就職人気ランキング世界1位は?
毎年この時期に発表される大学生の就職志望企業ランキング。
たとえばダイヤモンド・ビッグ&リードによる最新の調査では、
文系男子が
1位「三菱商事」、
2位「三菱東京UFJ銀行」、
3位「住友商事」、
理系男子が
1位「東芝」、
2位「ソニー」、
3位「三菱商事」となっている。
ここ最近は財閥系商社などの人気が高く、
若者の根強い大手志向を指摘する声も多いが、
こうした傾向ははたして日本だけのものなのか?
非常に興味のあるところです。
実はこの手のランキング、
日本だけでなく世界各国にも、興味深い顔ぶれとなっている。
Universumが行った「アメリカの若者が就職したい企業ランキング」
(アメリカの企業に勤める就業1~8年までの会社員に調査)では、
1位「Google」、
2位「Apple」、
3位「Facebook」と、
日本でもおなじみの世界的企業がトップ3を飾る。
興味深いのは米国務省(4位)、
FBI(7位)、
CIA(10位)などの
「公務員」が上位に並んでいることだ。
捜査機関が上位にランクインするあたり、やっぱり・お国柄なのか?。
一方、中国では「中国移動(チャイナモバイル)」が3年連続の首位。
その他上位には「中国銀行」「阿里巴巴(アリババ)」といった国内企業のほか、
「Google」や「微軟(マイクロソフト)」などの外資系企業も多く含まれている
(「中華英才網」・「2011年中国大学生希望就職先ランキング」より)
ちなみに「中国移動」は携帯電話契約者数が5億人を超える中国最大のモバイル通信企業。
「阿里巴巴」はYahoo!中国などを傘下に収めるIT企業だ。
日本に比べ、全体的にIT企業が上位にランクインしている点が特徴といえる。
ちなみにUniversumでは「2011年就職したい企業“世界ランキング”」
アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、ブラジル、中国など12カ国の学生約13万人に調査)によれば、
IT系の学生が「Google」「IBM」「Microsoft」「BMW」「Intel」を、
ビジネス系の学生が
「Google」「KPMG」「PwC」「Ernst&Young」「Deloitte」を上位に選んでいる。
日本の企業ではソニー(IT系6位、ビジネス系11位)と、
トヨタ(IT系18位、ビジネス系42位)がランクインした。
こうしてみると、世界的な大企業の就職人気が高いのは、
必ずしも日本だけの現象ではないようです。
そして、これらの人気企業が学生にとって狭き門であることも、
どの国でも変わらないようだ。
イノドキの若者は・・昔も今も安定志向なんですねぇ・
*R25より抜粋*
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