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「アマテラス」16日マチネ、玉三郎さんスゴイ

2006-05-17 | 演劇

「アマテラス」観劇で大感激しました。

演出、坂東玉三郎・大場正昭
出演、坂東玉三郎・鼓童のみなさん
会場、世田谷パブリックシアター

佐渡の太鼓グループ鼓童(こどう)と玉三郎さんの共演、優雅な玉三郎さんの踊りとダイナミックな太鼓の響きがよかったです。

芝居の筋は、アマテラス(天照大神・あまてらすおおみかみ)は、弟のスサノオ(須佐之男命・すさのおのみこと)の乱暴に嘆き、天の岩屋戸に引きこもり、そのため世の中が真っ暗になります。
しかし、アメノウズメ(天宇受売神・あめのうずめのかみ)の踊りにつられて、岩戸から出てしまう。
という、神話をもとにしたもの。

効果音に続いて、太鼓の音、声明のような合唱、宗教的なイメージで幕が開きました。
舞台には、お祭りのやぐらのようなセットがあり、大きなシンバルが配置されています。
前方には、太鼓、琴、笛、胡弓の方々。

やぐらからアマテラスの玉三郎さんが、ゆったりした仕草で舞台へ。
もう、キレイです。
いきなり、オーラっていうのかな、光輝いています。
存在感があって、目が離せません釘付けです。

手のしぐさが優雅できれいで、色香があります。
古風な言い方かな。
でも、今流行のエロとか色気じゃなくって、上品な色香です。

本物見たのは、初めてだったけど、スゴイです。
圧倒されました。
こんな、キレイな人が世の中にいるなんて、絶句です

バチを持って、太鼓を打つ仕草だけで、じわっと色香があふれてくるようです。
舞扇をふわっと扱うだけで、驚く程の女らしい仕草です。
青い絹の布に顔をよせる時の、目の色っぽさといったら・・・

もぉハート、ドキューンです。あの美しさにやられました。
芸の力なんでしょうか、天然の美しさなのでしょうか。
スゴイです。只者ではありません。
一見の価値ありです。

2幕目は、真っ暗な中から笛の音が聞こえて、小さい鐘と木魚(両方とも寺で鳴らすもの)で始まります。
アマテラスが閉じこもったので暗い舞台です。
小さい火が舞台の両脇に燈って、幻想的。
だんだん太鼓が大きいのに変化して、お祭りのお神楽のようなのから、インドネシア音楽みたいな感じから、ジャズセッションになったり。

ここいら鼓童のみなさん素晴らしかったです。
みなさんお上手だけど、玉三郎さんがいると、どうしてもそっちばかりに目が行ってしまうのです。

最後は上半身裸での大熱演でした。
おじさん、お兄さん時々イケメンといった感じ。
あ、女性の方もお上手でしたね。

ハリウッドスターみたいな、プロテインとステロイドで作った身体ではなく。
しなやかで引き締まった身体が汗に輝いて、こちらも見所あり。

太鼓をたたくのって、腹筋を使うし、お腹ひっこんでウエスト細くなるかも。
ストレスも発散されそう。
そういえば、ゲーセンで太鼓でGO、みたいなのあったね。
いいかも・・・

最後の玉三郎さん、出番少なかったなぁ。
もうひとさし所望したい所でした。

ラストはスタンディング・オベーション。
玉三郎さん、お辞儀も優雅でした。
ちょっと微笑んでいらっしゃるお顔もステキでしたね


おつかれさまでした~






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