「三月大歌舞伎」昼の部
演目
第一、「春の寿」三番叟、萬歳、屋敷娘
第二、「一谷嫩軍記」(いちのたにふたばぐんき)
第三、「女伊達」
第四、「廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋」
出演、片岡仁左衛門、市川團十郎、尾上菊五郎、坂田藤十郎、片岡秀太郎、
中村福助、中村扇雀ほか
歌舞伎座、3月25日昼の部観劇
仁左衛門さんお目当ての歌舞伎座。
いやぁ~仁左さま、魅力爆発でした。
完璧にやられちゃいました。
仁左さま出演の演目は「廓文章吉田屋」
藤屋という豪商の若旦那、伊左衛門。
放蕩のし過ぎで勘当されちゃったボンボンが、
なじみの花魁夕霧に会いたくて、吉田屋にやってくるのだけど、
紙の着物を着ているという設定。
紙衣(かみこ)というらしい、
でも、舞台では、紫色と黒のツートンのもちろん絹のお着物。
黒い地には、松嶋屋とか、恋しく、なんて字の刺繍入り。
超派手だけど、仁左さまに、ぴ~ったり。
落ちぶれてるけど、卑屈にならずに大らかでのんびりしていて、
という、ある意味アホぼんかいな、というキャラ。
でも、そのキャラ、
仁左さまが演じると、もうかわいくてたまりませ~ん、だったね。
夕霧がいる松の間だっけ、舞台奥に向かって、襖をいくつも開けていく後ろ姿。
腰付きが超色っぽくて、
う~ん、ゴロニャ~ンでした。
男の腰付きにトキメイタのって初体験かも・・・
一歩間違うと、下品になる感じだけど、
仁左さまの伊左衛門は、育ちの良さってのが感じられて、セーフ。
なかなか来ない夕霧に拗ねて、コタツで狸寝入りをする伊左衛門。
突然、客席からゴォ~っという響き。
オヤジのイビキか・・・
オーマイゴッ!
タイミングがいいのか、悪いのか。
どっちにしても、寝るなら、お静かにね。
他の演目も「春の寿」は、ホントに春らしく、うきうきする感じの舞踊三題。
「一谷嫩軍記」は、團十郎さんの存在感が大でした。
馬さん二頭も熱演。
歌舞伎って、馬まで花やかでステキ。
今回は友だちとの観劇。
しかも仁左衛門熱烈大好友、
はい、キャーキャー気分で観劇しました。
あ~カッコよかった~
ステキだった~
でも、脚見せなかったね。
うん、きれいな脚、見えなかった。
見たかったね、あし・・・
見たかった・・・あし・・・
はい、歌舞伎っていいですね。
ふぅ~