「今回の語学研修が、初めての海外渡航だった。『こんなことがあったけど、またいろいろな国に行きたいし、英語を使う仕事に就きたい。』とベッドの上で笑顔を見せた」
---- 右足切断で一命をとりとめた奥田健人さんについての報道です。
「わたしたちは、子どもたちが短い人生を精いっぱい生きたことに対して、ほめてやりたいと思います。」
-----未だ安否の手掛かりすらない蓮本優喜さんの父・豊さんの言葉です。(このニュース)
どちらの言葉にも、恵を抱きしめて何度も何度も泣いてしまいました。こんなに過酷な運命に翻弄されてもなお、なんて、なんて気高く強い心なのでしょうか・・・
私だったら、英語を勉強したいという熱意があったばかりに、こんな苦しみを味わわなければならないんだ、もう英語なんかいい!英語が憎い!!・・と、海外に出たことを後悔してとことん鬱になって、殆ど授業も受けてないのにお金はどうしてくれるんだあーーーとか、恨みつらみばかりになっているかもしれません・・・・
自分のことを振り返れば、2回のイギリスでの語学研修を無事に完了し、それから長い年月が経った今も、語学を活かした仕事をして何不自由なく暮らしていられることが、どんなに幸せで恵まれていることなのか、わかりました。両親、夫、友人たちなど周りの人たちに(恵にも!)、あらためて感謝しなくてはいけないと思います。そして、奥田さんのような純粋な志あふれる若者の、目標となるような「英語の仕事人」の1人にならなければと・・・
・・・・・・・・しかしながら、仕事は岐路に立っています。これから先もずっと仕事を積極的にやっていくのであれば、もっとレベルアップし幅を広げるための勉強を沢山して、受注を増やさなければならないのですが、実家の状況や年齢的な体力や記憶力の衰えを考えると、やはり仕事を一番には考えられなくなっていて、もう縮小→やめる方向にむけようか・・・・人生には仕事よりずっと大切なものがいくらでもあるのだから、と思ってしまうわけです。
そんなふうに迷っているので、最近は仕事をもらっても、なんとなく身が入らず、恥ずかしい間違いをするし、きわめて情けない状態です。
私の仕事は、そもそも趣味の延長のようなものなので、なるようになるさ、でいいのかもしれませんが、1ワード単位でお金をもらう以上、こんな向上心のないことではいかんのです・・