興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

伸び盛りの街

2016-06-30 | 散歩、時々旅

所用のため川崎に行ってきました。

ここは武蔵小杉

駅付近に高層マンションが、次々に建ちつつあるのが見てとれました。

時間は朝8時半。 たくさんの人が急ぎ足で、駅方面に向かっています。
若い人が多いように思いました。

小さい子供といっしょに自転車に乗っている、若いお母さんの姿も、少なからず見かけました。
きっと幼稚園か保育園に預けてから、職場に向かうのでしょう。

伸び盛りの街です。

武蔵小杉は東急線のほか、JRの南武線、東海道線も通り、横浜へも東京方面へも通勤が便利だからですね。

 

 

 

 

  

JR南武線が走っています。

わたしは四十年ほど前のある時期、この南武線をよく利用しましたが、その時南武線の車両は、こげ茶色の、どれも古い電車で、都心を走っている電車とは違い、ローカルな感じがしたものです。

床には一面、分厚い木材が貼られていました。それも油のしみた黒色で、油くさい匂いがしたのを覚えています。
油をしませていたのは、木材の耐久性を高めるためだったのでしょう。

今は違います(このあと乗りました)

車体には、黄色を基調にした南武線特有の洗練されたデザインがほどこされ、床の材質も都心の電車と変わりません。

本数もラッシュ時の終わった時間帯なのに、5分ほどの間隔で走っていました。
昔とは雲泥の差です。

ここにも、街の発展が表れているのですね。

 

 

 


     

川崎市中原区役所前にあった公衆電話。 かわいいので一枚撮りました。

今はどこに行っても、電話ボックス自体、ほとんど見なくなりました。 あっても密閉型ではなく、このようにオープンな形になっています。

‘安全’ のため、閉ざされた空間をできるだけ無くす方向に、世の中は向かっているのでしょう。

一般論としてですが、街の発展や利便性の向上に、安全はかならずしも追いついていってないようです。


自由と平和への願いをあきらめない

2016-06-23 | チラッと世相観察

本日は、わたしがいつも愛読しているブログを一つ、ご紹介します。

「ウィンザー通信」です。

とくに昨日、6月22日付の記事に共感しましたので、下にアドレスを貼り付けます。

記事の題は「『あしたのための声明書』―自由と平和のための京大有志の会」
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/5ee66ad1214dc95f8d12cffbf76c4ffa


ご覧いただければまことにありがたく、うれしく存じます。

 


「自由と平和のための京大有志の会 声明書」は、以前このブログでも取り上げました。↓

こちらのほうが、facebookに入っておられない方にも見やすいと思いますので、同じく貼り付けておきます。
http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/1a38813586ca01e872c0e5229bd13902


*写真の花はガウラ。


懐かしさと幾分かの胸の痛み

2016-06-20 | 散歩、時々旅

先週土曜日、東京駅の新しくなった丸の内駅舎を見てきました。

午後に日本橋で、かつての会社仲間(OB、OG)の集まりがあり、その前にちょっと寄ったのです。


丸の内駅舎の改修工事 (実際は100年前の創建時の形に復原) が終わったのは2年前でしたが、わたしがこの新駅舎を見たのは今回が初めてです。

八重洲側に降りても、丸の内側までわざわざ来なかったのです。

なるほど、丸の内駅舎は南と北にドーム型の屋根ができて、雰囲気がすっかり変わっていました。

左右に長く広がる駅舎全体の姿も、とても堂々としています。

(今は駅前広場を整備するための工事が行われていて、残念ながら駅舎全体をきれいに写すことができませんでした)

 

 

 




北ドームの内部。

ドーム屋根の外観の黒っぽいイメージとは違って、中は意外に採光がよく、とても明るい空間でした。

天井も高く、内装のデザインにも格調があり、なかなか見事な造りです。

改修が済んで2年経った今も、スマホなどで写真を撮る人が結構いました。(わたしもその一人)

 

 


       

天井に鷲(だと思う)が8羽飛んでいました。乗降客の旅の安全を祈って飾られたのでしょうか。


日本橋での、かつて会社で一緒だった人たちとの会は、14人の出席でした。

中には数十年ぶりに会う人もいて、わたし自身、自分が新人だった頃のことなど、さまざまな思い出が蘇ってきました。

 ‘青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり’ (「青春時代」<阿久悠・詞/森田公一・曲>より)

迷いも多く、心に余裕のなかったわたしの若き日々。懐かしさと幾分かの胸の痛み、そして、数十年という時の流れの重みを感じさせられた会となりました。

 

 

 

 

       

こちらは帰りに池袋で撮った梟の像です。これも人々の福と幸せを祈って設置されたのでしょう。

池袋では、しばし居酒屋に入り、カウンターで一人、懐かしい人たちとの再会場面を反芻し、興奮を冷まして帰ってきました。


今朝の収穫

2016-06-11 | 美酒・美味探訪

今朝、菜園から収穫してきたインゲンナス。 それに庭のズッキーニ

どれもプリプリ、ツヤツヤの穫れたてです。

 

 

 

 

 

インゲンはサッとゆでて、きのう収穫したばかりのキャベツのざく切りとともに、味噌マヨネーズでいただきます。

インゲンは甘みが出て、キャベツはパリパリ。

 プリプリ ツヤツヤ パリパリ

今朝は穫れたて野菜と、挽きたて淹れたてコーヒーの、三タテ新鮮朝食でした。

しなびた ‘食べ手’(わたし)にも、少しはみずみずしさを与えてくれることでしょう。


蝶が舞っているような花

2016-06-06 | 季節の移ろい

ガウラという花です。

わが家の庭に咲きました。

まるで蝶が舞っているような花です。
その姿から白蝶草(はくちょうそう)の別名もあるようです。


ついでながら、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」の言葉とともに知られるプロボクシング元ヘビー級王者、モハメド・アリ氏が、3日、亡くなりました。
人種差別とも闘った一生でした。享年74。合掌。

 

 

 

 

   

庭には、百合の花も咲きました。

品種名は分かりませんが、鬼百合の一種でしょうか。

鬼百合の花言葉は、「陽気」「愉快」。


 陽気発する処(ところ)金石(きんせき)(また)(とお)

ということわざがあります。

ことわざ辞典の決定版「故事俗信 ことわざ大辞典 第二版」(北村孝一・監修/小学館・刊)によれば、
 
「万物が生じ動こうとする気が出ると、金属や石でも貫き通す。どんな困難なことも心を集中して行なえば、なしとげられるというたとえ」

とあります。

この百合のように、元気を出して、心を集中させて、しかも愉快に、何ごとにも取り組んでいきたいものです。