まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

春はおぼろにPM2.5

2014年02月26日 | 日記

朝起きたらいきなりコレですよ。
中国から飛来するらしい迷惑この上ない有毒煤煙!

わずか2.3キロ先のマンションもご覧の通り。
これが朝霧なら「おお、風情があるなあ!」かも知れませんが
なにせ悪名高きPM2.5ですから・・・

新宿の高層ビル群はシルエットさえ判別できません。
まったく先の見えない閉塞状況!
今の日本に似ているような気がしないでもありません。



公園には「春本番」を思わせる陽射しがこぼれています。
この人も鼻歌まじりでした。(笑)

閉塞状況と言えば・・・
名古屋でまた自動車暴走事件がありましたね。
犯行の言い草がまたしても「誰でもよかった」と聞くとさすがに寒気がします。
両親が家を出てしまい本人は一人暮らしだったと言いますが
いったい何があったのか・・・やはり尋常でないものを感じてしまいます。

こんな若者を「甘ったれ!」と突き放すのは容易ですが
大学を卒業して就職した若者たちの4割が
数年で会社を辞めてフリーターになるという現実は明らかに異常です。
甘ったれだけでは片づけられない「病理」があるのでしょう。
それが若者自身なのか社会そのものなのか・・・
考えても、考えても、凡俗の私にはよくわかりません。



問題は若者ばかりではありません。
底辺に生きる人たちは文字通り社会の底辺を支えて来た人たちです。
いまの日本の土台をつくった人たちです。
それがいつしか社会から疎んじられ片隅に追いやられていく。
若者でさえ、ちょっとエアポケットに落ち込むと
ドンドン置いてきぼりを食ってしまう、希望のない息苦しい社会です。

アベノミクスのウリは「成長戦略」です。
安倍さんは日本を再び「経済大国」にしようと腕ぶしています。
でも、今の日本に必要なのは本当に「成長」でしょうか。
必要なのは「成長」ではなく「成熟」です。
少なくとも若者が「暴走」することのない、社会の成熟だと思うのですが・・・

公園のオジサンは結構、難しげな本を読んでいました。
よく見ると図書館の廃棄図書のようです。
図書館と言えば「アンネ・フランク」騒ぎもイヤな事件ですね。
誰が、どんなウップンてしたことかわかりませんが
相次ぐ「暴走事件」と同根のような気がするのは私だけでしょうか。



あたたかい陽射しです。
それなのに何やらウツウツと考えてしまうのは
やはりPM2.5のせいでしょうか。

さあ、サッパリ顔を洗って、仕事、仕事!(笑)