興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

菜園は秋冬モード

2022-08-31 | 菜園の四季

おととい朝、小一時間、家内のやっている菜園を手伝ってきた。

9月にダイコンを植える畝と、ハクサイを植える畝の下準備のためである。

わたしの作業は、畝にシルバーマルチ(ビニール・保温と防虫、防雑草)を張るために、畝の周囲に鍬で溝を掘ることなど。(楽な仕事)

このところずいぶん涼しくなって、菜園作業自体、楽になった。

 

 

 

    

溝掘りに使ったのは小型鍬。

鍬の柄に「ステンレス楽々開墾鍬」という商品名が付いたままだ。
「開墾」とはまた大げさな。原野も切り開けそう。

 

 

 

   

暑い夏を経て、サツマイモの葉が茂ってきた。

上の写真は、その葉の片側をグイッと持ち上げ、畝の反対側(右側)にゴソッとひっくり返したところ。

これを「つる返し」という。

つる返しをしないと、蔓(つる)の地面に接したところに、新たに根が付き、メインの根(サツマイモ本体)に栄養が十分行かなくなるのだという。


わが家の菜園の現況は以下の通り。

<いま生育中>
・キャベツ(今年5回目)・サツマイモ(9~10月収穫)・秋ナス・ネギ・ニンジン・オクラ・キュウリなど

<これから植えるもの>
・ダイコン・ハクサイ・聖護院大根・イチゴ・ミズナ・ホウレンソウ・小松菜・高菜・ニンニクとタマネギなど


いまは夏野菜が一段落し、秋冬、来年用の土作り(マルチを張ったり肥料を入れたり)をしているところである。

菜園管理者の家内によると、今年の菜園は「われながら上出来」とのこと。まあ、自信を持つのはいいことだ、うん。


人に自分を美しく見せる極意

2022-08-19 | 随感・偶感・歳時感

                       *わが家の庭に咲いたシレネ・カロニアーナ。本記事と関係ありません。


先頃、服飾デザイナーの森英恵さんがお亡くなりになった。

森英恵さんと聞いて、わたしが思い起こすのは、

「腰で歩く」

という言葉である。
むかし、とあるテレビ番組でご本人が語っておられた。

たしか、「いつもお若く見えますが、若さの秘訣は何ですか?」というような質問に答えての言葉だった、と記憶している。

腰で歩くとは、「腰を立てて背筋をスッと伸ばして歩く」という意味であろう。

いま考えるにこれは、本人の個人的な日々の心掛けというより、多くのファッションモデルを見てきたプロのデザイナーの、「人に自分を美しく見せる極意」の開示だったのではなかろうか、と思う。


 

 


      

わたしは本や人との出会いなどで知った教えや、心に残った言葉を集め、とくに気に入ったものをカードに書き、自分のための手製 ‘日めくりカレンダー’ を作っている。この「腰で歩く」はそのうちの一つである。(上の写真)

ただわたしの場合、これを見たその瞬間はスッと背筋を正しても、ほかのことを始めるとすぐに忘れてしまう。


白い電線

2022-08-11 | 散歩、時々旅

白い電線ではありません。

早朝、昇りかけた陽の光が反射して、白く見えました。

 

 

 

 

  

今朝(11日)の5時半くらいの景観です。

少し雲が多く見えますが、今日も猛暑日(35度超え)の予報。

台風に発達する見込みの熱帯低気圧が南から北上中で、関東に接近するおそれもあり、それも心配です。


若くて才能のある人たち

2022-08-05 | 随感・偶感・歳時感

先日8月2日、ヤクルトの村上宗隆選手が、「5打席連続本塁打」を放ったのには驚かされた。

日本プロ野球公式戦87年という長い歴史のなかで、なんとこれは新記録とのこと。
(これまでの最多連続打席本塁打記録は4打席)

 

 

 

    

わたしが驚いたのはこの大記録だけではない。村上選手の22歳というその若さに対しても、である。

王の記録もバースの記録も、この若さで、力まずに難なく超えてしまった(ように見える)

しかも、村上選手の試合後のインタビューを聞くと、素直に喜びを表しながら、「ちょっとねらっていましたけど」と、正直な、巧まざるユーモアも交えていた。
いくぶん子どもっぽさの残るそのリラックスした表情に、わたしはいっぺんで村上ファンになってしまった。

話題は少しそれるが、今朝のNHK「おはよう日本」の「おはBiz」のコーナーで、「災害後の保険金申請につけこむ悪質な仲介業者」がいることをとり上げていた。

契約者(被災者)と保険会社の間に入って保険金申請の仲介をする業者の中に、契約者には高額な手数料を要求する一方、保険会社には過大な額の虚偽の申請をする悪質業者がいるという話題であった。

この中でトラブル発生時、その事案の弁護を請負った経験のある弁護士が、契約者の注意すべき点を語っていた。弁護士の造力宣彦という人である。

わたしは造力氏の話を聞いて、その明快でムダのない話しぶりに惹かれるとともに、この人の若さにも驚いた。
わたしの見たところ、まだ大学生くらいにしか見えない。

将棋の藤井聡太5冠や、大リーグ・エンゼルスの大谷祥平選手の例を引くまでもなく、どんな分野にも、有名無名を問わず、若くて才能を持った人はいるものだ。(もちろん本人の努力もあることは間違いないが)

若くもなく才能もないわたしのやることは、こういった人々への応援しかないではないか。

テレビで大谷選手の出るエンゼルスの試合中継は時折見ても、日本のプロ野球中継はここ何年も見たことがなかったわたしではあるが、これからは村上宗隆選手のいるヤクルトの試合は見なければ、とも思っている。

*写真は東京新聞(2022年8月3日)から