ちょっと留守にしておりました。
留守中にもかかわらず、大勢さんが遊びにきてくださって、ありがとうございました。
その間にも藤原竜也くんの「デスノート the Last name」も、大成功で公開、めでたいです。
さて、熊本に行ってきました。
メインは山鹿市の八千代座の玉三郎さんの舞踊公演です。
演目は「藤娘」と「鷺(さぎ)娘」です。
わざわざ、飛行機に乗って旅館に泊まって。
まぁ~物好きねぇ。
と、友達から言われましたが、よかったです~
しかも劇場が小さいから、玉三郎さま間近で、しっかり観てまいりました。
大感激です。
玉三郎さまパーフェクトです。うますぎます。
大変なものでした。
生きててよかった~と思えるほど・・・
「藤娘」は藤の花の精の舞踊で、途中で娘姿の花の精がお酒に酔っていくさまが、かわいくってコミカル。
「鷺娘」は、鷺の精です。
出だしが白無垢で白い綿帽子の娘姿で傘をさす姿。
どきりとするほどの色香。
鷺の足先のような動きも、さすがの感じ。
途中で舞台での早変わりが何度もあって、お客さん大喜び。
拍手がわきます。
引き抜きと言うらしいけど、歌舞伎の伝統の技ってスゴイです。
終わりは白い鷺の衣装になって、肩口を血に染めての最期。
片手を動かすさまが、鷺が苦しんでいるように思えてしまうほど。
舞台はほとんどセットなしで、雪が降るだけ。
玉三郎さんのまわりの特別の世界に、降る雪。
そこだけ違う時間が流れているみたい。
舞踊というよりも芝居を感じました。
芸術とでも言うのかな・・・(エラソーです)
髪を乱して、身体を反らして、ホントの鳥みたいでした。
ここが超イナバウアーで、またまた拍手がわきます。
お客さんの反応よすぎるくらいです。
あちこちで拍手、拍手。
どちらかというと、静かに観賞したい気分なんですけど・・・
お囃子の方々も舞台上での演奏。
三味線の音も長唄も、やわらかで響きがいいような気がしました。
木を使った芝居小屋だからかな。
カーテンコール(正しく幕を引いて)も2回。
客席のあちこちに丁寧にご挨拶される玉三郎さん。
ほんのりとした微笑みが、ナイスです。
喜んでいる感じも、恥じらいを含んだ微笑も、ステキです。
玉ちゃんって、歯を見せて笑ったりはしないのね。
さすがだわ~
なんか、彼だけが一周早く駆けているという感じがした「鷺娘」
スゴイものを観ました。
眼福~