「月夜の森の梟」
小池真理子 著
ここ一カ月ほど、
本を読むことが出来なかった。
読みたくても読めない。
ページをめくることの難しさ。
物語の拒み。
ながれる映像をなんとなく見ていた。
けれど詩をなんとなく読み、
そして読み始められたものがこの本。
こいしいひと、
そしていとしい言葉がつまっている。
ひとにそれぞれの物語があり、
昇華していき、掬われていく。
どちらも姿は知っている。
小池真理子と藤田宜永。
知ることから物語ははじまる。
これからすこしづつ言葉を拾っていけるだろう。
愛するというちからで。