興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

韓国の童謡「果樹園の道」

2022-03-20 | 韓国文化垣間見

家の近くの公民館でやっている「韓国語の学習サークル」に参加している。

韓国人講師(女性)を招いて、第二、第四土曜日の月二回、各2時間の授業なので、さほど負担ではないが、ときどき結構やっかいな宿題が出る。

先週出た宿題は、韓国の童謡「과수원 길(果樹園の道)」を歌えるようにしてきなさい、というものだった。

もちろん譜面と歌詞はプリントで渡され(上の写真)、その曲の音声を講師持参の音響機器で2~3回聞かせてもらったが、童謡とはいえ初めて聞く異国の歌を、その場で憶えるのはきわめてむずかしい。というより、ほとんど不可能といっていいのではないか。

また、家で練習するといっても、わたしは譜を読むことはできない。

困っていると、翌日講師からラインで、その曲の YouTube が、メンバー皆に送られてきた。
自分でもネットで調べると、別な歌手の YouTube が複数検索できたので、これでなんとか憶えられそうな気になってきた。(一生懸命練習すれば)
そのうちの一つを、ご参考までに本記事の最下部に掲げておこう。

ところで、この韓国の童謡を憶えねばならないという経緯のなかで、わたしが強く思ったことがある。
それは「言葉」や「歌」を憶えるには、二つの抜きがたいポイントがあるのではないかということだ。

 ① くり返し聞き、くり返し声に出す(歌う)
 ② 幼少時から覚える

の二つである。

「과수원 길(果樹園の道)」は、韓国では有名な童謡であるようだ。何回か聞くと、メロディが美しく、なかなかいい曲だなと思えてくる。

韓国の人たちは、これを小さいころから何回も聞き、体にしみこんでいるから、歌が自然に口をついて出てくるだろうし、愛着もひとしおなのであろう。

年を取って初めて聞く外国人(わたし)にとっては、そう簡単にはいかない。あとは上記の①、「くり返し聞き、くり返し歌う」しかない。
外国語の勉強というものは、そもそもそういうものなのかもしれない)

ここは覚悟を決めて、一生懸命憶えよう。(あと5~6日ある)

下は憶えるために整理した歌詞と訳である。せっかく時間をかけて作ったので、以下に貼り付けておきたい。
ご高覧いただければ幸いです。(誤訳などご教示ください)

   과수원 길
                    박화목:작사  김공선:작곡

 동 구 밖  과수원 길
 아카시아 꽃이  활짝 폈네
 하얀 꽃  이파리 
 눈 송이처럼  날리네
 향긋한  꽃 냄새가
 실 바람 타고  솔~솔~
 둘이서  말이 없네
 얼굴 마주보며  생끗
 아카시아 꽃  하얗게 핀
 먼 엣날의  과수원 길
 과수원 길


   果樹園の道
        作詞:パクファモク 作曲:キムコンソン

 村はずれの 果樹園の道
 アカシアの花が すっかり満開だね
 真っ白な花が 木々の葉に
 
雪つぶのように 流れるよ
 かぐわしい 花の香りが
 糸風にのって かすかに かすかに 漂う
 二人にはもう 言葉はない
 顔を見あわせ ただ微笑むだけ
 白いアカシアの花が 咲いていた
 あの 遠い昔の 果樹園の道
 果樹園の道        (訳:余白)



歌詞を訳していて思ったのだが、これは童謡というより、作詞者が昔経験した愛おしい恋の思い出であるという感じもする。

いずれにしても美しい愛の歌である。

(27) 과수원길 - 꾸러기 동요 - YouTube



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。