京都府企業局が太鼓山風力発電所に雷センサーを設置するそうです。
雷は風車の天敵で当町の風車も平成16年に2度被害を受けています。
報道によれば、風車から2km以内に雷が近づくとセンサーが反応して自動的に風車を止めるそうです。
風車を止めると雷が落ちにくくなるという話は聞いたことがあるのですが、風力発電のセミナーなどに参加して聞いたところによれば、その効果は良くわからないというような感じでした。
要するに、効果があると言う人もいれば、無いという人もいて科学的な根拠はないということでしょうか。
万が一風車の周辺に人がいる時に、落雷でブレードが損傷し飛び散るというようなことが心配される場合には安全措置として風車の停止は有効かもしれませんが。
ただ、普通は雷が鳴れば怖くて風車には近づけないと思います。
この雷センサーの設置には800万円かかるそうです。これが高いのか安いのかはわかりませんが、この発電所は完成後に別途避雷針を立てているそうなので、それもあわせると相当な出費でしょうね。
ちなみに太鼓山というのは太鼓を打ち鳴らすように雷がよく落ちることから命名されたとも聞きました。本当でしょうか?
雷は風車の天敵で当町の風車も平成16年に2度被害を受けています。
報道によれば、風車から2km以内に雷が近づくとセンサーが反応して自動的に風車を止めるそうです。
風車を止めると雷が落ちにくくなるという話は聞いたことがあるのですが、風力発電のセミナーなどに参加して聞いたところによれば、その効果は良くわからないというような感じでした。
要するに、効果があると言う人もいれば、無いという人もいて科学的な根拠はないということでしょうか。
万が一風車の周辺に人がいる時に、落雷でブレードが損傷し飛び散るというようなことが心配される場合には安全措置として風車の停止は有効かもしれませんが。
ただ、普通は雷が鳴れば怖くて風車には近づけないと思います。
この雷センサーの設置には800万円かかるそうです。これが高いのか安いのかはわかりませんが、この発電所は完成後に別途避雷針を立てているそうなので、それもあわせると相当な出費でしょうね。
ちなみに太鼓山というのは太鼓を打ち鳴らすように雷がよく落ちることから命名されたとも聞きました。本当でしょうか?
落雷の記事です。記事を読むと分かるのですが、多少の効果はあるみたいです。
ま~、風車の半分が4ヶ月停止すれば、800万位の出費なら仕方ないのかもしれません。
でも、これで採算取れるのでしょうか?
少なくとも、雷雲が有るうちは風があっても風車を停める訳ですから。中々試算表も組みにくい事は間違いないですね。
風車にも避雷針は付いていますが、ブレードに落ちる事が多いのは、雨に濡れたブレードは表面に水の膜ができる為、この水に反応して雷が落ちます。
そうすると、雷の強烈な電気はギアボックスを通っていろんなセンサーから、メインコンピューターまで達します。
これが故障の原因になるわけです。
風車が止まっている時に落ちる雷は、殆んどが避雷針に落ちるので、きちんと接地工事してあれば、タワーを伝って殆んどが地中に逃げます。
だから、故障が少ないのだと思います。
回っているブレードに雷が落ちて、停止しているブレードに雷が落ちないという科学的根拠はありません。
雷の被害については、以前から指摘されていました。
対策が無かった事も事実です。
接地工事だけでなく、付近に風車より高い避雷針と建てたり、雷誘導設備を近くに建てたりしかありませんでした。
今回の、風車を「止める」という決定は、最後の手段なのかもしれません。
風力業界の人なら、一度はその行為を考える事ですが、採算の関係からとてもその様な行為はできない、というのが本音じゃないでしょうか?
落ちるかもしれないし、落ちないかもしれない、という状況では中々止められないものです。
風が吹けば、毎日何十万円と稼ぐ事ができるからです。
その雷被害の為に、年間高い保険料を払っている事も関係してくるでしょう。
ですが、その保険も年間に何回も保険が適用されるようになってくると、保険料率が上がり、さらにその限度を超えると、保険そのものが掛けられなくなってきます。
保険会社も企業なので、損する様な保険は扱いません。
今現在でも、雷被害が多すぎて保険が掛けられなくなっている風車も存在すると思います。
このような事を考えると、これからの風車の雷問題は、「停止」するという究極の選択をする時が来たのかもしれません。
また、風車が回っていると静電気を帯び落雷し易くなるので止めておいた方がよいと言われたことがあります。
しかし、昨年の風力エネルギー利用シンポジウムでは雷を専門に研究している九州大学の教授が風車を止めてもあまり効果はないと言っていました。
風車の停止が本当に効果があるのなら、数時間であれば迷わず風車を止めるのですが、過去2回の落雷の際には風車は運転していたのですが、ブレードは無傷でした。
ですから万が一風車を止めてブレードに落雷があると、止めたことを後悔しそうで決心がつきません。
遠くで雷が鳴っただけでも心臓がドキドキします。ほんと嫌なものです。