「身毒丸 復活」
作 :寺山修二・岸田理生
演出:蜷川幸雄
作曲:宮川彬良
美術:小竹信節
美術補:中越司
衣装:小峰リリー
出演:藤原竜也、白石加代子、品川徹、蘭妖子、石井愃一ほか
大阪梅田劇場、シアタードラマシティ 3月4日千秋楽観劇
あらすじ
母を売る店で買われた撫子(白石)と死んだ母を慕う少年・身毒丸(藤原)。
身毒丸は撫子を母とは、認めなかったが、いつしか男女として惹かれあうように・・・
いやぁ、迫力満点の舞台でした。
「身毒丸」って、あんなに濃い舞台だったんだね。
「身毒丸ファイナル」はDVDで見たけど、それよりずーっと濃くておもしろくて、
身毒、撫子と一緒に異界をさまよう、1時間30分でした。
ホント再演してくれて、大感謝です。
ワシントンのフェスティバルの委員の方、招聘してくださって、ありがとう
ワシントンの方、台詞の英語表示なしって、お気の毒でしたね。
なんとか、ならなかったのかね。
でも、あの五寸釘を打ち込む呪いとか、卒塔婆とか、家族合わせとか、
日本人でも、基礎学力不足の方、続出かも。
かごめかごめとかも・・・
あれって、カワイイ歌じゃなくって、怖いものなんでしょうか。
グラインダーの火花が飛び散って、
お~実物だ!キレイ!と思う間もなく、次から次へ。
まわりの方々もオモシロネタ満載なのね。
次回から、もっと落ち着いて観察しなくっちゃ・・・
なにしろ、ドキドキ状態。
出演するわけでもないのに、緊張してましたわ。
はぁ~
白石さんすごいね七変化っていう感じ。
呪いの場面、メチャメチャ迫力ありでした。
「死ね死ね」の大合唱で、ど迫力。
あそこ、夢にでてきそう・・・
でもね、やさしい母の表情も、すごくステキ。
色っぽいシーンもお上手だし。
実母だと偽って身毒を抱く場面。
身毒の腰から脚にかけて撫でる指がエロチックでした。
竜也くんも負けじと、あちこちでなめまわしてましたね。
ああいうの、「復活」限定かな。
うふ・・・
竜也くん、ふるさとに帰ったって感じで、ノビノビしてるみたい。
身毒丸ファミリーだもんね。
細くなったからか、短いヘアスタイルのせいか、
竜也くんどこから見ても十代の少年。
繊細で多感な美少年でした。
すごいぞ、たっちゃん。
腕を舞台に突いた時、シャツの隙間からアバラ骨が見えてました。
ありゃ、やっぱ痩せすぎだよ。
大阪でおいしいもの食べなかったの。
細いというより薄いって感じ。
白石さんの厚さの半分くらい、かな。
もうちょい食べないと、危ないんじゃないか。
と、また親モードで心配。
カテコの笑顔も、あどけない少年モードでした。
カテコの一回目、お二人が残ってお辞儀をしたあたりで、スタンディング。
総立ちでした
膝をついて優雅な仕草の撫子と身毒。
カテコ何度あったのかな。興奮してたので数えてませんでした。
何度目かに、白石さんが手を振って、笑い声があがって・・・
え、なに?と白石さんに笑顔を向ける竜也くん。
竜也くん幸せなんだろうな。
よかったね~ってこちらまで嬉しくなりました。
これから、いよいよ埼玉公演。
長丁場だから身体に気をつけて、
みなさん、頑張ってくださいね~