29日の朝日新聞夕刊にNODA・MAP「THE BEE」の劇評がのっています。
筆者は編集委員の山口宏子さん。
山口さんの批評は無駄が無くて適切です。
写真はカラーで、小古呂の妻役の秋山菜津子さんが、井戸の野田秀樹さんに銃を向けたもの。
「世界にはびこる報復の連鎖という現実が投影されているのは明らかだが、
劇はそれを実行する人間の内側も冷徹にえぐる。」
「ごく普通の人間に潜む暴力性が、狂気としてではなく、
冷たい正気の中から現れる様は、見る者をりつ然とさせる。
野田の演技が生々しく、迫力に満ちている。」
野田さんの演技は、確かに迫力ありましたね。
でも、野田さんのダンスと奇妙な歌詞の歌の方が、迫力あったけど・・・
あの歌何なのかしらん。
パンフにものってなかったし、野田さんが歌ってるのかな?
妙に頭に残る歌だったね・・・
批評は秋山さんのことにもふれて、
「全身から、空洞になった人の悲しみが立ち上がる。」
とあります。
悲しみっていうのはあまり感じなかったな。
暴力に支配された人っていうのは感じたけど。
戦争みたいな状態になったら、考えるのをやめて言いなりになってしまう。
その方が楽だから、状態だなって思ったね。
紙を使った美術と映像もほめてあります。
わたしと同意見ですよん。
ちょっとうれしい。
この夕刊には、「三谷幸喜のありふれた生活」ものっている。
「コンフィダント」の大阪千秋楽で三谷さんが仕掛けた、いたずらのあれこれが。
こまった人ですね~三谷さん。
でもでも、その千秋楽、観たかったな~