興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

カボチャの観察記録 2

2014-08-27 | 菜園の四季

先日このブログにアップした、梅の木の枝に載ったカボチャは、順調に大きくなっています。

直径20センチ近くになったでしょうか。
色も、少しグリーン味が強くなってきました

 

 

 



先日は目立たなかったのですが、庭の中央部にもこんなに大きな実が生りました。
早や15センチほどです。

棒4本を鼎(かなえ)の脚のように組み、支えてやりました。
安心して大きくなってください。

 

 

 

屋根のほうに向かって延びた蔓をベランダに引き込んだら、こちらにも実が生りました。
大きさは10センチほど。これも網で吊るか、何かで下から支えねばならないようです。

豊作です! 


「カボチャの生長記録」・・・夏休みの観察の宿題にぴったりですね。

植物の生命力に対する感動も書き込めば、きっといい点がもらえることでしょう。
小学校に入り直そうかな。


↓ 先日(二週間前)上げた記事です。
http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/df47b303c4f167a4d633f5a15d7a65c8


ミンミンゼミを撮りました

2014-08-24 | 季節の移ろい

隣の家の電信柱に止まって鳴いていたミンミンゼミです。

自宅の窓から撮りました。

ずいぶん大きな声です。
コンクリートの電信柱には樹液もないのに・・・、鳴くこと自体が目的なのでしょうね。

つい先日は、ツクツクボウシの声も聞きました。

ヒグラシ(カナカナ)の声を今年はまだ聞いていませんが、アブラゼミのほかにミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの声を聞くと、夏ももう終わりに近いのだなと思います。


小学生か中学生の時です。
家のお勝手の窓に、ヒグラシが止まって鳴いていたのを思い出します。
思い出は、なぜか夏休みももうすぐ終わるのに宿題がまだ終わってないという焦りの気持ちとセットです。

たしかそのときだったと思います。夕方でした。
わたしは父の魚獲り用の小ぶりのタモ網を持って、そのヒグラシを捕まえに外に出たのです。

虫捕り網がなかったのでしょう。
(ということは、すでに中学生だったのかもしれません)

ガバッと、格子のついた窓枠にタモ網をかぶせたような記憶まではあるのですが、ヒグラシを捕まえたという記憶はありません。


「幸運の赤い電車」に乗りました

2014-08-20 | チラッと世相観察

今朝、西武池袋線で幸運の赤い電車に乗りました。(写真)

西武線といえばほとんどが「黄色い電車」ですが(一部メタリック系)、この夏から幸運(LUCKY)をモチーフにした幸運の赤い電車(RED LUCKY TRAIN)が走り始めたのです。

ただ本数がごく少ないようで、西武線はよく利用しているのに、出合ったのは今日が初めてです。
乗れること自体がLUCKYだった! ということですね。

これでわたしには、これから幸運なことがたくさん続くにちがいありません。(と信じよう)

 

 



 

ところで、西武鉄道のこの「幸運の赤い電車」の企画は、京急線とのタイアップキャンペーンのようです。

京浜急行線の車両は、ご存知のように赤色の車体ですが、その中に「幸せの黄色い電車(KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN)」が、すでに一部走っていたとのことです。(知りませんでした)

この夏、西武鉄道はこれとは逆に、黄色い西武電車の中に、一部赤の車体の電車を走らせることにしたというわけですね。


上の写真は、今月初めに西武線車内で撮った車内吊り広告です。上に述べた京急とのタイアップキャンペーンを説明しています。

実はこの写真を撮ってからひと月近く、わたしは西武線に乗るたびに、この「幸運の赤い電車」を探していたのです。
「ついに出会えた!」といったところです。


行く夏を惜しみながら

2014-08-17 | 季節の移ろい

ベランダのすだれに、アブラゼミが止まって鳴いています。

すだれの下には、この夏、カボチャに占領された庭が見えます。

 

 

 



近づいても逃げません。大きな声で鳴いています。

これを見て分かったのですが、セミは鳴くときは羽をやや広げ気味にするのですね。
‘踏ん張って鳴いている’という感じです。

それにジッとして鳴いているのでなく、少しずつ前進しています。
 


さあ、わたしも踏ん張って、少しずつでも前進せねば・・・。
(実は今、しなければならない作業をかかえ、それを日延ばしにしています


カボチャの生る木

2014-08-14 | 菜園の四季

わが家の梅の木に、カボチャの実が生りました。

というのは正確ではなく、庭に埋けた生ごみの中にカボチャの種があったようで、それが芽を出し、蔓(つる)を伸ばし、茂り、梅の木にとりつき実が生ったのです。

上の写真、少し分かりにくいのですが、まん中上部の少し白っぽいかたまりがそれです。


わが家の庭は野菜畑ではありません。
梅、バラ、金木犀などに四季の花が咲く、花と木の庭です。

この突然急襲したカボチャは5月終わり頃芽が伸びはじめ、「どうせバラ(の花)も終わったから」と放っておいたら見る見るせまい庭を席巻してしいました。

このたくましい生命力!

 

 

 

 

見てください。蔓はバラの木々の上を這い回ったあと、雨よけ屋根をよじ登り、まさに二階の軒に達っせんとしています。
(屋根まで蔓がからまるようヒモを付けたのはわたしです)

 

 


脇のベランダから蔓の先端を見たところ。

 

 

 

おもしろいのは、先端周囲に何本か伸びている細いヒゲです。

蔓の、いわば斥候であり、案内役なのですね。
わたしの付けた軒までのヒモを感知すると、すばやく絡まり、蔓延伸の道筋情報を取得しているようです。

植物なのにまるで動物のような動きではありませんか。その生命力にびっくりです。

 

 

 



庭のすみにセミのヌケガラを見つけました。

ヌケガラを抜け出たセミは、今頃その短い生を精一杯謳歌していることでしょう。

(実はカボチャは地べたにも実が一つ生り、先月収穫して食べてみました。穫るのが早すぎたせいか、今一つ甘みがありませんでした。この梅の木に生った実は、十分熟すまで待とうと思います)



*以下8月17日追加



周囲の葉を少し刈りこんで、フラッシュをきかせて撮ってみました。

実の直径は15センチほど。梅の枝が茂っている箇所に、上手くのっかっています。 

安定した土台がないと、安心して大きくなることができないのでしょうね。


カネは貯めても疲れは溜めるな

2014-08-09 | 美酒・美味探訪

いただきものです。

北海道は恵庭産のエルシーメロン。

上品な甘さの高級メロンです。


 ♪ 恋のメロンは メロメロン

  夏の疲れは 昼寝で取れ
  熟れどき冷やして 寝起きに食べろ

  うれしい 美味しい エルシーメロン


一週間ほども猛暑日の続いたあと、昨晩(8日)は関東、ようやく熱帯夜から解放されました。

でも、また台風(11号)が近づいています。
本ブログにお越しくださる皆さま、お気をつけ下さい。


「怪しい彼女」

2014-08-08 | 時には芸術気分

日比谷に行ってきました。

上の写真は第一生命のビル。
終戦直後、連合国軍総司令部(GHQ)の庁舎として使用された建物です。

69年前、連合国最高司令官のダグラス・マッカーサーもここに出入りしていたのですね。

建物の前を通ると、人気のない厳めしい正面入り口の雰囲気には似つかわしくない小さな看板がありました。
見ると、郵便局、喫茶店、美術館が中にあるようです。

ふと、入ってみようという気になりました。
「コーヒーでも飲もうか」
こんな歴史的な建物に入れる機会など、そうそうあるもではありません。

まさかGI(ジーアイ・アメリカ兵)が走りよってきて、誰何され、尋問され、拘束され、連行されることもないだろうと開き直り、不安より好奇心を優先させました。

中に入ると高い天井の広いエントランスが目の前に開けました。立派な建物です。
奥に守衛さんが一人いるだけでした。

正面奥にドンと、2階、3階に通じる昇り降り並列のエスカレーターがあって、建物の豪華さを演出していました。

緊迫感はまったくなく、わたしに近づき詰問するGIも官憲もいませんでした。(アタリマエダ)

 

 


 

1階にあった喫茶店dl.café(ディーエル・カフェ)です。

ここでコーヒーを飲んできました。一杯250円。意外に安かったですね。

 

 


 

外に出ると、道路に、

 本日は安全日です!

という電光掲示板が見えました。

「何のことかな」
と思ってよく見ると、安全日のまえに「交通」の文字が見えました。

でも、「本日は交通安全日」といっても何のことか分かりませんね。
今日は事故の心配のない日、ということではないですよね。(コレモアタリマエダヨ)
 

このあと近くの「かごしま遊楽館」(鹿児島県のアンテナショップ)に行って、焼酎を1本買い(「さつま島娘」一升ビン)、本日のメイン、TOHOシネマズみゆき座に向かいました。

韓国映画「怪しい彼女」を観るためです。

 

 

 



「怪しい彼女」、これはとてもおもしろい映画でした。

70歳ほどのハルモニ(年配の女性)が20歳ほどののアガシ(お嬢さん)に突然戻ってしまうお話です。
荒唐無稽と言うなかれ、とてもリアリティのあるお話でした。
いっぱい笑って、いっぱい泣いて帰ってきました。

韓国語の話し言葉の語感がよく聴き取れれば、70歳の口うるさい老女の口調そのままで20歳の若い女性がしゃべりまくるという面白みがよく分かったにちがいありません。
それがこの映画の魅力の一つであったようです。





 

 

 

 

映画の余韻を反芻しながら、淡路町の「神田まつや」へ。

天ぷらそばをいただいてきました。


たのしみは・・・

2014-08-04 | 時には芸術気分

きょうは、江戸末期の歌人、橘曙覧(たちばなあけみ)の「独楽吟」(五十二首の連作)の真似で、一つ歌を作ってみました。

たのしみは夏の夕の風呂上り扇風機の前に涼むとき


猛暑止まぬここ数日、‘涼む’には風呂上り、扇風機の前、というシチュエーションが一番です。

 

ご参考までに、ご存知の方も多いとは思いますが、橘曙覧の「独楽吟」には、以下のような歌があります。

○たのしみは常に見なれぬ鳥の来て軒遠からぬ樹に鳴きしとき
○たのしみは客人(まろうど)えたる折しもあれ瓢(ひさご)に酒のありあえる時
 

たのしみ、楽しみ、愉しみ・・・質素でささやかな暮しの中に、興趣、味わいのある面白みを求める心は、本ブログの精神と軌を一にするものであります。


これからも余白流「独楽吟」を拙ブログでアップしていきたいと思っております。