興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

咲き始めました

2011-06-26 | 季節の移ろい

ムクゲの花を今年初めて見ました。

アオイ科のムクゲ(木槿) は、夏から秋にかけて花をつけるのだそうです。

 



コスモス。

コスモスといえば ‘秋の花’ というイメージですが、もう結構咲いていますね。
これも夏から秋の花といえるのかもしれません。






これはタチアオイ。

初夏の花ですね。
梅雨のころに花を下から上へ順に開き、上まで開ききると梅雨があけるといわれています。
梅雨入りの早かった今年の関東地方。 はたしてタチアオイの花は早めにてっぺんまで行くのでしょうか。

これも名前のとおり、アオイ科です。







タンポポが好き。

モンシロチョウは雨の日、どこで雨宿りしているのでしょうか。
今日は曇り、ときどきポツリポツリの日でしたが、あまりアチコチ飛び回ってはいないようでした。


クセがなく深みのある・・・

2011-06-20 | 美酒・美味探訪

馴染みの酒屋さんから、 「東北の酒」 を買ってきました。
震災復興 ‘応援’ です。

写真右から、
○墨廼江(すみのえ) 特別純米酒(宮城県石巻市)
  ここは津波の被害を直接受けたようです。助かった樽からの貴重な一本とのこと。
○一ノ蔵 特別純米酒(宮城県大崎市)
○南部美人 純米吟醸(岩手県二戸市)
○新政 特別純米酒 六号(秋田県秋田市)
  秋田は津波の直接被害地ではありませんが、東北という観点から購入。
  ‘六号酵母’ で醸したものだそうで、 「とても旨いよ」 と、酒屋さんの一推しでした。

 







まず、その‘六号’を開けてみました。

なるほど、酒屋さんの言うとおり、これはいい酒です。
クセがなく、深みのある旨さが広がる、わたし好みの酒でした。

愛飲酒の一つに加えよう。


「妖怪道中膝栗毛シリーズ」創刊!

2011-06-17 | 時には芸術気分

児童書の新刊を一点ご紹介します。

道中膝栗毛  のはじまりは タイムスリップ
  (三田村信行・作 十々夜(ととや)・絵 あかね書房・刊)

「妖怪道中膝栗毛シリーズ」の第一巻です。

舞台は西暦2110年、未来の日本です。
小六の蒼一、夏実、信夫の三人は、江戸時代にタイムスリップします。
夏実のおじさんで世界的に有名な妖怪研究家・大河原博士の密命受け、逃亡を図った江戸時代の大妖怪・山ン本(さんもと)五郎左衛門を探すためです。

日本橋の呉服屋のお嬢さま・お夏、お供の奉公人・蒼太、信助に身を変えた三人は、五郎左衛門を追って東海道を京へ向かう途中、さまざまな事件に巻き込まれます。
権太坂で行き倒れ人を食う舌長姥(したながうば)につかまったり、小田原の宿で往来切手や関所手形などの入った大切な包みを全部盗まれたり・・・。

本書には江戸時代の風俗や習慣もきっちり描かれ、このシリーズを読めば、誰しもきっと江戸時代通になれることでしょう。
また、妖怪たちのほか、たくさんの人物が登場します。途中で会ったユーモラスな二人組み、弥次郎兵衛と喜多八は、第二巻以降も活躍しそうです。

定価(本体1,200円+税) あかね書房
http://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251045119


初夏の北海道

2011-06-12 | 散歩、時々旅

先週末、所用で北海道に行ってきました。

写真は札幌の大通り公園
気温はやや冷んやり、爽やかな風が吹いていました。

木々の緑は今がまさに新緑。 東京よりひと月遅い気候です。

 

 



「札幌よさこいソーラン祭り」 の会場が設営されていました。
札幌よさこいソーラン祭りは、12日までです。

 



これは北海道庁
赤レンガ庁舎は北海道開拓の歴史を物語っています。
(右後ろの大きなビルが現在の庁舎)

 





札幌の地下鉄
ゴムタイヤで、音がうるさくないのが特徴です。

 

 



「座席は ひざおくり で一人でも多く・・・」 の表示が、ホームにありました。

ひざおくり ・・・いい言葉ですね。
お互いに少しずつゆずり合い、分け合って、という響きがあります。

「しりおくり」 と言いたいところですが・・・。

 

 



恵庭市の 「えこりん村」 にも行ってきました。

果てが見えないほど広大な敷地に、さまざまな庭園、ガーデンが並び、入口には花や樹木の苗とガーデニング用品などを扱うガーデンセンターもあります。
さらにはレストラン、喫茶店、売店まである、いわば ‘庭園の一大テーマパーク’ ですね。

写真はその中の 「とまとの森」。
一粒の種(つまり一株) に、年間で一万7000個のトマトが実るのだそうです。
今は半年ほど経ったところとのことでしたが、茎が天井に大きく広がり、驚きの景観でした。

 







「寿司なら 、小樽っしょ
ということで、小樽に行ってきました。

ここは 「魚真うおまさ) 寿司」。
お店は家族連れの多い、どちらかというと大衆店ですが、ネタは一級品。

刺身は、ぼたん海老、ほっき貝、シャコと、旬の盛り合わせでいただきました。(写真)
燗をつけたお酒が合います。




バフンウニ の握り。
粒立ちのいいウニが、何層にも重なっていました。
 ウニも今が旬です。
 


北海道は冬の厳しい寒さから解放されて、今、ライラック(リラ)、スズラン、ツツジなど、色とりどりの花に彩られていました。
魚だけでなく、旬の姫竹にアスパラガス、そして山うどの酢みそ和えにジンギスカン・・・。 ご馳走もたくさんいただきました。
二泊三日の短い旅ながら、札幌を中心に 初夏の北海道 を満喫することができました。


サボテンの花

2011-06-08 | 季節の移ろい

わが家のサボテンの花が、今年もいっせいに開きました。 (前に置いてあるのは500mlのペットボトル)
去年より二週間ほど早い開花です。


去年も記事にし、書きましたが、これらの花々、一日でしぼんでしまいます。
何日も咲き続けるもよし、一日で咲ききるのもまたよし、ですね。


ところで、一遍上人は、
「生ずるは独り、死するも独り、共に住するといえど独り・・・」
と、人生というものを喝破されたとのことですが、それに徹しきるのは、わたしのような凡人には難しいものです。

ひょっとしてサボテンたちも、 「独りじゃサミシイから、いっしょに咲いて、いっしょにしぼもうよ」 と打ち合わせたのでしょうか。 (まさか)











サボテンは、柄に似合わぬ美しい花を咲かせますね。

限りある人生・・・、明るく前向きに、美しく咲ききりたいものです。


中野夕景

2011-06-05 | 美酒・美味探訪

一昨日3日(金)の夕方は、中野に出て友人たちに会ってきました。

上の写真は中野駅北口を出た所。 サンモール商店街の入り口が見えます。
もう午後の6時なのに、この明るさ。 日が長くなりました。

  夕ぐれの時はよい時
  かぎりなくやさしいひと時
           (詩・堀口大学)







「夕暮れは “酒飲み” にもやさしいのだ
ということにして、入ったのはここ。

「浜焼き酒場 中野ウロコ本店」


店の内と外の仕切りがない解放感。 飾り気のないテーブルの脇には、トロ箱が積み上げられています。
浜の漁師小屋で飲んで入るような、はたまた魚介市場の中で飲んで入るような、そんな感覚におちいる酒場でした。







ここの ‘売り’ はこの 「浜焼き」。

大量の炭火で、魚介類を客が焼いて食べる、野趣に富んだ趣向です。
マグロのカマ、ハマグリ、アルミホイルで包んだまま焼くイカゴロ和えイカの丸焼き等々、とても美味しくいただきました。