My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

洋上風車で原発10基分だって

2010-05-08 20:26:09 | 風車日記
静岡新聞によれば

【政府の総合海洋政策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)が検討して
いる「海洋再生可能エネルギー戦略」の素案が8日、明らかになっ
た。海洋に風力発電の設備を設け、2020年までに原子力発電所
10基分にほぼ相当する1千万キロワット以上の電力を生み出すこ
とを目指す。波力や潮流を使ったエネルギー技術も開発。1年後を
めどに財政支援などの具体案をまとめ、温室効果ガスの削減や沿岸
部の地域振興につなげる。】

とのことです。

原発1基が100万kW相当で設備利用率60%とすると、設備利用率35%
の3M風車が6,000機ほど必要でしょうか。風況調査やアセス、漁業
権の問題も含めて今後10年間で現実可能とは思えません。
私の知らないすごい技術革新が起こっているのなら別ですが。

まずは陸上風車をしっかり建てて、しっかり回してそれから海に出る
というのがあるべき姿ではないでしょうか。

【追記】
別の報道では風車は2千基とのこと。ということは、kWhではなくkW
のことのようです。マスコミは発電量と設備容量の区別もわかって
いないことが多い。勉強不足ですね。

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6 コメント

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これはひどい (cho)
2010-05-09 22:23:01
洋上風力に期待していた1人ですが、素案とはいえこれはひどい。洋上は技術的に健闘していた分野と思っていましたが不思議でなりません。お役所主導でまとめるとこうなるのでしょうか?
まじめに取り組んでいた方々にはお気の毒です。こういう決定構造があるかぎり政治主導は先の先ですね。仕分けの前にすべきことがあるように思いました。
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カルマン渦の考え方 (Kajika)
2010-05-10 03:10:13
こんなように考えると、風車の回転に由来しない超低周波振動が理解できます。  建ったら振動するのは、煙突、原発の排気筒で判っていたことです。  ただ停止状態の振動だけでも、被害を訴えられているのかは、今後の調査研究によると思いますが…。  「風雑音」による誤データーではないのです。 ブレードにより乱される空気の変化などて、複雑な振動なのです。

http://blogs.yahoo.co.jp/otenki_bosai/59557111.html

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12319

http://www.env.go.jp/air/report/h22-03/index.html

dynaweb.mech.tut.ac.jp/mech_dyna/lecture/trouble_cases.pdf

送電線や、紐を振り回したときに出る音も同じです。  こんな情報もまだまだたくさん出ていますので、検索してみて下さい。 私は風力発電に反対しているのではなくて、進め方に異論があります。  こんなことも解決せずに、洋上風力にすぐに補助金を出すのは反対です。  ファンドで実験して、費用対効果があれば国を挙げて支援すればいいのです。  鳩山資金で知らないうちに建てておいていただきたいと思います。  東伊豆町の風車は採算が合っているのでしょうか?  撤去費用は計画的に積み立てられているのでしょうか?
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カルマン渦は騒音源ではない (WEIT)
2010-05-10 14:49:00
空力音は速度の5~6乗に比例します。風車の空力音はほとんど全てが相対的風速が風速そのものよりも何倍も高い「翼端」で発生します。カルマン渦が低周波音の音源だとする考えに根拠があるようには思えません。
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意味不明 (kynthm)
2010-05-10 19:43:37
choさん、コメントありがとうございます。
別の報道では風車2千基となっていたので、原発10基分というのは設備容量のことのようです。マスコミはkWとkWhの区別もつかないような記者が記事を書いてみたいですね。

Kajikaさん、リンク先のブログを見ましたが何を言いたいのか私にはちょとわかりませんでした。風車から低周波音が出ているのは既知の事実ですが、風車のタワーでカルマン渦が発生していたとしてもそれが騒音の原因だという説は聞いたことがありません。ブログの管理人も音響の専門家ではないようですし。

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洋上風力&かるまん渦 (きたきつね)
2010-05-12 23:53:14
洋上風力あと10年間で1000万kW。
まあ、その関係者にヒアリングしちゃいましたけど、どうでしょ。出来ると言えばできるし、出来ないと言えば出来ない。ここは国家戦略まで遡及して考えねばならなさそうです。
まあ、「技術的」観点だけなら出来ると思います。
一方、陸上こそいまは恐らく都市資本大企業型大規模ウィンドファームは困難だと思います
(1)低周波/通常騒音に関する不安の解消
 これは技術や科学だけの問題では無い
(2)環境アセス法の強化(風力対象)
 風力事業者の身から出た錆かも
(3)故障多発等によるファイナンス環境悪化
  最近銀行さんとか怒ってますよ
手をこまねいているわけでもなく、まだまだ陸上も手法次第ではまだまだ普及はできるでしょう。でも、今の開発手法はもうだめだとも思います。

カルマン渦。あの電線がフューフューいうやつですよね。あと気象関係の本でもよく目にします。
ただ、風車低周波がカルマン渦かの議論。
まず、タワーについては検証が容易?
建設途中でブレード設置前に騒音測定すればいいのでは?タワー要因かはっきりでるのでは。
風車の羽根は確かに音は先端ですね。乱流の専門書でも飛行機の先端部分も同じ傾向のようです。この場合、低周波では無く通常騒音ではないでしょうか。(低周波はまだきちんと勉強していないので推測ですが)
一方、風車のブレードと飛行機の羽根の違いだけでみると、ブレードは中心部分に向かうにつれて、速度が違うので、どっかの領域で、カルマン渦なのか、ないかで違う質の騒音・振動みたいなものはでていないのか。とふと思いました。
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そもそも (kynthm)
2010-05-15 20:54:13
ヒューヒュー、シューシュー、フューフューと聞こえるのは低周波音ではないですよね。
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