
2度目の観劇の「キル」出演者のみなさんノリノリで、面白かった~
ネタバレありです。よろしくね。
NODA・MAP 第13回公演「キル」
作・演出・出演: 野田秀樹
美術:堀尾幸雄
照明:堀部基
衣装:ひびのこづえ
出演:妻夫木聡、広末涼子、勝村政信、高田聖子、高橋恵子、山田まりや、村岡希美ほか
渋谷Bunnkamuraシアターコクーン
1月16日ソワレ観劇
あらすじ
羊の国(モンゴル)の洋服屋の息子テムジン(妻夫木)はブランド「蒼き狼」で世界制覇を企てる。
絹の国(中国)のシルク(広末)と結婚し、息子バンリ(野田)が誕生。
しかし、偽ブランド「蒼い狼」が出現する。
「キル」は2ヶ月公演で、残り2週間。
チームワークよさそう、皆さん呼吸もぴったり。
初舞台の妻夫木くんも、舞台慣れしたベテランみたいになって、
堂々としたテムジンでした。
・・・妻夫木くんのつぎの舞台、楽しみ・・・
今回は前の方だったので、出演者の方々の表情や小技がよく見えて、楽しかったです。
それに2度目は、台詞が聞きやすく、まっすぐに届いてきました。
テムジンのラストの長い台詞では、涙が出てきましたね。
どうしてかな・・・テムジンの気持ちにシンクロしたのかな・・・
今日はカメラが入っていました。
そのせいで、前半はちょっと力みもあったのか、声が出にくそう。
皆さん汗がダラダラでしたね。
後半は伸びやかになって、モンゴルの心地よい風が感じられました。
出演者の方々、何役も演じてます。
誰が演じてるのかも、よくわかりました。
羊は、遠くからだと、白い塊にしか見えなかったし、
機関銃がミシンなのも、初めて確認。
そのミシンが「ロープ」では本物の機関銃になった。
という野田さんの流れもよくわかりましたね。
メッセージ性は「THE BEE」や「ロープ」ほど、はっきりしてないけど、
征服が制服を着せるになったり、
キルが着るや斬るだったり、言葉遊びにも作者の主張は感じられました。
観終わって気持ちいい舞台です。
それは大陸の、のびのび感とか、太陽と大気と風の気持ちよさとかを、
感じられる舞台だからでしょうか。
「キル」の舞台装置の、大きな雲を描いた背景や青い空の巨大な布って、
ステキ、大好きですね。
野田さん、これからも、雄大な舞台みせてほしいです。
勝村さんがやっぱり大活躍だし、高田さんの顔芸もおかしい。
広末さんが、手紙を読んでもらう場面で、
キレイに泣いてみせて、見とれてしまいました。
涙が光って、ホントにきれいだった。
カーテンコールは5回、6回かな。
3度目に妻夫木くんと広末さんが笑顔を交わしてましたね。
出来良かったのかな。
野田さんも最後にちょっと笑って・・・あら珍しい。
カメラ向きのサービス・・・なんて、イジワルですね。
きっとうまく行ったのよね~
みなさまお疲れさま。
観ている方のテンションも上がりましたよ
