興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

サッポロビール園ケッセルホール

2022-06-26 | 美酒・美味探訪

先週木金と、所用のため北海道に行ってきた。

北海道に梅雨はないはずなのに、二日間ともあいにくの雨。二日目は強い風も。

なんと ‘当たり’ のよいことか、これは吉兆である、と思い直し、二日目は札幌卸売場外市場とサッポロビール園へ。

 

 

 

   

サッポロビール園ケッセルホール。

ケッセルとはビールの仕込み釜のこと。
上の写真に見える巨大なケッセルと高い天井、広々としたホールスペースが、特有なビアホールの雰囲気を醸し出していた。

 

 

 

   

出来たてのビールにジンギスカン。たいへん美味しかった。

 

 

 

   

ところで、建物の中には、「黙食にご協力ください」の貼り紙が、あちこちにあった。

一人で来ているときは別にして、こういうところでの「黙食」はかなり難しい。

前日、新千歳空港で空港バスの乗り口に、「黙乗」の文字を見つけた。
「黙食」はすでにあちこちで見かけていたが、黙乗は昨年福島の温泉施設で見た「黙浴」とともに初めて見た言葉だ。

このたびのコロナは、さまざまな新語も生み出した。これらの言葉が一般語として定着する前に、新型コロナだの変異株だのオミクロンだのには、一日も早く退場してもらいたい。

 

 

 

   

夕方6時過ぎに、雨の新千歳空港を飛び立った飛行機は、しばらくして厚い雲の上に抜け出した。

上の写真は、仙台上空あたりで撮った夕日のあたった左主翼先端。えも言われれぬ美しさである。

やがて日が暮れて、飛行機の行先には、猛暑日の東京が待っていた。


夏野菜と新語適応力

2022-06-21 | 菜園の四季

わが家の菜園からの夏野菜の収穫が本格化してきました。

上の写真はきのうの収穫分。下からインゲン、ナス、キュウリ、エダマメ。

ナスとキュウリはこれからもどんどん穫れ、もうすぐトマト、オクラがつづきます。

 

 

 

 

  

インゲンの豚肉巻き、クリームチーズ入り。ナスの炒め。

エダマメとともに、ビールによく合います。

ところで、料理と酒、料理とソースなどの組み合わせが、「よく合っている」ことを、昨今「マリアージュ」というようですね。

わたしの大好きなテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」で、吉田類さんまで先日使っていました。

吉田さんはわたしとはそう違わないお歳のようですが、新語適応力はわたしよりはるかに上ですね。

新語適応力といえば、最近分からないのは、野球の「フォーシーム」と「ツーシーム」(ピッチャーの投げる球種)
ネットで調べてもよく分かりません。

大谷祥平ファンのわたしは、LAエンジェルスの野球中継をときどき見ます。
「ここはフォーシームを投げる場面だ」などと解説者に言われても、まったく意味不明。

「フォーシーム」「ツーシーム」の球筋(たますじ)の性格だけでなく、その試合の流れや状況における ‘戦略的な使い方’ まで理解できないと、ほんとうは分からないのでしょう。

何回か中継を見ていれば、そのうち分かってくるか。


ハサミがこわれた

2022-06-16 | My Favorite Things

長年書斎で使っていたハサミが、こわれてしまった。

持ち手(取っ手)の、指を入れる部分の赤いプラスチックが割れてしまったのだ。

もう30年ほども使っているハサミだ。あちこちにガタがきている持ち主(わたし)に似て、経年劣化をしていたのであろう。

それに刃先に粘着性のベタベタがくっついてしまって(写真)、ずっと刃が動かしにくかった。
指に余計な力が加わったのも、破損を早めた要因かもしれない。

粘着性のベタベタは、ボンドが生(なま)乾きの段ボールを、無理矢理切ったりしたからだと思う。

ともあれこんな風にこわれると、ハサミはまったく使い物になりませんね。とくに開くことができない。
初めて知りました。

 

 

 

   

強力瞬間接着剤でくっつけてみた。なんとか使えそうである。

今は接着剤の進歩もすごいなあ。(いつまでもつか)



 

 

 

   

先日、近くのホームセンターの文房具売り場で、新しいハサミをつい買ってしまった。
せっかく前のを修理したばかりだというのに。

刃先がカーブを描いていて、ユニークな形状である。‘引き切り’ ができると書いてあって、試してみたかったからだ。

家に帰って紙を切ってみると、なるほどよく切れる。新しいからかもしれないが。

こんどはボンド生乾きの段ボールなど、絶対に切らないぞ。


南高梅がとどきました

2022-06-09 | 季節の移ろい

今年も紀州から、梅干し用の梅がとどきました。

完熟・穫れ立ての南高梅。10キロ。ザルに広げると部屋中に梅の香りが立ち込めました。

いつもたのんでいる和歌山・田辺の農園の最上級品。今年はいつもよりやや小ぶりです。
でも、このほうが梅干しとして食べるとき、大き過ぎずちょうどよいのです。

今年も美味しい梅干しに恵まれそう。

 

 

 

   

梅たちはこれから塩で漬け込まれ、真夏の暑い陽に干され、太陽のエネルギーを取り込み、美味しい梅干しになります。

真ん中の赤い梅くんが言っています。
「競争相手が多くて大変だけど、ぼくは美味しい梅干しになって、余白さん(わたし)に食べてもらうんだ」

涙無くして聞けない台詞ですね。


雨の日に開いた花

2022-06-06 | 季節の移ろい

このところ雨の日が多く、まるで梅雨に入ったかのようだ。

きょうも朝から雨。結構強く降っている。

ふと軒下を見ると、サボテンに花が咲いていた。

このブロックのサボテンは、毎年この時季、株がちがってもなぜか同じ日にいっせいに花を開く。
今年は20個も同時に。

 

 

 

   

なぜ同じ日に一緒に咲くのだろうという疑問を、本ブログではこれまで何回か記事にしたが、今年は、もう一つ疑問が生じた。

サボテンの花は一日花(いちにちばな)と呼ばれ、朝開いて夕方にはしぼんでしまう。

こんな雨の日、花粉を媒介してくれる蜂も蝶も、おそらく来ないだろうに、どうするのだろうという疑問だ。

‘受粉できなかった年’ というのがあるのかもしれない。

ご存知の方がいらっしゃったらお教えください。同じ日にいっせいに花開く理由も。

 

 

 

   

ユリの花も咲いた。

なんという名前のユリだろうか。ネットで調べてもよく分からない。

オレンジ色のスカシユリかもしれない。