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波佐見の狆

A private fansite for Elliot Minor, the Heike, etc.

無しつぶです・・・

2009-03-20 14:50:28 | Harry Sever

ちょっと機嫌が悪いので、愚痴書かせてください・・・・

Winchester College内のショップ、Cornflowersに'My Beloved Spake'を注文したいとメールしたのが12日ですが、返信がないので、1週間後の19日に催促メールをしました。なのに、、やはり無しつぶです・・・・

いったい、、売る気があるんですかっ

と、言いたくなります・・・そんなに注文が殺到してメール対応もままならないほど忙しいのでしょうか?? 

Malcom Archer氏に直訴するかな?

イギリス人の勤労感覚は、確かに日本人とは違うのですが(ですよね、Yukoさん?)、それでも、今までCDの購入で問い合わせをしてみて、こんなに反応がないサイトはありませんでした。それに、買い物や論文の有料サイトからのダウンロードで、トラブルが生じて、メールをすることもありますが、たいていのサイトからはまもなく返信があり(それもなかなか感じがいい返信)、問題はすぐに解決するのですが・・・

Collegeは今日からイースター休暇に入るので、ショップも含め全面的にclosedになると思われます。。(もちろんArcherさんもお休み)。。となると、私のメールはいよいよ忘れられるでしょう。人にもよりますけど、国民性として、残業しても仕事を処理しなければ!という感じではないですから・・・・はぁ・・・・

他の皆さんは、問い合わせされたのでしょうか??

 

 

 

 

 


Winchester Chapel Choir の新しいCD

2009-03-13 20:31:18 | Harry Sever

取り急ぎ、Winchester College Chapel Choirの最新ニュースです。

新しいCD 'My Beloved Spake' が6日リリースされました!

Win: Coll:の Websiteによれば、ディレクターがChristoher Tolley氏からMalcom Archer氏に代わって初のCDで、アンセム(国教会の賛美歌)のほか、イギリス、ドイツの宗教曲が収められているとのことです。

spakeという語は、私は初めて見ましたので調べたら、古い英語で、spokeと同じだそうです。YouTubeでどこかのクアイアが歌っているのをみつけました(さわりだけですが)。

入手方法ですが、今のところCornflowersという、学校併設のショップで通販しているだけのようです。早速こちらにメールしてみましたが、、、まだ返信はありません(週末にかかるので、さらに返信は遅れるでしょう・・・)。

なお、Harryは現在Chapel Choirではバスのパートに在籍しています(単独で歌う場合は、バリトンになりますが・・・ともかく、変声直後のテノールからさらに下がっていることは確かなようです。)・・ただし、このCDにHarryのソロが含まれているかということについては、期待しないで下さい。確か以前Judyさんに伺ったところ、ソロはやっていないようなことをおっしゃっていたので・・・・ついでながら、Hugoも去年の春の時点で変声期に入りましたので、彼のソロもありません。

HarryとHugoのソロのことは置いておいて、'Hear My Prayer'以来のWinchester Chapel Choirの新譜なので、本当に楽しみですね!現在のHead Quirister君がどんな感じなのかも興味津々・・・

 

 


'Passing Years' 

2008-12-19 18:09:42 | Harry Sever

 

Harryのトレブル時代の歌声を聴ける(無料でダウンロードできる)サイトは、実はいくつかありまして、CDには収められていない貴重な録音も多いので、一度まとめて紹介したいと思ってはいるのですが、著作権の問題が不明のサイトもあるので、そのあたりを関係者に確認してからと思って、まだやっていないのです・・・・。

(・・と言いますか、Harryカテゴリを独立させてHP化して並行運営する計画が、殆ど頓挫状態のため<決して凍結じゃないんですよぉ~>、あれこれ構想段階からなかなか進まないわけです。。

今日取り急ぎ紹介するのは、Winchester Collegeの数学の先生であるColin Upton氏らが中心となって制作した'From Innocence to Age' というタイトルのCD中に収められている、’Passing Years'という美しい曲です。つまり、Winchester Collegeオリジナルの作品なのですが、クラシックではなくて、どちらかというとイージーリスニング的な仕上がりになっています。

まずは、こちらにて早速お聴き下さい。

 'Passing Years'

featuring Harry Sever(treble),  Ed Goble (tenor), and Craig Ogden(guitar)

Music by Colin Upton and lyrics by Malcolm Hebron & Colin Upton

ギターによる穏やかで控えめなイントロに続き、'Dream clouds drifting..... silently seeping...Through a window blurred with fears...と、大変繊細な、つぶやくくようなボーイソプラノで始まるので、一瞬、ん、これHarry?と思って神経を集中させなければならないのですが、Now it’s all so hard to rememberの, 特に'remember'のこの知的な洗練されたビブラートは、まさししくHarry!でして、嬉しくなります。

seepというのは、水や光が隙間から漏れる、染み出す、という意味。ここでは、雲間から太陽がちらほら指してくることを言っているのでしょう。(be) blurred with~は「~でぼんやりする。かすんでいる、不鮮明である」という意味。blur 「ぼんやりさせる、感覚などを鈍らせる」という他動詞の受身ですが、物理的、抽象的にとにかく「はっきりしない、ぼやける」ということを言うのにイギリス人が日常よく用いる言葉の一つです(「ブラ~」という発音がいかにもぼぉーっとしているという感じの単語で覚えやすいかと)。

不安で翳んだ窓ごしに微かに太陽のあたる窓辺から、流れる雲を見上げ、遠い若かりしころの見果てぬ夢に思いをはせる、年老いた人の心境?と日本語にしてみるとなんだかしょぼいですし、特にこの歌詞にメッセージ性があるわけではないので、あまり歌詞の内容にこだわらなくてもいいのですが、ともかく、このdriftingとかseepingとかblurredといった、微かでぼんやりとしたイメージの言葉を効果的に表現するために、わざと、きわめて繊細で弱い音で(あえて頭声を押し込めるように??)歌っていると私は思いまして、Harryの表現力の幅広さをあらためて感じました。皆さんはどういう感想をもたれるでしょうか。

'From Innocence to Age'というのは、意味としては、「天真爛漫であった幼い(若い)ころは過ぎ去りいまや老年」??ということですが、、、遠く過ぎ去りし幼いころの夢や希望はもう思い出すことも難しいくらいに、自分はもうすっかり年を取り、あのころの自分とは別人になってしまい、不安や怖れの方が大きくなってしまったが、果たせなかった夢が今も懐かしい。。。といったいわば中高老年の人生賛歌なのですが、録音当時13歳で、innocenceの真只中であったHarryが、まるで人生の終盤に近づいて遠く少年時代を振り返るかのような、静かな達観した歌い方をしていることに驚かされます。

後半を引き継ぐテノールがまた素晴らしい。Ed Grobleさんって何者?と恥ずかしながらわからなかったのですが、、そうそう、Cantores Episcopiのテノールの1人でした!'Hey Jude'や 'Girl'などのリードヴォーカルを思い出してください!Cantoresのテノールは2人いて、ちょっと甘い感じの声のMatのほうが調子が悪かったこともあり、さらっとしたクールな感じのするEdの声を、私はとりわけ気に入っていたのでした・・・

さらに、Harry とEdの二重唱になり、最後Harryのレークイエーーームの余韻にいつまでも浸ってしまいます。心に染みるいい曲ですね・・・

私はこの録音の存在を、たまたまJudyさんからつい先日教えていただいたのですが、Harry Severで検索していればヒットするページですので、もしかしたら他のHarryファンの皆さんは既にご存知かもしれません。私は全然知らなかったので、思いがけないクリスマスプレゼントを頂いたなあーーととても嬉しかったのです。

なお、上記メンバーでの'From Innocence to Age'の録音は、2005年4月なのですが、その前年にも別のメンバーでも録音されており、その際、’Passing Years'のトレブルだったのが、Nicholas Stenning君。2001年度のYoung Chorister of the Yearですね。このCDですが、私は持っていません。お持ちの方は、Nicholasの'Passing Years'がどんな感じだか教えてください!

              

実は・・・仕事からはまだ解放されません。。。が、クライアントさんの方で次の原稿がまだ準備できていないということで、ちょっとだけ時間ができたので、急いで書きました。今日明日で年賀状を全部済ませねば・・・・    

 

 

 


Harry's latest photoもうひとつ!

2008-11-27 15:11:22 | Harry Sever

まだ延々仕事に追われていて、クリスマスカードもお歳暮も年賀状も手についていません。メールをくださっている方にはちゃんとお返事できなくてすみません。

去年の今頃は、メインの取引先の事情で仕事がかくんと減って、ヒマで、不安になっていたので、それを思うと今の忙しさは本当にありがたいのですが。。

さて、先日、生徒会長のお勤めをするHarryの最新ショットを紹介しましたが、それより1カ月ほど前に写された別の写真があります。

こちらの'Wykeham Day'のレポート中です。ずっとスクロールしていくと5~7枚目の向かって左端に写っています。素敵なブルーと白のストライプのタイをして、背も伸びたようで?!、いかにも最上級生のお兄さんという感じ。ぱっと見ではHarryとは気付かないくらいではないでしょうか。トレードマークの赤毛に感謝・・・

Wykehamというのは、Winchester Collegeの創設者William of Wykehamさん(1324-1404)のことで、この方にちなんだ記念行事のようですね・・・。Wykehamistという言葉がありますが、これはWinchester College生(卒業生を含む)という意味で、HP上でよく「わが校の学生が~しました」というときに、A Wykehamist.....という言い方をします。Harry Sever is a great Wykehamist. というわけです。 

それから、Judyさんから教えていただいたHarryのトレブル時代の隠れた録音がありまして、次回に紹介しますのでお楽しみに

 

 

 

 


Happy 17th Birthday to Harry!

2008-11-03 23:47:03 | Harry Sever

Harryが17歳のお誕生日を迎えました!

現在Winchester Collegeの最終学年で、来年は大学進学を控え、よりいっそう忙しい毎日を過ごしているようです。

小さいですが、こちらに最新の写真があります(上から6枚目の3人で写っているもの)。髪を短くして、青年らしくなってきました。

なお、後から写真が追加されたため、11枚目になりました。(11月8日追記)

Harry Sever (Aul. Prae.) とありますが、Aul. Prae.(Aulae Praefectus)というのはラテン語で、意味は、the head boy of the school、すなわち生徒会長というわけです。Winchester College用語のようですね  HarryがWinchesterの生徒会長までやっていたとは・・・驚き!あらためて彼の人間的魅力の幅の広さを知る思いです。音楽だけでなく学業、スポーツなど何でもずば抜けて秀でていて、皆に尊敬されている証拠ですからね。

これからどんな素敵な若者に成長していくのか、本当に楽しみです!

また仕事に集中しなければいけないので、しばらくこもります・・・。Poohカテゴリの記事はほぼ書いていますが、こんどは長すぎて、短くまとめ直すのに手間取っています・・今週末か来週末にはアップする予定です。ちょこちょこ覗いてやってくださいね

 


Harry's sparkling voice and a nice sake

2008-08-07 08:44:43 | Harry Sever

Judyさんもまたお忙しいようで、ここしばらくメールがないので、Harry についてお知らせできる新たな情報らしきものがなくて申し訳ありません。今日は、ちょっと趣向を変えて、こんな軽い話でも読んでやってください。

HarryのCDに合うお酒をみつけたんです。

                                        

だいたい牛乳とかドリンクヨーグルトとか、白い飲み物が好きなんですが・・・・この夏私がちょっとはまっているのが、日本酒のにごり酒です。いろんな銘柄が出ていますが、これは、山口県の地酒で「雁木(がんぎ)」という、微発泡にごり酒。こちらに注文すると、7月製造というつくりたてのほやほやをクール便で送ってくれます。生酒ですので、新しいほどおいしいのです。届いたらすぐ冷蔵庫に入れ、冷たくしてすぐに頂きます。

いかにも生きているという感じの白濁した泡が、しゅぱしゅぱーっと元気よく盛り上がってきて、とっても爽やかでおしゃれなにごり酒です。おちょこよりもワイングラスが合いますね。

こういう若々しく繊細なお酒は、Harry のボーイソプラノ全盛期の声によくマッチするのです。特に、Die Schone Mullerinの'Ungeduld' とか'Mein!'みたいに、情熱がsparkleしている曲など、こんなお酒を愉しみながら聴くとよりいっそうの味わいです・・・・。’Mein!’についてはこちらにも以前書きましたっけね(なんか、である調で書いていてエラそーなトーンですが、、)

ちなみに、このsparkling voiceが終焉を迎えたのも、ちょうど2年前の今頃であったことを思うと、二度と戻らぬその儚さが、今更ながらまた夢のごとしという感じです。酵母のように、味わったらまた次々と造れるというものではないですからね。。。

                            

おっと・・・仕事の納期が迫ってきて、あたまはすっかり煮詰まっています・・

でも今のところは夏ばてに負けて体調崩すこともなく、元気ですので、それだけでも毎日栗之介にありがとうを言っています。おまけに、、、お盆休み以降の仕事の依頼も既に来ていて、栗からのプレゼントがいっぱいです。お兄ちゃんって、本当に守護狆&プレゼント狆なんですね!

 


Harry & Hugo visiting the US

2008-04-09 16:19:25 | Harry Sever

昨日の夕方、ばたばたと食事の支度をしていると、メール受信の音がしました。

Judyさんからです・・・ 平日のこんな時間(向こうは、、朝10時くらいかな)に珍しいなと思ったら、「Chapel ChoirのUSツアーで明日から9日間留守にします。急いで子供たちに準備をさせなくちゃ!」

おお。。。Winchester CollegeのHPにも出ていました。

Chapel Choir is visiting New York, Greenwich and Princeton from 10 April – 17 April and will be singing the Graces and giving some entertainment at the Dinner. Click here to view the Choir’s Itinerary. 

Chapel Choirは、一昨年も3月から4月にかけて同じようなitineraryでUSツアーをやっていましたね。2006年のパンフレットの一部です。

Harryも参加していましたが、ただしソリストとして、リサイタルをやることが彼の目的でした。当時、微かに変声の兆しが現れていたとはいえ、まだソプラノが最も熟していたころではあったのですが、Head QuiristerのポジションをThomas Jesty君に引き継いで、Quiristersの一員としての任務は以前ほど重大なものではなくなっていたと記憶しています。(間違っていたらすみません・・・・) なので、Chapel Choirの一員として行ったけど、向こうでは別行動?してリサイタルをやったということだったと思います。

(それにしても、UK国内でのボーイソプラノのリサイタルというだけでもすごいことなのに、海外でまでリサイタルというのは、驚異的というかきわめて異例のことだったのではないでしょうか。Aled とかConnorとかはどうだったのでしょう・・・??)

そのころ、私はまだSever家との交流を始めていませんでした。ツアーのことは直前にネットで知りました。海外のフォーラムでJudyさんが、Harryのリサイタルに皆さん来てくださいね~会場でお会いしましょう~とか書いておられたのを見て、行きたいっ!!!!!と地団駄を踏んだものです・・・・

ともかく、Harryは今年はChapel Choirのお勤めのみで、Head Quiristerである弟を見守りながらのツアーとなるわけですね。Harry&Hugoのデュエットもお披露目されるのではないかと思います。Have a wonderful time!

いつの日か。。Harryの在学中に、日本にも来て欲しいっ・・・

14日納品の仕事は仕上げの段階で、最も集中力が必要なのですが・・・・すでにへとへと・・・

 

 


Harry 最新photo ('Kiss Me Kate' 本番写真)

2008-03-06 17:22:48 | Harry Sever

ふう・・・・あいかわらず、なんとか酸を精製して、なんたらのモル量はどーたらこーたらで・・・・というのと格闘しています・・・いやもう狆狆ぷんぷんで~ 

さて、以前この記事でHarryが'Kiss Me Kate'というミュージカルに出演したことをお知らせしましたが、プロジェクトのサイトにHarry の写真が1枚だけアップされています。こちらの4枚目です(彩文さん、お知らせありがとうございました!) この役のために、赤毛を黒髪に染めたのでした・・・(終わったらすぐ元に戻したとのこと)・・やっぱりちっこくて可愛いですね。

最近のHarryは、このように、ミュージカルや演劇、そしてピアノに熱中しているそうです。後ほど、もう少し具体的なことを書けると思いますので(Judyさんに許可を取ってから)、Harryの近況報告もお楽しみに・・・!

 

 

 

 


Cantores 皆さんのご感想より

2007-12-17 11:41:41 | Harry Sever

 

Strawberries & CreamとTwilightを楽しんでくださっている皆様から、続々と感想が寄せられています。

美穂りんさんより

CD2枚とも、すごく良かったよ。ありがとう。きれいな声に癒されます。ヘイジュードが一番良かった。繰り返し聞いてるよ。

素敵な俳句を詠まれる美穂りんさんのことは、こちらで紹介しましたね。彼女は音楽も大好きで、大学時代からずうーーっと、私のmusicanミーハー話にもよく付き合ってくれています。大学時代はもっぱらロックミュージシャンだったのですが・・・今のボーイ熱もあたたかく見守ってくれ、本当にありがたいです。

ハナ・ミミちゃんママさんより

Harryのきれいなボーイソプラノを堪能出来るのは1枚目の方なのでしょうが、私は「Twilight」の方が落ち着いて、、というか安定して聴ける気がします。 もちろん変声期の過渡期で無理をしているところがあるのでしょうが、音楽的に熟して来ているのではないでしょうか??

私自身は、Strawberries の方が安定していて出来がいいと思っていたのですが、、、Twilightのほうが熟している!なるほど、そうですね!ハナ・ミミちゃんママご一家は音楽一家でいらっしゃいますから、プロフェッショナルなレベルの耳で聴いていただいてのこの感想は、とても貴重です。

 hiromiaさんより

メールボーカルアンサンブルとしては ジェンツ、ジングフォニカー、アンサンブル・アマコード(ご存知のとおり、いずれも少年合唱団や教会附属聖歌隊OB)のものを聴いています。普段聖歌隊ばかり聴いている私には、どうしてもCTの担当する高音部がもたれます。しかしcantores episcopiはハリーの高音が入ることで、ハーモニーに透明感がでていますね。若々しくてとてもさわやかなサウンドで気に入りました。

ハリー君が変声期に入った時期の録音のTwilightでは、彼が自分の声を楽器を弾くようにコントロールしているのにはたまげました。コリスターの発声から、ポップス系の声、ちょっと地声系、どんな風に歌ってもハリーの声質の透明度は変わらず、高音部は、ハリーの歌声の中で最高に美しいし、中・低音域ではかつて聴いたことのない艶を感じました。これが聴けただけでも幸せです・・。
 
お母様はこの時期の録音を流通させるコトに対し非常に慎重であられたとブログで拝見しましたが、ハリーが音楽家のスタートとしてのトレブル時代を卒業し、次のステップにうつりゆく過程が把握できる、貴重ながらも最高に楽しい録音だと思います。選曲も編曲も素敵です。(ビートルズの隠れた名曲I Willが入っていて涙です・・。リクエストとかできないかなあ、と思っていましまいました)ついでに、Tony先生のライナーノーツもいけてます。

ハリー君編曲もしてるんですねー。ますますこれからの活躍が楽しみです。Keikoさんのブログを通してこれからもハリー君の活躍を応援してまいりたいと存じます。素敵なCDをありがとうございました!!

シトロンさんより

選曲が明るい内容で聴いていて随分と楽しい気持ちにさせていただきました。そして、Harryの歌声を聴いて、本当楽しそうに歌っているなぁ
と・・・思わせられました。日本でのBoys Air Choirの一員としてコンサートで歌っていたときのことをしみじみと思い出してしまったのですが、あの時に、響き渡る歌声がキリッとしていてよく通った歌声で美しいというだけでなく、表現が豊かで、歌うこと自体を本当に心から楽しんでいるのだとつくづく思ってしまったのです。そうした感動を思い出しました。

Harryの歌声を聴くと、自分も頑張ろうとか思わせられます!けれど、なんといってもHarryの表現力の多彩さに驚かされました。そして、Harryの歌声が低くなりどんなふうになっていくのか成長が楽しみでもあり
ます。変声期という時期の録音という非常に珍しい録音でありながら、レベルの高い録音であったことにびっくりもしています。さすが、Harryという感じもします。

貴重な録音を聴く機会を頂きありがとうございました。

hiromiaさん、シトロンさん、詳しく熱烈なコメントを大変ありがとうございました。お2人とも、実は今回の注文のために初めて私にメールを下さった方ですが、昔からの熱心なHarryファンでいらして、Harryのmusicalityとpesonalityについては私などより何倍も深く理解しておられます(お2人のこの文を読めば明らかでしょう!)。そういう大先輩方にもこうして喜んでいただけて、私も嬉しいです。

なお、英国聖歌隊と英国をこよなく愛しておられるシトロンさんのHPブログもぜひご覧ください。この素敵なコリスターのイラストは、シトロンさんご自身が描いておられる作品なんですよ!

他の皆様のご感想もお待ちしています。


 


 

 


Young Chorister of the Year 追記

2007-12-09 17:27:48 | Harry Sever

先日のYoung Choristerコンテストですが、まだ再放送をやっているので私も繰り返し聴いています。.

http://www.bbc.co.uk/radio2/events/youngchorister07/

実を言うと、Girlsを含め全ての決勝進出者の歌をちゃんと聞いたのは今回が初めてで、もちろんHarryのご兄弟が出ているからこうして本腰入れて聴いただけなのですが・・・全体的に、予想していたよりレベルが高く、とても聴き応えがあったと思います。

詳しい内容は既にCurraghさんが丁寧に報告してくださっていますので、そちらをご覧ください。

Hugoが出てきた部分について、少し追記しておきます。

まず、彼が歌った曲目は・・・

1. 'Let all the world in every corner sing, my God and King' 

私は初めて聴くhymnです。Judyさんは「作曲者名がちょっとわからないのであとで調べておきます」とおっしゃっていたのですが、検索してみるとこんなサイトもあり、作曲家の名前も書いてありますね。ただmidiで聴いてみると、Hugoが歌っているのとは曲が違うようなので、また別のバージョンなのでしょう。

2.'Panis Angelicus' 「天使のパンセザール・フランク 1822~1890

ボーイソプラノのレパートリーとしてはおなじみですね。Curraghさんもこんな紹介記事を書いておられました。(ここでAnthony Way君のビデオクリップをリンクしておられます。この可愛い歌い方。。いかにもAnthonyらしいです・・・・)。

ちなみにこの曲は、このフランクのメロディのみで別のバージョンはない?と思います。ただ、聖トマス・アクィナスによるこの詩自体が愛されているため、個人的なレベルでは?? 別のメロディをつけることを試みている作曲家はいろいろいるようですね・・・。実際Harryも、そういう作曲家の1人から自作の曲を贈られ、リサイタルで披露したことがありました。それについてはこちらこちらに書きましたね。

話はそれましたが、ともかくフランクのこの曲は、ゆったりしている割には、フレーズの最初または最後に急に高音になる部分が多いので(←この説明は、Satomiさんにご教示いただきました)、意外と難しく、歌手の力量がもろに出てしまうと思います。'Let all’の方は溌剌、きびきびとしていて、Hugoには合っていたと思いますが、Panis の方はどうでしょうか・・・いまいち安定度が低く物足りなさを感じてしまったのですが・・・。

これら2曲を通して総合的に私が感じたのは・・・・

皆さんがおっしゃっているように、話し声が意外と低かった割には、歌声は高く響き、声自体の質(tonal quality; timbre)としては、大変いいものを持っていると思いました。Harry ほどの透明度はないにしても、lovely voiceです。ただ、歌唱力という面では、、まだこれからもっと練習してがんばってほしいな、という感じを受けました。確かに堂々と上手に歌えてはいるけれど、まだまだぐっと惹き込まれるほどの歌い手さんではないなという感じですかね・・Harryの12歳ころのmusicalityとどうしても比べてしまうので、そう思ってしまうところもあるのですが・・・

ちなみに、優勝したJoel Whitewood君は、その点、高音も低音も全面的に安定し、とりわけ高音部は伸びやかで、すでに独特の歌心をもった優れた歌手だと思われました(→動画ではないですが、、、YouTubeに既にアップされていました!)。彼の今後の活躍が楽しみです。ソロCDをぜひ出して欲しいですね!

                     

             
それから、歌う前のAledとのやりとりについて、記しておきます。

Aled: 最後から2番目は、Winchester CollegeのHugo Sever君、12歳です! さて・・Severという苗字は僕もよく覚えているのですが、、君のお兄さんが2003年に優勝していますね。そのことでプレッシャーなんて、ないよね?

Hugo: はい、ありません。(きっぱりと)

(Aledものっけからモロにそれを聞くか~とちょっとびっくりしましたが、Hugoは堂々と否定していました。でもそのときの表情と胸のうちを想像すると、なんだかこちらが切なくなってきました・・・)

Aled: 歌うことがどうしてそんなに好きなんですか?

Hugo: 自分にとって重要な曲を上手く歌えたとき、満足感とか達成感が味わえるからです。

Aled: 将来は何になりたいですか?

Hugo: 5歳のときからずっと整形外科医になりたいと思っていたのですが・・やっぱりちょっとわからないです。(くすっと笑う)

ご両親がお医者さんですから、このような答えはまあ当然といえば当然かもしれませんが・・・Harryもこういう質問をされたのだろうか、それでどのように答えたのだろうかと思ってしまいました。

1時間を通して、Aledの司会もとても上手いこともあって、予想以上に楽しめました。

来年の決勝大会では、どんな名コリスターたちが登場するのか・・今から楽しみです。もしかしたら、Hugoの再挑戦もありかも????