消費税12%を打ち上げて、選挙の焦点に!?
冗談はよした方がよい。
私個人としては、消費税のアップは将来的に不可避と考えている。「12%」にマスコミは飛びつき、早速「叩き」を始めているが、12という数字の妥当性はともかくも、消費税を上げることについては、真っ当な考えであると思うし、それを国民に示すことは政治の責任とすべきところである。
さりながら、民主主義において「正攻法」に正論を説くことが、政治手法として正しいかといえば、さにあらず。これが民主主義の良くも悪くも現実である。
それ以上に、為すべきを為さずに消費税に言及というのは、あまりにも民意を無視した愚策だ。消費税の前に政府としてあるべきことがあるはずだ、という議論は決して新しいものではないが、国民の多くは今でもそう思っているはずだ。そしてそれは「民意」の無理難題、ないものねだりではあるまい。公務員制度改革、特殊法人改革を含めた行財政改革を十分やらずして、むしろそれを棚上げにしておいて消費税では、国民は納得しない。
選挙に負けたいなら、それでいい。そうじゃないなら、まるで尻を吹く前にパンツを履くようなマネはよした方が良い。
選挙の争点になる前に、党内から異論・反論噴出で、再び前言撤回というのがオチでは?そしてマスコミに「また、ぶれた」と叩かれる。そしてまた、支持率が下がる。
消費税を云々言う前に、国営マンガ喫茶計画の中止と、西川問題を「民意」に沿って早急に処理すべきだったのでは?まあ、選挙に勝ちたくなければ、無視すりゃ良いのだけれど。
折角支持率持ち直したと思ったら、またオウンゴールだもんなあ・・・。ホント、政治脳ないんだよ、この人。