まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

教師も人間です。

2014年04月15日 | 日記

昨日は天気もよかったので
久しぶりに自転車をこいで図書館遠征の旅。
途中、牧歌的な風景が広がります。

ペンペン草の草っぱらです。
正式には「ナズナ」と言うそうですが・・・

昔、ライター仲間3人と事務所をやっていたことがあって
屋号を「ペンペン堂」と名づけました。
ペンペン草も生えないぐらい徹底的に仕事をしよう!
という意気込みでしたが、ギャラとプライドばかり高くて仕事は来ず
3年後には空中分解でした。(笑)

タチバナの花があちこちで群れ咲いています。
これは一重ではなく八重咲きですね。

  七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき

誰の和歌だったか忘れました。
実の一つもつけないまま散って行く花は多いですが
いっそ潔いと思いますね。

カラスノエンドウでしょうか。
ちょっと色が違うような気もしますが・・・

自分が担任の高校の入学式を欠席して
息子の高校の入学式に出た女性教師の行動が問題になっています。
朝のニュースでは擁護論の方がちょっと多いようでした。
幼稚園や小学校の子供ならともかく
今どき高校生の入学式にそこまでして親が出る必要があるのか
という意見はありますが、まあ、気持ちはわかります。
あらかじめ欠席の手続きもちゃんとしていて
担任として新入生への「謝罪」の手紙も用意されていたようですから
それほど目くじらを立てることでもなく、むしろ誠意のある先生かも知れません。
ただ、割り切れぬ思いは残ります。

教師だって普通の人間なんだ・・・と意見があります。
確かに正論ですが、私はそうは思いません。
教師という職業はいつの時代にあっても「特別な仕事」だと思いますし
そうであって欲しいと常に願っています。
今どき「聖職」などと言うつもりはサラサラありませんが
せめて子供たちに最低限の「社会規範」を示す人であって欲しいと思っています。
それは悪しきアナクロニズムで教師の人権を無視している!
日教組あたりから猛烈な抗議が寄せられそうですが
私自身はそれほど教師の「堕落」と「劣化」は深刻だと思うのです。
安易な公務員意識、自分勝手なマイホーム主義・・・
上げればキリがありませんが
我が子の担任を見続けて来て、本当に暗澹とする思いです。

入学式だけでなく運動会や卒業式でも
当事者の女性教師は依然として我が子を優先するのでしょうか。
あくまでもそういうスタンスを貫き通すのでしょうか。
おそらく今回の入学式でも、仕事の都合で出席できなかった父兄は
少なからずいた筈です。
その親御さんたちにどう申し開きするのでしょうか。
生徒や子供たちは今回の担任の行動にどんな「規範」を学んだのでしょうか。
単に「仕事か家族か」という選択の問題ではなく
教師の適正に「大切なものが」抜け落ちているような気がしてなりません。



おばあちゃんと孫の散歩です。
こういう光景を見るとついホッとしてしまうのですが
おばあちゃんは孫にどんな大切なことを教えているんだろう・・・
などと思ってしまいました。

目の前をカモが飛び去って行きました。

教師だって人間です。
そう言って議論を封じるのは簡単です。
でも、「特別な仕事」であって欲しいという思いは変わりません。
教師が特別な仕事という誇りを持つためには
やはり「特別な処遇」が必要なのは言うまでもありません。

結局、教育行政の不毛という問題にぶち当たるのですが・・・

 


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2 コメント

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お台場の方のテレビ局 (tsujipu)
2014-04-15 09:51:37
このあいだ、音楽番組を見ていたら、入社式のサプライズライブというのをやっていて、新入社員のうしろにたくさんの親がいて驚きました。
入社式にも親がでるマスコミって…。
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節操が・・・ (まろ)
2014-04-15 10:00:54
tsujipu様
うーん、まさしくサプライズですね!
それを受け入れて番組にする節操のなさも・・・
お台場の方のテレビ局の退潮ぶりが窺い知れます。

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