
わが家の菜園には今年も ‘行灯’ が登場した。
先日植えたばかりのトマト、ナスなどの苗を、強い風と時折おそってくる寒さから守るための行灯型の覆いである。
空(から)の肥料袋を利用。
行灯の畝は、上の写真の手前左側と、奥にもう一畝ある。
ちょっと中をのぞいて見よう。
これはトマトの苗。花が咲き始めている。
これはナスの苗。
これも花が咲き始めていて、花も葉脈も、もうナス色(紫)をしている。
行灯のなかには、トマトとナスのほかにキュウリの苗も入っている。
この日のわたしの作業は、タケノコイモの畝(上の写真右側、黒いマルチを貼っているところ)の左わきの土の ‘耕し’ であった。
耕しといっても深く掘り起こすわけでなく、土に鶏糞と自家製のボカシ肥料を入れ、土全体をよくかき混ぜる作業。
この土は、ここに何かを植えるためでなく、となりの畝のタケノコイモの「土寄せ」用に使う。
土寄せとは野菜が生長していく段階で、黒いマルチをはがしてから、その株元(根もと部分)に、準備しておいた土を少しずつかけて、盛っていくことをいう。
今回わたしは、土寄せ用の土の準備をしてきたというわけだ。
肥料をまぜた土寄せ用の土は、置いておくとしだいに発酵し、熟成していく。その熟成した土を、収穫までのあいだ何回かに分けて畝に盛っていくのだ。
土寄せとは肥料を直接いっぺんにほどこすのでなく、時間をかけて土壌熟成を図りつつ肥料効果を高めていく方法だ。菜園作業の一つの「技」である。
タケノコイモはもう5~10センチに伸びている。
これは寒冷紗の覆い(寒さと虫除け)をはずしてみたインゲン(手前)と枝豆(奥)。順調に育っている。
これはグリンピース。
莢(さや)の数が増え、一つ一つがずいぶん大きくなってきた。
もう食べることができそうなものもあったので、少し摘んできた。
さっそくグリンピースご飯に。
昆布を入れてご飯を炊き、バターで香り付けをしている。
タケノコご飯に栗ご飯、それにこのグリンピースご飯が、「わが家の三大炊き込みご飯」である。(松茸ご飯がなぜか入っていないなあ)