My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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バイオディール燃料

2007-11-26 21:53:53 | 独り言
今日は、BDFのセミナー出席のため静岡に出張しました。

県内で唯一、廃食用油の回収からBDFの製造・供給(配達)を手掛けている静岡油化工業、県内先進地事例として磐田市、昨年、ドイツのBDFについて視察してきた県の職員の3者から発表がありました。

BDFについてはこれから少し勉強してみようかと思っていたところでしたので、初めて聞く話もいくつかありました。

風力発電が事業者の金儲けの手段だとか、新たな公共工事だとかいう的外れな批判を時々目にしますが、やはり今日の発表を聞いて改めて、どんな温暖化対策も儲かる仕組みがなければ導入拡大は難しいと感じました。

ドイツに視察に行った県の職員も、視察に行く前にはドイツでは環境についての意識が高いことがBDF普及の理由だろうと考えていたそうですが、実際にはBDFが軽油より安いということが普及の一番の要因だったと感じたそうです。

参加していた某自治体から、「県では関連部署、企業、トラック協会などでBDF導入推進部会なるものを立ち上げたそうですが、具体的にどのようにBDFの導入を進めるのか?また、県内自治体への支援策は?」との質問がありましたが、県からは、情報の共有、情報の提供といったような、いつもながらの心許ない回答が。

具体的な目標を掲げ、具体的な実施方法を示さなければ、いくら体裁を整えても意味が無いように思います。県の役割をもう一度見直す必要があるのではないでしょうか。

今日発表した県の職員は昨年、中堅・若手職員の海外視察事業というものがありBDFの視察にドイツに行ったということでした。当町では国内先進地の視察をするような制度も無いので羨ましい限りです。