ひょんなことから
旧友と20年ぶりに再会することになった。
まあ、互いに年をとったけれど、ちょっと弾むような思いもある。

待ち合わせ場所に向かう途中、東急渋谷駅通過。
岡本太郎「明日の神話」も元気だ。
私はもともと「岡本太郎」という人には懐疑的だったのだが
最近、仕事で資料を読みあさって認識が変わった。
彼の権威や常識に対する「反骨」はやはり図抜けていたと思う。
「明日の神話」は第五福竜丸が巻きこまれた水爆のイメージだと言うが
絵を見ていると彼の途方もない「精神のスケール」を感じる。
やはり偉大な「アヴァンギャルド」だった。

待ち合わせ場所は中目黒。
店に向かう途中にあった「馬頭観音」。
最近は競馬もハズレ続きなので思わず手を合わせる。

彼女の行きつけけの「おばんざい」の店。
そう、旧友は私とほぼ同年代の脚本家にして女流作家のHさん。
NHKの「朝ドラ」も執筆した才女だ。

とても美味しい料理だった。
京風のおばんざいは薄味だがしっかり仕事がしてあってなかなかだ。
女将さんが私と同い年で関西出身だと言うのも嬉しい。
美味しい「アテ」で大いに話も弾んだ。
H氏も私と同じラジオドラマの出身でデビューもほぼ同時。
彼女の「セリフ」のセンスは当時からキラリと光っていて才能を感じさせた。
で、NHKの「朝ドラ」の脚本家に抜擢され
私など追い抜いて目覚ましい「出世」を遂げていくのであるが・・・

以来、互いに忙しいこともあって年賀状程度の交流で会うこともなかった。
それが今年になって偶然の「再会」となった。
彼女も以前からブログをやっていて、私が検索でそのサイトを見つけたのだ。
以来、互いのブログにコメントを入れるようになり
20年の歳月がネットを通じて少しずつ埋まり始めたという訳だ。

再会の興奮も手伝って酒もいつになく急ピッチ。
呑むほどに酔うほどに20年の歳月がグラスの中に溶けてく。
50をこえても彼女の容色にはさほどの衰えもなく(失礼)
他愛もないお喋りをしていても「言葉のセンス」は相変わらずだった。
とても楽しい時間だった。

新しく入れた焼酎のボトルが半分以上あいてしまった。
一夜の再会、一夜の懐旧。
この年から新しい「友」をつくるのはそうそう簡単なことではなく
こういう気の置けない「旧友」を大切にしないとなあ・・・
などと、酔った頭で考えていた。

旧友と20年ぶりに再会することになった。
まあ、互いに年をとったけれど、ちょっと弾むような思いもある。

待ち合わせ場所に向かう途中、東急渋谷駅通過。
岡本太郎「明日の神話」も元気だ。
私はもともと「岡本太郎」という人には懐疑的だったのだが
最近、仕事で資料を読みあさって認識が変わった。
彼の権威や常識に対する「反骨」はやはり図抜けていたと思う。
「明日の神話」は第五福竜丸が巻きこまれた水爆のイメージだと言うが
絵を見ていると彼の途方もない「精神のスケール」を感じる。
やはり偉大な「アヴァンギャルド」だった。

待ち合わせ場所は中目黒。
店に向かう途中にあった「馬頭観音」。
最近は競馬もハズレ続きなので思わず手を合わせる。

彼女の行きつけけの「おばんざい」の店。
そう、旧友は私とほぼ同年代の脚本家にして女流作家のHさん。
NHKの「朝ドラ」も執筆した才女だ。

とても美味しい料理だった。
京風のおばんざいは薄味だがしっかり仕事がしてあってなかなかだ。
女将さんが私と同い年で関西出身だと言うのも嬉しい。
美味しい「アテ」で大いに話も弾んだ。
H氏も私と同じラジオドラマの出身でデビューもほぼ同時。
彼女の「セリフ」のセンスは当時からキラリと光っていて才能を感じさせた。
で、NHKの「朝ドラ」の脚本家に抜擢され
私など追い抜いて目覚ましい「出世」を遂げていくのであるが・・・

以来、互いに忙しいこともあって年賀状程度の交流で会うこともなかった。
それが今年になって偶然の「再会」となった。
彼女も以前からブログをやっていて、私が検索でそのサイトを見つけたのだ。
以来、互いのブログにコメントを入れるようになり
20年の歳月がネットを通じて少しずつ埋まり始めたという訳だ。

再会の興奮も手伝って酒もいつになく急ピッチ。
呑むほどに酔うほどに20年の歳月がグラスの中に溶けてく。
50をこえても彼女の容色にはさほどの衰えもなく(失礼)
他愛もないお喋りをしていても「言葉のセンス」は相変わらずだった。
とても楽しい時間だった。

新しく入れた焼酎のボトルが半分以上あいてしまった。
一夜の再会、一夜の懐旧。
この年から新しい「友」をつくるのはそうそう簡単なことではなく
こういう気の置けない「旧友」を大切にしないとなあ・・・
などと、酔った頭で考えていた。
