像が多く、そのうち意識して撮影するようになったものです。
肖像権に配慮して全員遠目の後姿なのが玉にきずですが、考えてみれば普段の自分の人間関係も大体そんな感じなので、まぁいいかなと思っています。
国立大学職員外伝018
バイクを運転していると昔よく聴いた曲がなぜか勝手に頭に浮かんできます。
ただあまりに久々なので歌詞がよく思い出せず、とりあえず後で聴きなおそうと思うのですが帰宅すると今度は何の曲だったかが思い出せません。
国立大学職員外伝017
自分はよく昼寝をします。
出勤日も昼休みは寝ますし、休日も午前中に2時間は寝ますし、ツーリング先でも眠くなったら道路脇の駐車帯にバイクを停めてそのまま寝てしまいます。
傍からはやたら寝るのが好きな人間に見えるかも知れませんが、実際は眠いときに動くと非効率的なので生産性を上げるために寝てるだけです。
決して寝ることが大好きとかそういう訳ではありません。
夜も毎日8時間くらい寝てますが、寝ることが大好きとかそういう訳ではないんです。
国立大学職員外伝016
ここ数年、旅先で見かけた野の花を撮影し、帰宅後にその名称を調べたりしています。
我ながら「親父臭いことしてるなぁ」とは思うのですが、これが思いのほか楽しくてやめられません。
この分だと庭に盆栽を並べだすのもさほど遠い未来ではないと思います。
国立大学職員外伝015
徒歩通勤をしているので、毎日最低7kmは歩きます。
この間「頑張れば1日20kmくらい歩けるんじゃないだろうか?」と思ったので休日に挑戦してみました。
普通に歩けました。
次は40km歩いてみます。
国立大学職員外伝013
何だかんだ言って自炊してます。しかしレパートリーがさっぱり増えず、気に入ったメニューを美味しくすることだけに専念しがちです。
こういうやり方じゃいまいち料理の腕も上がらない気がするのですが、とりあえず好物の餃子はとても美味しく作れるようになったので「まぁいいか」と思って餃子ばっかり食べています。
国立大学職員外伝011
相変わらず就寝前にホットミルクを飲み続けています。この前計算してみたら1年間で120Lの牛乳を飲んでいることが判明しました(1人で)。
ちなみにりんごは360個、ヨーグルトは28kg、納豆は22kgでした。多分、青魚も100匹くらい食べてます。
健康うんぬん以前に、こんなに毎日同じものばかり食べていて大丈夫だろうかと、たまに心配になったりします。
国立大学職員外伝010
一人暮らしも5年目になるとかなり自由気ままです。
休日の朝にふとコロッケが食べたくなったので午前中に本屋で料理の本を買って午後にホームセンターで揚げ物用の鍋を買って夕方に調理して夜に一人舌鼓を打つとか、そのくらい自由気ままです。
国立大学職員外伝005
デジカメの画像フォルダを見直してみるとたまに「あれ、こんなのあったんだ」という画像に出会います。上の画像はそんな中の一枚。動物を撮るのが苦手な割には上手に撮れてるつもりです。