ふわふわ気分で

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「メタルマクベス」迫力ありすぎ~

2006-06-15 | 演劇

「メタルマクベス」14日マチネ、観てきました。
いやぁ、スゴイ迫力でした。
迫力ありすぎて、食あたり(←ちがう)したみたい。
帰ってから気分悪くなって即、寝ました。

以下、勝手な感想です。ネタバレもあります。


原作・シェイクスピア
脚色・宮藤官九郎
演出・いのうえひでのり

宮藤さん、シェイクスピアの「マクベス」をこれまでに読んだことがなかったそうですが、お勉強なさったのでしょうか。
シェイクスピア精神が正しく脚本に反映されてました。
マクベス夫妻の心の動きとか、グッジョブでしたよ。

生の演奏、迫力あっていいですねぇ。
青春ど真ん中気分でしたよ。

歌詞が意味不明という人向けにか、中央スクリーンに歌詞出てましたけど、揺れるのは困ります。
目に悪いですよ。
活字もギザギザで、あ、オシャレなのね。ごめん。

インパクトのある歌ばかりだったけど、
帰り道で頭から離れないメロディーがなかったのは、ちょっと残念でしたね。

ランダムスターとマクベス内野役の内野聖陽さん、楽しそうでした。
歌もお上手だし、さすが。
でも上戸彩ちゃん主演「エースをねらえ」の宗方コーチとイメージがだぶってしまうのは、わたしだけ?
ヘアスタイルの雰囲気似ていたし。
ハイヒール姿も笑えました。ずっとハイヒールでなかったのが残念だったけど。
ころぶと危険だものね。

松たか子さん、ハジケてましたね。
「贋作・罪と罰」よりも、はまり役とみました。

せりふ、早口になっても聞き取りやすいし、歌もおっけー。
演技でも、マクベス夫人そのものでした。
気が狂ったマクベス夫人の寝室の場では、夫人の気持ちにシンクロして、わたし涙ぽろぽろでした。

それなのに、横の門番のお邪魔はナンなのでしょうか。
あの、汚さ、見苦しさは・・・
青山劇場だよ、ここは。下北沢系じゃないっすよ。
大ブーイング!

新感線の芝居を見たのは初めてなんですけど、いっつもいい所でぶち壊すというのが、ここのモットーなんでしょうか。
せっかくの松たか子さんが熱演しているのに、あれはあんまり酷過ぎです。

一幕目でも門番つまらなかったです。
あと、所々でダレて、引いてしまう場がありましたね。
ここら潔くカットしてほしかったな。

それとやっぱり4時間は長すぎかなと思いました。
歌もいくつかはカットできそう。
最後はドカーンと爆発で終わるのでは、どうでしょうか。

他の出演者では、森山未来さん、ダンスお上手ですね。
タップもすごいし、身が軽いし、演歌も似合いすぎ。
せりふは、もうちょっとかな。

北村有紀哉さん、きっぱりしてて、イイ雰囲気ありますね。
こんど「オレステス」で、藤原竜也くんと共演されるので、
どんな方かなと思ってたけど、いい感じなので安心。

三人の魔女がミキハウスの三色のトレーナーを着ているのが、おかしかったです。
しかもひとりは林さん。
「林さん、カレーに何か入れたでしょう?」
ちょっと古いけど、笑えました。

でも魔女の、三色トレーナー、だんだんしつこく思えてきました。
色も赤・黄・緑だし。メーカーさん、いいんでしょうか。
後半は別の衣装とかダメですか。
軽い感じの方が、好みなんですけど。
松たか子さんの衣装も一幕目、すっきり系ではどうでしょうか。

あと、ん?だったのは、
グレコの妻子が殺されるシーンで、白い幕に血が流れるのは「天保十二年のシェイクスピア」のパクリじゃあないですかね。

それから、トイレ少なすぎです。
仮設でも何でもいいから、考えてくださいませ。

この日はお客ものりのりで、スタンディング。
カーテンコールは5回。
内野さん、引き上げるときに、回転したりして、まだまだお元気そう。

最後のコールは内野さん衣装半分脱いでらしたです。
松たか子さんが後ろの列で。
気がつかなかったのか「松たか子がいない~」なんて、おかしかったです。

とっても楽しいお祭りみたいな「メタルマクベス」でした。






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2 コメント

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新感線 (山鯨)
2006-06-15 19:08:05
はじめまして。

新感線の舞台はおポンチ路線といのうえ歌舞伎のようなシリアス物の2パターンに分かれます。

今回はまだ観劇していないのでなんとも言えませんが、クドカン脚色なのでおポンチなんでしょうね。

門番役の皆川猿時は大人計画や港カヲルファンじゃないと受け入れられないと思います。



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はじめまして (くるみん)
2006-06-16 16:47:06
山鯨さん、いらっしゃいませ。



新感線、エネルギッシュでこっちまで元気がもらえました。

宮藤さんのシェイクスピアとメタルバンドとの重層的な脚本もよかったです。

一度では、見のがしていることも多そうだし。

もう一度観れたら、また感想もかわってくると思います。



山鯨さんもご覧になられたら、ぜひ、お知らせください。

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