まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

休息の場所

2012年06月15日 | 日記

皆さんにとって「休息の場」はどこですか?
やはり「家庭」や「家」「自分の部屋」などという答えが多いのだろうか。
男性諸氏は「馴染みの酒場」というのもあるかも知れない。
「彼女の膝の上」なんて羨ましい人は・・・いないかな。



ジョギングをしていると必ず一度は休憩してひと息いれる。
幸い公園には休む場所は山ほどあって、その気になればどこでも横になれる。
ただ、やはり「お気に入りの場所」はあって、大抵はそこで一服する。

最近のお気に入りの休憩場所は
ちょっと外れにある大きなコナラの木の下である。
高さは20メートル近くあるだろうか、この爽やかな緑陰のベンチに腰をおろす。

全くの木陰ではなく、木洩れ日がやさしく差しこんで来る。
その小さな陽だまりがとてもいい。
言葉は似ていても「休憩場所」と「休息場所」は違う。
あくまでも「休憩」は物理的な休止状態」で体力回復が主たる目的だ。
それに対して「休息」は身も心も解き放って、全身をリフレッシュするためのものだ。
まあ、それは私だけのどうでもいい理屈だけれど・・・

この木製のベンチに座って吹いてくる風に身をまかせる。
大きく深呼吸をすると体の隅々までオゾンが染みわたっていく心地がする。
オジサンは時には眠たくなってしまうこともあるが・・・

道行く人をボンヤリと眺める。
時々見かけるお散歩女子、とっても仲がよさそうだ。
いつも熱心にお喋りをしているが、話している言葉は中国語。

自転車ママさんが疾走する。
最近の自転車はオシャレだなあ・・・などとラチもないことを考える。

誰も行き来する人がいない時は
じっくり「ムクドリ」の生態を観察したりもする。
そうこうするうちに体の中に「休息」が漲って来るのである。



目の前のコナラの木は高さもさることながら
幹回りも4メートル近くあって区内の「名木」にも指定されている。
よく大木には「木の霊」が宿るなどと言われるが
確かにそんな「霊気」を感じることがあって、私にとってのパワースポットでもある。
オジサンとってはそのパワーも「休息」の効用なのだ。

さて、ここでいつもの番宣なのですが・・・

ミレーの「落ち穂拾い」です。
誰でも一度は見たことのあ世界的な名画です。
明日、土曜日の夜放送の「美の巨人」たちはこの名画の謎に迫ります。
詳しくはこちらから・・・

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/

こんな名画を味わって「心の休息」をはかるのもいいのでは?
よかったら観てやってください。

 

 

 


 

 

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
番組告知 (ヒガシ。)
2012-06-15 07:07:51
先日一緒に個展に行った女性たちにも知らせておきましたよ~。
美大卒のお二人なのです。

わたしの休息はやっぱり犬との散歩かな。
一仕事した後の散歩はとても気持ちがいいです。
あたまのなかで整理することもありますね。
さて今から出かけるぞ!
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Unknown (まろ)
2012-06-15 07:47:06
ヒガシ。様
ああ、この間の銀座の美大女子・・・ありがとうございます!
犬が「心の休息」というのも書こうかとも思ったんだけどね。
散歩、いってらっしゃい!俺もこれからだ!
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ミレー (mira47)
2012-06-16 07:01:24
以前、ミレー館がある山梨県立美術館に行ったことがあります。
種をまく人がいて、落ち穂拾いをする人がいる。
どんなストーリーが隠れいるのか、楽しみです。
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もう一枚の・・ (まろ)
2012-06-16 08:13:27
mira47様
いつも「ご愛顧」ありがとうございます。
山梨県立美術館の作品は「もう一枚」の落ち穂拾いです。
ミレーが本作の製作のための重要なプロセスとした作品で
今回はこれがキーワードにもなっています。
お楽しみに!
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休息の場所 (giants-55)
2012-06-17 00:57:53
書き込み有り難う御座いました。(レスは、当該記事のコメント欄に付けさせて貰いました。)

自然の中に身を置いていると、本当に癒されます。正に「休息の場所」な訳ですが、自分にとっては「書店」や「図書館」というのも「休息の場所」だったりします。最近は常識外の大声で騒いでいる輩もチラホラ居り、休息を妨げられる事が少なくないのは残念ですが。
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Unknown (まろ)
2012-06-17 01:33:10
giants55様
まずは交流戦優勝おめでとうごさいます!でしょうか(笑)
読書家の方には図書館も書店もある意味休息の場なのでしょうね。
ただ、最近の図書館はやたらに混んでいて座る場所もなかったり
大書店は大き過ぎてどこに何がわからずに途方に暮れたり
それはそれで困ったものです。
気軽に立ち寄る「町の本屋」がめっきり減ったような気がします。
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