ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

坂東玉三郎舞踊公演

2006-11-20 | 演劇

またまた、観てきました。
坂東玉三郎さんの舞踊公演、今日はよこすか芸術劇場です。
もちろん満席です。さすが玉ちゃん。

演目は熊本の八千代座と同じ。
「藤娘」と「鷺(さぎ)娘」

二度目なので、落ち着いてしっかり観てきました。
う~玉三郎さん、キレイすぎ。
色香ありすぎ。

藤娘のお酒を飲む仕草の色っぽいこと、目を閉じて杯をあける表情が、もぉ~たまりません。
あーいう人に声かけられたら、ふらふらついて行くわな~
と、わたくし、すっかりオヤジに・・・

指の曲がり具合というか、しなり方が、人間技ではないみたい。
あの、くねくねが女形のポイントかしらん。

藤娘は、玉三郎さんの以前の踊りに比べると、
かんざしの下がり具合もその時々によって、変化しているそう。
玉三郎さんは、毎回研究しているのよ。
と、後ろの席のおばさまがご説明。
ふうんと、ダンボ耳になって拝聴しました。

「鷺娘」は、やっぱり最高です。
すべての方々に見ることをオススメしたいくらい。

雪が降り頻る中を、くるくる回って踊るのが、あわれに美しい。
無情にも近づく最期の時・・・
うーんキレイ過ぎ。
雪の空を見ている眼には何が見えてるんだろう。
舞台にいるのは、玉三郎さんというより、鷺の精だった。

ラストで涙が滲んできました。
大拍手の中、幕があがると、スポットに照らされて、倒れた鷺のまま。
もう一度暗くなると、今度は座っている玉三郎さん。
演出うまいですね。
前回もこんなんだったかなぁ。

三味線と長唄の響きは、八千代座の方が音に柔らかみがあってよかったけれど、
照明はよこすかの方が○。
雪の降り方は八千代座の方が、キレイ。
よこすかはちょっと降りすぎのような、気がしました。
でも、舞台が広いだけに、雰囲気よかったです。

グッズ売り場では、カレンダー、手ぬぐい、Tシャツのほかに
人形焼き七百円も並んでいました。
玉三郎さんも、食べてるのかな・・・