
韓国とフランスの共同制作映画、「冬の小鳥」を観てきました。
1970年代の韓国を舞台に、父親に捨てられ孤児となった9歳の少女ジニの物語です。
ジニはカトリックの児童養護施設に旅行気分で父とやってきたのですが、父はそのままそっと帰ってしまいます。
そこは、海外への養子縁組が多く行なわれている施設だったのです。
そのことを知らないジニは、周りにも心を開かず、養父母候補の外国人たちにも反発し、ひたすら父が迎えに来るのを信じて、待ち続けます。
しかし、やがて父とは連絡が取れなくなっていた現実を知ります。
反発、やり場の無い怒り、絶望・・・。 その果てにジニがみずから選んだ道は・・・。
ジニの凛々しい、美しい心に打たれ、最後は涙が止まりませんでした。
神保町、岩波ホールで上映中(12月3日まで)。
http://www.fuyunokotori.com/trailler/trailler.html