まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ロシア語の挫折

2014年02月12日 | 日記

ああ、毎日飲んでますなあ・・・
昨日は祝日で久しぶりに家でゆっくり一杯やるつもりでした。
夕方、近くのスーパーで鰺の刺し身を買って来て
さあ、と思いかけたその時・・・

某ディレクター氏から突然の電話。
どうやらロケが不守備で内容の再検討が必要になった由。
「何とかお願いできませんか!」
すがるような情けない声に負けて、急遽、都内の編集スタジオへ。
ああ、せっかくの新鮮な鰺が・・・(涙)

トラブルは何とか片づいたものの時間はすでに9時。
疲れたし、寒いし、腹は減ったしで、ついつい帰り道に居酒屋へ。
最近では珍しい「正しい赤提灯」です。

熱燗と牛スジの煮込みでホッと一息。
ボッーと放心状態で写真は撮り忘れてしまいましたが・・・

店内ではソチ五輪の中継をやっていました。
ほとんど観ていませんが、どうも日本勢はふるわないようですね。
だいたいマスコミが騒ぎ過ぎです。
二言目には「メダル、メダル」ってプレッシャーかけ過ぎです。
選手たちも慣れぬ国際舞台にすっかり委縮しているように見えます。

店のおかあさんはソチに夢中のようです。
仕事の手をとめては、テレビに向かって声援を送っています。
スノボーの中学生がご贔屓のようです。
私もチラチラと画面に目をやりながら、全然、別のことを考えていました。

当たり前のことですがソチ五輪は「ロシア語表記」です。
実はロシア語には苦い思い出があります。
大学の教養課程で第二外国語はロシア語を専攻しました。
特に理由はありません。
友人が早稲田の露文にいて「カッコイイな」と思ったのです。
なんか難しそうで女性にモテるかな、という考えも多少あったかも知れません。
ロシア文学もドストエフスキーをちょっと読んだぐらいで
まったく予備知識がありませんでした。

もらった教科書を手にしてア然としました。
記号というか象形文字というか、これが言葉とは思えませんでした。
これをどうしろと言うんや!腹さえたって来ました。
それでも一、二度、授業には出たような記憶はあります。
それきり出なくなりました。
この件についてはなかったことにしよう・・・と決めました。

私の人生の挫折はロシア語から始まったかも知れません。
大学中退という華々しい経歴に陰には
「ロシア語挫折」という知られざる原因があったのです。(笑)
ま、オリンピックには関係ない話ですが・・・

赤提灯のおかあさんご贔屓の
スノボ野郎二人はみごと銀メダル、銅メダルを獲得!
よくわかりませんが、これは「快挙」と言って差し支えないのでしょう。

とくに銀メダルをとったニキビ面の15歳は
小さい頃から国際大会を転戦して実力は折り紙つきとか。
いかにも近頃の中学生らしい茫洋さには笑ってしまいますが
確かにプレッシャーなど屁とも追わないようなふてぶてしさがありました。
なるほど、そうだろうなあ、そういうことなんだよな・・・
毎度のことながら日本人選手の「ひ弱さ」が浮き彫りになったようでした。
海外留学や海外赴任を敬遠する若者が増えているのは
日本人がドンドン「内向き」になってる証拠で、やはり気になりますねえ・・

道端にはまだまだ雪が残っています。
しんしんと冷えて来て、また膝が痛みだして来ました。

明けて本日は仕事で大阪へ。
うーん、久しぶりだし一泊しようかなあ・・・