先週木金と、所用のため北海道に行ってきた。
北海道に梅雨はないはずなのに、二日間ともあいにくの雨。二日目は強い風も。
なんと ‘当たり’ のよいことか、これは吉兆である、と思い直し、二日目は札幌卸売場外市場とサッポロビール園へ。
サッポロビール園ケッセルホール。
ケッセルとはビールの仕込み釜のこと。
上の写真に見える巨大なケッセルと高い天井、広々としたホールスペースが、特有なビアホールの雰囲気を醸し出していた。
出来たてのビールにジンギスカン。たいへん美味しかった。
ところで、建物の中には、「黙食にご協力ください」の貼り紙が、あちこちにあった。
一人で来ているときは別にして、こういうところでの「黙食」はかなり難しい。
前日、新千歳空港で空港バスの乗り口に、「黙乗」の文字を見つけた。
「黙食」はすでにあちこちで見かけていたが、黙乗は昨年福島の温泉施設で見た「黙浴」とともに初めて見た言葉だ。
このたびのコロナは、さまざまな新語も生み出した。これらの言葉が一般語として定着する前に、新型コロナだの変異株だのオミクロンだのには、一日も早く退場してもらいたい。
夕方6時過ぎに、雨の新千歳空港を飛び立った飛行機は、しばらくして厚い雲の上に抜け出した。
上の写真は、仙台上空あたりで撮った夕日のあたった左主翼先端。えも言われれぬ美しさである。
やがて日が暮れて、飛行機の行先には、猛暑日の東京が待っていた。