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栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

世界は希望を見殺しにしてはいけない。

2008-12-29 21:29:57 | 視点
中曽根外相、イスラエルに「最大限の自制を」 ガザ空爆(朝日新聞) - goo ニュース

 世界は平和への希望を見捨ててはいけない。

そのための最大限の努力をすべきだ。

そしてそれは偏にアメリカの姿勢に関わっている。

アメリカはなぜイスラエルに対し弱腰というより、イスラエルを支持し続けるのか。

それはまるで両国の間に何らかの密約が存在するか、あるいはアメリカが戦争状態を終わらせたくない何らかの事情があるとしか思えない。

ハマスが19日に期限切れを迎えたイスラエルとの停戦を延長しないと宣言し、24日、イスラエルに向けて多数のロケット弾を撃ち込んだのが、今回のイスラエルの空爆を招いた原因であっても、イスラエルの報復空爆は度を超している。

 しかも、多数の民間人に犠牲者を出すなど、かつて彼らユダヤ民族がナチスドイツから受けたジェノサイドに似たやり方である。

 ハマスのロケット弾攻撃は例えれば正規軍に投石で対抗するようなもので、精度もそれほど高くない。
対するイスラエルの空爆(さらには地上軍の進行も予定しているが)は、投石に正規軍が重火器で対抗するようなものだ。

 このようなイスラエルの横暴を世界は許してはならない。
世界は平和に無力であってはならない。

 なによりイスラエルの度重なる横暴を許しているのはアメリカであり、アメリカがイスラエルに対し「ノー」と言いさえすればイスラエルの横暴を止められることを世界は、そしてアメリカ自身知っている。

 にもかかわらず、それをしないアメリカという国は何なのか。
アメリカがオバマ政権になっても恐らくアメリカのスタンスは変わらないだろう。
そういう意味では来年、オバマは最初に世界の期待を裏切るに違いない。

 日本ができること、それはアメリカに戦費の肩代わりをしないと宣言することだ。
アメリカの最大の弱点は経済問題なのだから。

 日本の国際貢献は軍隊を外国に派遣することではない。
経済貢献なのだ。
それは何も後ろめたいことではない。
その方がはるかに素晴らしいことなのだ。

 日本人も新自由主義的な考え、小泉政権の幻想から目を覚ますときだろう。








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