カエル 2022-01-24 22:44:03 | 十五の詩 カエルがゲコゲコ鳴きだしたまあるい卵の群れから次々ピョコピョコヒョコピョコとびはねる草野心平風にいうならギャワロ ギャワロあんまりみんなが鳴くもんだからけんかでもしてるのかしら
目覚め 2022-01-24 22:40:32 | 十五の詩 僕はそして歌い続ける僕にはそれが見えるからたとえ綺麗な声でなくてもデジタルがアナログを潰しても鏡の中を見つめる人物鏡を割ってでてくる背徳の両腕は飲み込んでいく筋肉で膨張したコブ踏み潰されそうになるたった一つの光を僕は必死で守っている見えなくなっていく周りの空気と匂いと言葉世界が白黒で廻りだす目の廻る速さは悲しく嘘を塗っていく僕はそこから逃げ出すように走ったとけそうになる両足に傷をつけ痛みで意識が混濁していくどこ?取り乱す手の平は両目を覆わせ摑もうとする光は手の平で隠される広げようとする腕は鏡の中へ入っていくいない否定を繰り返す呼吸の唇儚く消える天使の温もり走っていた両足はもつれだし転がったアスファルトは紅く染まる泪はいつかに捨てたもの捨てたはずの淡い心がそばにいる僕ははいつくばり見つめるものは自身の瞳あなたの傷痕と一緒に埋めよう抱き締めあった痕を思い出し苦しみ痛みを傷に思いださせ温もりが癒やす瞳と瞳僕はあなたを見つけるあなたも僕を探してここにいるんだ涸れていく咽喉と体温立ち上がり空を見上げる残されたものは過ちや罪や虚しさ取り残された時間僕は見つけていたそして僕は歌いだすたとえ綺麗な声でなくても僕の天使を探しに傷の痛みは苦しく悲しく切なく可憐で儚く聡明さを忘れない僕は天使を知っている僕は天使を探しているあなたの傷と僕の傷痕と
エメラルド 2022-01-24 22:30:48 | 十五の詩 そんなの嘘っぱちの 幻想の愛だ!僕と君の間に流れるメロディーは何も生みやしない包まれたパンツ甘ったるいミルクティーはどうにもならないくらいのどに絡みついて舌に残る ミルク胸に刻むのは幻想の恋模様僕と君の外には 珊瑚の集まりが 横たわり息づくブルーの底の砂ピンクと白の庭 幻想のエメラルド