うちめし外めし旅ごはん      

お気楽モノの日々と食事や、重箱の隅つつきます ~SINCE 2005

まんまとその手に…

2008-06-08 | あれこれ
昨日は珍しく、封切初日の映画を観ました。

「ザ・マジックアワー」

正直なところ、これを映画館に観に行くつもりは全くありませんでした。

プロモーションで、やたらにTV番組にゲスト出演するのはこれに限らないけれど、
TV局が製作しているので、更にその度合いが高まり露出過剰。

三谷幸喜・佐藤浩市両名もココ最近、あっちこっちのTVに出ていて
はっきりいって、うんざりしていました。
おまけに協賛の一番搾りのCMまで…
(憧れの人はプレミアムモ○ツ出演中ですが…)

三谷幸喜脚本・監督のコメディだったら、絶対に面白いのわかっているけれど
あまりの露出過多で
どうせすぐにDVDも発売されて、
TVでもすぐに放送するでしょうに…と逆に嫌悪感さえ抱いていたのに

先週末昼間にたまたまやっていた
これまた特番、「ザ・マジックアワーショー」を途中から見たら
ドラマのセットの説明を、三谷幸喜が延々とやっていて
これは、セメントで作った○○で…とか、
ベニヤにペンキを塗って…とか、
スタンプを押して風合いを出して…etc etc
それがもの凄く面白かったので、嫌悪感からはプラス20%高感度UP

それでも映画館で観ようとは思っていなかったんだけれど…
たまたま時間の都合がよく
20時以降上映開始のレイトショーは¥1200…で、これはちょうど20時からだったの

…と言い訳も前置き(これまでの全て)も、とっても長かったんだけれど
結局映画はどうだったの?って聞かれると思うので…

思っていた以上に面白かった!

いやぁ~、佐藤浩市サイコーです。

三谷幸喜が主宰していた劇団東京サンシャインボーイズ
(1994年12月末より30年間休団中)
後半の5年くらいは観ていたんだけれど、それに通じる話の流れ

ひょんなことから苦し紛れ(ほぼ思いつき)でついた嘘を通すため、
その嘘に巻き込まれた人の誤解から、二重三重の誤解を呼び
出たとこ勝負のさらなる思いつきが功を奏したり、
仕組んだ(はずの)人も予想だにしない方向へ展開して
最終的にはどうなるの?…というお得意の世界。

まぁ、これだけ宣伝しているだけあって
こんな人まで出てるの?ってほど、1シーンだけの友情出演だか特別出演
とにかくやたら顔ぶれは華やか。
懐石料理を弁当箱に詰めちゃったみたいに…


要するに、まんまとその手に乗せられて、映画館に行ってしまいました。


※前置きもとっても長かったのですが、以下は余談です。


…というわけで、思い出しました。
現在30年間の活動休止中の劇団東京サンシャインボーイズ
活動休止してから、早いものでもう14年経過しました。

 
案外30年後(あと16年)なんてすぐに来ちゃうんじゃないの?

ちなみに30年後の再始動の際は、劇団名を老境サンシャインボーイズに改め
2024年9月に公演を行います。

すでに30年前から演目は決定していて「リア王」ならぬ「リア玉」。
書下ろしでしょうか?楽しみです!(笑)