〔15.1.21.日経新聞:マーケット商品面〕
鉛の国際相場が低迷している。指標となるロンドン金属取引所(LME)では20日、1トン1860ドル台で推移し直近高値の昨年11月末から9%安い。今月中旬には終値で1760ドル台とおよそ2年半ぶりの安値を付けた。
「中国を始め世界的な新車販売の伸び鈍化が上値を抑えている」(マーケット・リスク・アドバイザリーの新村直弘代表取締役)。鉛の主用途は自動車 . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:マーケット商品面〕
鉄鋼原料は2014年を通して大きく値下がりした。高炉が使う鉄鉱石のスポット(随時契約)価格は13年末から足元まで5割下落し、電炉の主原料である鉄スクラップの国内価格も3割下がった。だが代表的な鋼材であるH形鋼(鉄骨)の流通価格は1トン8万円前後で1%程度しか下がっていない。なぜ鋼材価格への影響は薄かったのか。
「我慢の1年だった」。東京ディ . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:マーケット商品面〕
アルバイト・パートを募集する際の時給が一段と上昇した。求人情報大手のリクルートジョブズが20日発表した2014年12月の募集時平均時給は、三大都市圏(首都圏・東海・関西)で前年同月比0.7%高い966円だった。06年1月の調査開始以来、3カ月連続で過去最高を更新した。
首都圏では、09年12月以来の高水準で1005円と1000円台に乗せた。 . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:マーケット総合2面〕
20日の東京株式市場で日経平均株価は前日比352円高と急伸した。証券株が軒並み高となったのをはじめ、直近で空売り比率が高かった業種の上げが目立った。欧州中央銀行(ECB)が22日の理事会で量的金融緩和を決めるとの見通しをオランド仏大統領が前日示したことで、欧州の追加緩和を事前に織り込む動きが広がり、空売りの買い戻しが優勢になった。
20 . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:マーケット総合2面〕
年金基金が過去最大の規模で国債を売り越している。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革が進んでいる背景がある。一方、海外勢が日本国債の最大の買い手となっており、需給の構図変化が鮮明になりつつある。
日本証券業協会が20日発表した2014年12月の国債投資家別売買高によると、信託銀行の売越額が1兆5759億円(短期国債を除く) . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:マーケット総合1面〕
20日の日経平均株価は大幅に続伸した。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和観測を好感したものの、市場では止まらない金利低下への戸惑いも広がる。先進国の金利がゼロ近辺にそろって張りつく異常事態となり、機関投資家の運用難は深刻さを増すばかりだ。市場の関心は、株式市場が行き場を失ったマネーの受け皿になるかどうかに向かいつつある。
「このところは安 . . . 本文を読む
〔15.1.20.日経QUICKニュース(NQN)〕
◇東証大引け、大幅続伸 352円高、1万7366円 円高一服を好感
20日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸した。終値は前日比352円01銭(2.07%)高い1万7366円30銭だった。終値は5日以来、2週間ぶりの高値水準。上げ幅は昨年12月19日以来、1カ月ぶりの大きさだった。朝方から外国為替相場で円安・ドル高が進行。欧州景気の先 . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:投資情報面〕
20日の株式市場でNTTドコモ株が2%高となり、連日で昨年来高値を更新した。国内通話を定額などとする新料金プランによる減収が懸念されてきたが、影響が徐々に薄らいでいるとの見方が広がっている。積極的な株主配分の姿勢も好感され、買い直されているようだ。時価総額は8兆5968億円とソフトバンク(8兆3109億円)を1年半ぶりに上回って推移する。
20日 . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:投資情報面〕
円安や免税品店の拡大などを背景に急増している外国人観光客の需要が、エイチ・アイ・エス(HIS)の業績を下支えする。2015年10月期は海外事業の売上高が1200億円前後、営業利益が36億円前後と、いずれも前期比2割ほど伸びる見通しだ。連結営業利益は22%増の194億円と最高を見込んでおり、海外利益は全体の2割近くを占める計算になる。
日本政府観光局に . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:投資情報面〕
上場企業の2014年4~12月期決算の発表が今週から本格的に始まる。市場関係者に注目点を聞くと、原油価格の急落に端を発する資源安の影響を見極めたいとの声が多かった。為替の円安が輸出企業の収益を押し上げるとの期待が強い半面、資源安がもたらす悪影響への警戒感がくすぶっている。
14年10月末の日銀の電撃的な追加金融緩和を機に、円相場は15年1月まで . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:投資情報面〕
古河電気工業の2014年4~12月期の連結営業利益は100億円強と前年同期比40%減ったようだ。アルミ圧延など軽金属事業が連結から外れた影響に加え、自動車の国内減産でワイヤハーネス需要が落ち込んだ。フジクラの営業利益は180億円程度で13%増えたもよう。国内自動車向け依存度が低く円安効果も出て、明暗が分かれた。
古河電の自動車ワイヤハーネスは約6 . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:投資情報面〕
TDKの2014年4~12月期の連結営業利益(米国会計基準)は500億円程度と前年同期から4割増えたもようだ。10年4~12月期(544億円)以来の水準となる。アジアなど海外を中心にスマートフォン(スマホ)や自動車向けの電子部品の販売が伸びた。材料費削減などの合理化や円安の進行も収益を押し上げた。
売上高は7%増の8000億円弱だったもようだ。け . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:企業2面〕
米国の発光ダイオード(LED)照明ベンチャー、ソラー(カリフォルニア州)が日本へ本格進出する。同社はノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏が2008年に共同で創業。従業員250人、売り上げ4千万ドル(約47億円)と規模はまだ小さいが、日本で初めて販売拠点を設け、高い技術力とあわせてアジアでの販売拡大を狙う。日本を飛び出した中村氏がビジネスで日本市場に挑む姿に . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:企業2面〕
オムロンは世界シェア首位の家庭用血圧計を国内で増産する。現状では大半を中国とベトナムで生産しているが、中国生産分の一部を国内に移す。松阪工場(三重県松阪市)の生産量を2016年度に13年度の7倍の170万台に増やす。国内で技術人材を育成し、生産革新の拠点に据える狙い。為替の円安も追い風になるとみている。
オムロンはヘルスケア事業の連結売上高が14年度に . . . 本文を読む
〔15.1.21.日経新聞:企業2面〕
シャープは液晶事業の主力製品であるスマートフォン(スマホ)向け中小型液晶パネルを減産する。中国スマホ大手向けの販売が伸び悩んでいるほか、価格競争の激化で採算が悪くなっており、主力の亀山第2工場(三重県亀山市)の生産を昨年末比で4割程度減らす。同社は2015年3月期の連結最終損益が赤字に転落する見通しで、液晶事業の収益改善を急ぐ。
シャープが減産する . . . 本文を読む