興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

種のネーミング

2017-01-25 | チラッと世相観察

菜園用の野菜の種です。

いずれも春蒔き用。

おもしろいのは、それぞれ、ネーミングに工夫を凝らしているところです。

左から二番目の「春まき 耐病総太り二号」(ダイコン)は、‘病気に強く、太く育つ’ ということですね。

まるでわたしのようなダイコンです。


その右の「時なし五寸」(ニンジン)は、裏面の解説を読むと、‘春に蒔いても秋に蒔いてもよく、長さが五寸(15cmほど)に揃う’ ということのようです。

力強さが感じられます。
少し、命名者の ‘受け狙い’ も感じられるなあ。


その右の「はやみどり 早生枝豆」(エダマメ)は ‘はやみどり’ が雰囲気と字面のやわらかさを出しています。


いちばん左の「おいしい 春まきほうれん草」(ホウレンソウ)は、面白みがないかもしれませんが、素直でわかりやすい名前です。


分かりやすさに受け狙い・・・どんな世界でも、ものを作っている人たちは、名前一つにも工夫を凝らしているのですね。


古いパソコン引き取ります

2017-01-14 | チラッと世相観察

リストレスト(手首休め)付きマウスパッドです。

昨年9月にパソコンを買い替えたのですが、年末に古いパソコンを家電量販店でわりと高く(17,000円)引き取ってくれたので、何か得した気分になり、普通のマウスパッドより高いめの ‘リストレスト付き’ をその量販店で買ったのです。

なぜ得した気分になったかというと、その家電量販店に持ち込む前日、小型トラックで回ってくる不用家電回収業者に、3,000円出してくれれば(こちらから業者に支払う)持っていってもいいといわれていたからでした。

その日、道路で回収業者のおじさんを呼び止めると、おじさんは小型トラックをバックさせ、わが家の玄関前に着けてくれました。
以下、車を降りて、玄関先のパソコンを見にきてくれたおじさんとの会話です。

おじさん「あっ、これはテレビだ」
わたし 「いえ、テレビじゃなくて、これはパソコンなんですよ」
おじさん「いや、テレビだ」
わたし 「・・・テレビのように見えるかもしれないけど、パソコン本体と画面一体型のパソコンなんです」
おじさん「いや、これはテレビだ」
わたし 「・・・・・・」

よく話を聞いてみると、おじさんは「テレビ」と「パソコン」の見分けがつかなかったのではなく、テレビなど、こういう画面付きの不用家電はみな、回収業者の間では「テレビ」として扱われ、引き取るのに3,000円もらわねばならない、ということなのでした。

わたし 「ちょっと、ほかに聞いてみたいところもあるし、今回は結構です」
5年前にこのパソコンを買った家電量販店なら、無料で引き取ってくれるかもしれない、と思ったのです。

おじさん「いや、どこに持っていっても、3,000円以上かかるよ」
おじさんはなかなか引き下がりません。
わたし 「ごめんね、わざわざ呼び止めてしまって・・・」
と言うと、おじさんはしばし黙り込み、少し間をおいてようやく帰っていきました。

家電量販店で払ってくれた17,000円が高かったか安かったかは分かりませんが、おじさんとの差20,000円。内心思わずほくそ笑んでしまった次第です。

リストレスト付きマウスパッド、結構気に入りました。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/e15e92dc0412ea265acf07f1f52b0b5b


冬に耕す

2017-01-06 | 菜園の四季

正月5日、わが家が近所に借りている菜園を耕してきました。
といっても、わたしがやったのは一畝の3分の2だけ(幅1m、長さ3mほど)

菜園管理者の家内に命じられて、駆り出されたのです。

三本鍬で耕せばいいと言われたのですが、大きめのスコップ(シャベルまたはショベルともいう)で掘り起こすことにしました。

わが家の三本鍬は少し小さいので、深く掘れず、これでは表面を撫でるだけに終わってしまうと思ったからです。

スコップのヘラの肩に長靴の足をかけ、力をグイッと入れて深く突き刺す。次にテコの力を借りて、ゴソッと土を掘り起こし、地中の土を地表に出す。
そして、これをくり返す・・・。

状況を見て、自主的に三本鍬をスコップに替える。この辺の工夫と判断力が賢いわたしならではのことといえるでしょう。(←自分で自分をほめるバカ)


この日は冷たい北風の吹く日でした。流れ落ちる鼻水を、軍手の甲で拭いながらの作業となりました。
でも、夏場と違い、虫が足元に這いまわったり、カナヘビが脇をスルスルと通り過ぎたりはしません。

菜園管理者の厳しい監視とチェックのもと、20分ほどで作業は終わりました。(メデタシ、メデタシ)

ここには、2月に春ホウレンソウとニンジンを植えます。

後で聞くと、冬に耕すことを「寒中耕起」といい、地中の土の均質化や害虫退治に効果があるようです。

 

 

 

 

 菜園全景。

白い覆いは日光と空気を通す不織布で、保温と虫除けを兼ねています。

この中で今育っているのは春キャベツ、ホウレンソウ、小松菜、水菜、リーフレタスなど。

おかげさまでこの冬、緑黄色野菜はわが菜園で足りています。

 

 

 

    

  覆いはありませんが、ニンニク。

 

 

 

    

  タマネギは根付いてきています。

ニンニクとタマネギは、初夏にかけての収穫です。

 

 

 

 不織布の中で育っている春キャベツ。

今年もなんとか、‘菜食生活’ に恵まれそうです。


One step at a time

2017-01-02 | 季節の移ろい

明けまして おめでとうございます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。


今日(2日)の午前中、近所の氏神様に初詣に行ってきました。
家族皆の健康と幸せを、今年も見守ってくださいお願いしてきました。


わが家の手洗いには、月替わりで違う「日めくり」を置いているのですが、今月分1日(昨日)の言葉は、

 先のことをあれこれ悩むより
  今やれることに全力を尽くそう

でした。

 One step at a time is enough for me. (一度に一つずつでいいんだよ。<訳・余白>

という、どこかで拾ってメモをしておいた英語の言葉も思い出しました。

今年も「今」を大切に、焦らず弛まず、一歩一歩あゆんでまいりたいと思っております。

拙ブログにおいでくださる皆さまの、ますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

「新生活標語 2002年版」(自然社・刊)