くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

参院選自民敗北って、今更騒ぎ立てることか?

2007年07月25日 | Weblog
今回の参院選、与党、特に自民党に勝ち目がないことは、ここでも繰り返し述べてきたように、常識的に考えて最初からわかっていること。

何とか還元水で首くくった人や、東大出で大蔵省出身のくせに政治無脳症の柳澤某、時代劇みたいなお屋敷で乳母日傘で育てられたのであろう某吹き出物男、それにアルツ発言のブルジョアひょっとこ等が足を引っ張らなくたって、安部自民党は敗北することになっているのである。野党側によほどの大チョンボでも無い限りは。

6年前の参院選で今回の敗北は運命付けられてしまったと言っても過言ではあるまい。

ただ、問題は負け方だ。新聞等の予測では、今のまま投票日当日となれば、自民大敗、民主大勝で与野党逆転の運びとなるそうだ。

そういえば、3年前の選挙でも、民主は50を超えて更に上乗せの勢い、自民は下手をすれば40台前半などという予測が一面を飾った、結果は、民主が獲得議席で自民を上回ったものの、51どまり。自民も49で踏ん張った。(ちなみ、そのときの私の予測は自民は負けても45を割り込むことはない、かといって50に乗せることもできない、であった。)

今回は3年前とは違うのかもしれない。確かに違う。ここまで次から次へとスキャンダルだの、失言だの、自殺点のオンパレードは無かった。それでも、マスコミの皆様、ちょいとはしゃぎすぎではないだろうか?自民を負けさせたい、安部に一泡も二泡も食わせたいという気持ちは、紙面から、行間から隠すべくもなく見え見えなのだが、いささか有権者をあおり過ぎではないか?

同じようなことをして民主の大躍進を50議席を超えたところで止めてしまった一因は、やはりマスコミの選挙前のはしゃぎ過ぎ報道にあったのではないのか。少なくとも私はそう思っている。過去の投票行動を振り返っても、決して不思議ではない結果でもある。マスコミが有利と報じた結果、そう予測された側に投票日になって逆風が吹くというパターンは過去にもあった。

今回、予期せぬことの連続で、安部自民党は、私が昨年から予測していたよりも負け込んでしまうのかもしれない。そして参院での与野党逆転現象となるのかもしれない。それでも、私は自民党は45を割り込むことはないのではとあえて予測したい。これから残すところ数日、マスコミが自民劣勢を報じれば報じるほど、その可能性は高まると見る。ましてや40を割るなどということはゆめゆめあるまい。

ところで、自民の敗北、すなわち民主の勝利が大きなものであればあるほど、政界再編の流れが可能性の高い先行きとして政治家諸氏の眼前に見えてくるのではないだろうか。民主の存在が大きくなればなるほど、あの党が分党・再編でしか克服できない内部矛盾を露呈することになるであろうからだ。今年の常会でやらかした昔ながらの野党の国会対策では、早晩有権者は失望する。かと言って有権者の支持を集められるような対案を与党に対してぶつけることができる党体質ではあるまい。改憲にしろ、年金にしろ、天下りを含めた公務員改革にしろ、民主党は元々党内不一致、手かせ足かせなのだ。それを克服できるだけの力量は小沢一郎にはない。今だから無いのではなくて、元々無い。自民という経世会という庇護者を失った、小沢の「豪腕」は所詮、幻想だったのだ。小渕内閣の時に、連立を組んだのがラストチャンスだったが、それを自ら放棄した。小沢はもう終わっている。ケンシロー的に言えば、「お前はもう死んでいる」。顔色もよくないでしょ?

まあ、何にせよ政界再編大歓迎。それが民主から横道一派を、与党から公明を排除するきっかけになってくれればなお更大歓迎。再編へのプロセスとしての大連立も大歓迎。

ちなみに、山拓氏、かりにあなたの言うように大連立がなったとしても、あなたに将来はございません。あなたの「お前はもう死んでいる」状態。性癖が運の尽きでしたな、山拓先生。
コメント
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