興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

幸せの黄色いテントウムシ

2021-06-29 | 菜園の四季

わが家の菜園に、黄色いテントウムシがやってきた。

名前はそのまま「キイロテントウ」。

 

 

 

  

キイロテントウは、なんと、野菜たちの敵である「うどんこ病(葉が白くなって生育を阻害する)」の病菌を食べてくれるという。

キイロテントウは「菜園のドクターイエロー(新幹線の点検車両)なのだ。

と言ったら言い過ぎかもしれないが、少なくともうどんこ病発症の警戒信号は発してくれそうだ。

この際「幸せの黄色いテントウムシ」と呼んでおこう。

 

 


  

菜園からの昨日の収穫物。

写真下部のカボチャは「こなゆきひめ」と呼ばれるホクホク感の強いミニカボチャ。
わが家の菜園で収獲したのは、今年初めて。


ところで、ことわざ研究家、北村孝一氏によると、韓国には

「カボチャがつるのまま転がり込んできた」
 (호박이 덩굴 채로 굴러 들어왔다)

ということわざがあり、
「突然いいものを得たり、幸運と出あったりする。縁起が良い」
という意味で使われるそうだ。(日本でいうと「棚からぼた餅」)

実が黄色いからかどうかは分からないが、カボチャも「幸せと幸運」をもたらしてくれるのだ。
楽しみに食べることにしよう。

ドクターイエロー 
ドクターイエローとの遭遇 - 興趣つきぬ日々 (goo.ne.jp)


ゆったりとわが道を

2021-06-27 | 随感・偶感・歳時感

墓園の中の散歩道。

早朝は、ほかに通る人がいない。

アジサイが周囲の木々に溶けこんで、バランスよく咲いていた。

「人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり」
という武者小路実篤の言葉を思い出した。

 

 

 

川面を悠然と飛び行く白鷺。(コサギか)

鳥たちや花々のように、願わくは、ゆったりとわが道を歩みたいものである。


梅雨らしい一日

2021-06-19 | 季節の移ろい

きょうは小糠雨が降っていると思ったら止んでいる、止んでいるともったら降っている、いかにも梅雨らしい一日でした。

わが家のアジサイ、アナベルです。

 

 

 




よく見ると、細かい花びらの一つ一つにも水滴がのって、とてもきれい。

 

 

 




マイヤーレモンの実もふくらんできました。

この雨が、生きものの命を育んでくれるのですね。


ヒマワリの種

2021-06-11 | 韓国文化垣間見

ヒマワリの種です。

韓国語の先生にいただいた韓国産。
(近くの公民館での韓国語自主学習サークルに参加しています)

ヒマワリの種は韓国語で 해바라기 씨(ヘバラギ シ)

ヒマワリの種にはさまざまな栄養素が含まれ、アンチエイジングや美肌にも効果があるそうです。

リノール酸(不飽和脂肪酸)は血中コレステロールを減らす。
ビタミンEは血行を良くし、冷えの解消、老化防止に。
葉酸は細胞の生まれかわりを助け、免疫力を高める。
ほかにビタミンB1・B6・B12、鉄分、亜鉛、マグネシウムなどの微量養素が豊富。

ただし、ヒマワリの種はカロリーが高く、食べ過ぎには気をつけねばならないようです。
1日にスプーン一杯(写真の量)を、書斎でポリポリ食べています。

 

 

 

 

きょうの菜園の収穫。

エダマメがたくさん穫れました。

 

 

 

タマネギ。

ヒマワリの種もさることながら、野菜こそアンチエイジングと美肌効果の本家ですね。


今年も美味しい梅干しができそう

2021-06-08 | 季節の移ろい

紀州から美女たちがやってきました。

和歌山県田辺市の農園から送られてきた、梅干し用の南高梅です。

頬をほんのり赤く染めて、初々しい乙女のよう。*個人の感想です


箱からあけてザルに広げると、完熟梅の甘い香りが部屋中に立ちこめました。

 

 



    

今年も美味しい梅干しができそうです。


「誠実な関心をよせる」

2021-06-05 | 随感・偶感・歳時感

朝5時過ぎの、曇天を絵に描いたような空。

ここ関東南部、まだ梅雨入り宣言はない。

 

 


 

川沿いの遊歩道からフト見上げると、橋の欄干の隙間から、ワンちゃんがわたしを見ている。

ずっと目を離さないので、写真を撮り、思わず手を振ってやった。するとこれがいけなかったのか・・

 

 

  

トントンとわきの階段を上り、橋のたもとに出ると、ワンちゃんは尾を振ってわたしを待っていた。
散歩させていた女性も、綱を引っぱっても動かないので困っている様子。

上の写真は、わたしもうれしかったので、その方に会釈をし、許可を得て撮った一枚。
犬にしろ、人にしろ、わたしはこんなに愛情をこめて見つめられたこと、かつてなかったなあ。

「誠実な関心をよせる」

という言葉を突然思い出した。たしかデール・カーネギーの本にあったなと思い、帰ってから調べてみると、『人を動かす』の「人に好かれる法」という章の中にあった。

そこでも、はからずも「犬こそ友を得る達人」と表現している。

「相手の関心をひこうとするよりも、相手に純粋な関心をよせるほうが、はるかに多くの知己が得られる」
と、デール・カーネギーはこの章で語っているのだ。

「誠実な関心をよせる」、これも「言うは易く行うは難し」の教えデスネ。

『人を動かす』(D・カーネギー/山口 博訳/創元社刊)