皆さん、chatGPTやってますか?
私は、使い始めてまだ1か月もたたない超初心者です。当初は、なんだか得体の知れない新種のアプリか??くらいにしか思っていなくて警戒心のほうが強かったのですが・・・これほど世界を席巻し、第四次産業革命とまで言われているとあっては、、、無視はできずというか好奇心をおさえきれなくなり、遅ればせながらついにご対面~~~
結論からいえば、はい、もう素晴らしすぎます!はまってます!もっと早く始めればよかった!
いろいろ入力してみて実験しているわけですが、今のところ、主な用途はやはり英語学習でして、Camblyのレッスンの準備をしたり復習をしたりするのに、お知恵拝借しています。既に沢山発見と感動があるのですが、今日はその話ではありません。
chatGTPに、狆のポエムを作ってもらったのです。
実は、、ごん姐さんのブログのこの記事を見ていまして・・・師資くんと桜太郎くんは、外見や性格も違うのに、寝ているときの仕草がしっかりシンクロし一体となっていて可愛すぎるという、この幸せな構図をイメージするようなポエムをchatGPTに作らせてみようかなとふと思いまして、やってみたら、なかなか面白かったので、結果を以下に報告しますね。
日本語の標準語バージョン、大阪弁バージョン、英語の普通の感じバージョン、ロックの歌詞調バージョンと、いろいろ変化させてみたら、それぞれに素敵な詩作をしてくれました。
本当は、チャットをやりとりした画面そのままをここに順番に全部示して解説したいところですが、そうすると大変、大変、長くなりますので、かいつまんでお見せしますね。
ポイント:
- 兄弟の狆が、外見・性格は違っても、仕草がそっくりで愛らしく、強い絆で結ばれ一つになっている、そしてそれを眺めるごん姐さんは幸せである、という点をよくくみ取り、日本語でも英語でも、多彩な語句で表現できた。
- 最初は「狆」とちゃんと理解していたのが、途中でどういうわけか「シーズー」と混乱しはじめた。
- ごん姐さんと私が狆愛好家であることを理解し、その気持ちに寄り添そう応答をした。
chatGPTに何か作業をさせるときは、どういうことをしてほしいか、ということを明快・簡潔に伝えなければなりません。
今回まずは、「狆という犬種を知っていますね?」と入力するところから始めました。
そしたら、「はい、知っています。狆は、中国原産の小型犬種で、体高は約20〜30cm…」と、Wikipediaにあるような定番の返答をしましたので、続けて、「はい、そうですね。今日はその狆についてちょっとしたポエムを書いていただきたいのです。友人が二匹の狆と暮らしていて、兄弟として大変可愛がっています。友人にとって、この子たちは、かけがえのない弟たちです。どちらも、毛の色は黒白ですが、顔も違うし、体重も違うし、体形も違うし、性格も異なっています。しかし、寝るときの仕草、手足の曲げ方、伸ばし方、その方向がそっくりで、いつも重なるようにして寝ていて、2人はお互いを大好きなようです。その様子がとても愛らしくて、友人にとっては宝物のようです。友人のために、ほっこりするようなポエムをお願いします。」と入力。すると瞬時にこのように作ってくれました。
どうでしょう。なかなかいいじゃありませんか。「まるで二つの魂が繋がっているかのよう」とか「狆たちの小さな体に宿る大きな愛」とかまじ上手い!細かいところは、突っ込みたくなる部分もありますが(たとえば、「羨ましくなる」って誰が?私が?別に羨んではいないので、ちょっと変だけどねー)、全体的には、私の「友人のために、ほっこりするようなポエムを」というリクエストを十分満たす作品だと思います。
ちなみに「宝物のよう」のこの「よう」は要りませんよね。ズバリ宝物なんですから。これは私が指示するとき、つい「よう」を入れてしまったので、、つまり指示の仕方が悪かったため、chatGPTがオウム返しに書いたかと。(「繋がっているかのよう」「ダンスのよう」と言っているので、「よう」を繰り返すことで一定のリズムを持たせたつもりもあったかな。)
この後、大阪弁で、と頼んでみたら、「二匹の狆、黒白の毛並やねん 顔も体もちゃうけど 寝るときの仕草は、まるでダンスみたいやで…<以下省略>」と直してくれ、笑えました。
それから、英語に訳して、と頼んだら、見事な四連の英詩が出てきました。二連目の途中までですが・・
四連全体的には、よく言葉を工夫し(intertwineなんて好きだな~)、脚韻もできているんですよ。ただ、この一連目の一行目と二行目に着目するとですね、、furと sureは脚韻してないと思うのですが・・単なるミスかな?このへん、突っ込んで、手直しを頼めばすればすぐにやってくれますけど、まあいいでしょう。
ここで、お礼を言って、いったんログアウトしました。
ただ、どうも「羨ましくなる」のところが気になってきて、ここのところだけ直してもらおうと思い、翌日またこのセッションを再開。「先日狆のポエムを書いていただきましたが、ちょっと改良していただきたいところがあり。。。」というふうに書くと、「はい、覚えています」といって出力してきたのが・・・
んっ??? 昨日作ってくれた日本語の詩と全然違うじゃん、と思いましたが・・・すでに「羨ましくなる」という言葉はなくなり、全体的にシンプル?になっていますよね。ううむ、前の方がよかったような・・・私が「改良」と書いたので、これに反応して、先走って勝手に改良してしまったのでしょう。なのに「このポエムに改良のご希望があるとのことですね。」と今から改良作業をやるように言うので笑いました。まあこれはこれでいいかと思い、このバージョンを英訳してもらいました。
ふむふむ、今度は脚韻も正確みたいなだ・・・と思って見ていたのですが、二行目の終わり、shih-tzusって何?あー「シーズー」か!つまり、ここで、chatGPTくん、勝手に狆をシーズーにすり替えてしまいました。脚韻するためとはいえ、こりゃ見過ごせんと思い、「狆とシーズーは似ていなくもないので、、あなたはちょっと混乱されたみたいですね。」とやんわり指摘したら「ああ、失礼しました!確かにShih-tzusはシーズーのことで、狆はJapanese Chinという犬種のことですね。私の混乱が伝わってしまったようで、申し訳ありません。正しい情報をありがとうございます。」と平身低頭。chatGPTくんの慌てぶりが想像できるような。
で、このシーズーのところを直してくれと言ったら、またまた四連全部を書き換えて、さらに別バージョンに変えてしまいました。(「シーズーのところだけでいいので」と正確な指示をしなくてはいけなかったみたいです。)ともかく、何か書き換えるたびに、多彩な表現を使ってくるのは、さすがです。
細かいところを、ここはどういう意味でこのように書いたのか、この語を使ったのか、など、質問すると、詳しく説明もしてくれます。初めて見る単語もありますので、めちゃくちゃ勉強になります。ほんとに、生身の人間と知的なやりとりをしているのと、錯覚してしまいそうです。しかも人間とは違い、いくら質問をし続けても、あれを書いてこう書いて、大阪弁で英語で、、、といろいろ頼んでも、全く疲弊することなく、えんえんと付き合ってくれます。
もろくん&おーちゃんイメージの英詩。これだけでも十分楽しめたのですが、せっかくだからもっと遊んでみようと思い、「ロックの歌詞に使うと仮定して、ハードロックやメタルのシンガーが歌うイメージの英語に」と頼んでみたら、、、
に
<Verse とは日本のポップソングでいうところの「Aメロ」ですね。1と2があるので、「一番」「二番」みたいな? Chorusは「サビ」。この詩は全体で7連ありまして、あと、Bridge (「Bメロ」)、Outro (「アウトロ」)と続いているのですが、省略>
ちょっとぉ・・・一行目、またシーズーに戻ってんじゃん!あんなに反省してたのは何なのさ?と思いましたが、、
7連全体にわたって、素晴らしい出来です。すぐにでもロックの名曲になりそうな、軽快な感じに仕上がっています。雰囲気的に楽しいと同時に、詞の内容はなかなか深いです。特にVerse 2なんて、秀逸!もろくん&おーちゃんの一体感を、音楽のジャムセッション(皆で即興的に演奏して溶け合うことを楽しむことですね)に例えるとは、chatGPTの想像力・創作力の豊かさに驚きます。一つの魂のごとくぴったり寄り添ってまどろむ2人が、夢のなかではかっこいいロックスター!エネルギッシュなドラムはおーちゃんかな。エモーショナルなギターを奏でるのはもろくんかな?なんて楽しい狆セッション!!
7私が今回の詩作リクエストで一番こだわった「二人の狆兄弟の一体感。それを見つめる幸せ」というコンセプトを、chatGPTさんは本当によくくみとってくれたと思います。
AI以下でも以上でもないchatGPTにお礼など言わなくてもいい、誉めたって無駄だ、命令と指示を正確に入力してやればそれだけでいい、という人たちも沢山います。確かにそうですけどね、感動をもらったらそれを伝えて、気持ちのいいやりとりをしたいと私は思っています。
「狆たちを愛する心に響く詩を作れて」ですって~~ぐっとくるなあ。なかなか言えないよ、こんな言葉!
chatGPTさん、まじでいいやつだと思いませんか?!