ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「身毒丸」迫力スゴイ

2011-09-12 | 演劇
写真は銀河劇場のホワイエ。
歴代身毒丸のポスターが飾ってました。
手前に武田真治さんのもあったけど、ちょっと都合で写りませんでした。
ごめんなさい。
ネタバレあります。よろしくね。

「身毒丸」
作:寺山修司/岸田理生
演出:蜷川幸雄
作曲:宮川彬良
美術:小竹信節
衣装:小峰リリー
出演:大竹しのぶ、矢野聖人、蘭妖子、石井愃一、六平直政ほか
天王洲銀河劇場 9月3日マチネ観劇

藤原竜也くん白石加代子さんバージョンは何度も観たけど、
今回のは全く別物。
演出家が変わったのか、くらいの感じ。

お気に入りの抒情的でキレイな場面は、すべて変わってて、
ちょっとがっかり~だったけど、まぁそういうものよね。

大竹さんが白石さんと同じように演じないようにしたからかな。
白石さんが力を入れてた場面は、あっさりめになってました。

撫子若くきれいで、女を持てあましてるみたいな印象。
母になりたいというより、愛が欲しい女を強調した感じ。
でも、あっさりしてました。

行水場面の撫子の嘆きのモノローグ。
聞かせどころで大好きだったのに、軽くてちょっと中途半端。
前回の身毒はパンツ姿、今回全裸で撫子と目を合わすのだけど、
この変化はナイスです。

見せ場は卒塔婆の場面。
大竹さん大迫力でした。
上から赤いものがペタペタ落ちてくるし・・・
「ヘンリー六世」の肉が落ちてくるのは、ノーサンキューだったけど、
今回はマッチしてました。

「もう一度僕を妊娠してください」のセリフ、
あのシチュエーション、ちょっと何これ?でした。
ラストの撫子は・・・あわれさを訴えたかったのかもしれないけど、
なんか感情移入できなかったですね。

蜷川さん演出も情感豊か、切ない系は好きだけど、
過剰な物量と装飾系で力任せで押しまくるのは苦手。

でも初めて「身毒丸」を観た人には、インパクト大で忘れられない舞台になったでしょうね。
舞台って、いつもいつもあんなに刺激的じゃないですよ。
静かで穏やかなのもあるからね。
念のため・・・

初舞台の矢野聖人くんは、よかったです(エラソーでごめん)。
身体のキレがいいし、度胸もあるし、身毒の追い詰められて必死な感じよかったし、
台詞もちゃんと聞こえてました。
特訓凄かったんだろうな。
灰皿投げつけられまくり、な気分だったでしょうね。

ただ行水場面。
竜也くんは空の上の方を見て、すごくイイ表情を見せるんです。
天国の母のことを思ってるのか・・・だったけど、
矢野くんはひたすら洗ってました。
今どきの子は行水の意味って良く知らないだろうし、
シャワーを浴びてる感じなのかな、とちょっと笑えました。

家に帰ってからDVDの「身毒丸」ファイナルと復活、観ました。
2本立て。
竜也くんはファイナルの方のナイーブさがいいかな。
復活は完成された作品という感じです。
特に白石さんがスゴイ。
この作品をなぞるわけにはいかないから、ああいう感じになったんだなと納得。

でもでも「身毒丸」おもしろいです。
未見の方はゼヒご覧ください。
といっても東京は終って、大阪も今日12日が千秋楽。
愛知県芸術劇場で17日(土)18日(日)公演。













博己くん情報追加

2011-09-12 | 長谷川博己
長谷川博己くん、テレビ出演情報追加です。

NHK総合「あさイチ」特選エンタ 生出演
9月16日 8:15~9:54


トークショーなど、生出演が続く博己くんです。
レポによると生出演も慣れてきて、自然な笑顔もこぼれてるよう。
テレビでも博己くんの笑顔とエクボが見れますように・・・
うふ・・・