〔15.1.6.日経新聞:経済面〕
連合の新年交歓会に出席し、古賀会長(右)と握手する日銀の黒田総裁(5日、東京都荒川区)
日銀の黒田東彦総裁は5日、労働組合の中央組織である連合の新年交歓会に出席し、古賀伸明連合会長らと歓談した。日銀総裁が連合の交歓会に出席するのは異例だ。2%の物価上昇目標を実現するため、春季労使交渉での賃上げが進むように考えを共有する狙いがあったとみられる。
交歓会に . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:企業2面〕
パナソニックは5日、海外生産している電子レンジなど白物家電の一部について国内に生産を移す方針を明らかにした。電子レンジ、エアコン、洗濯機の中上位機種の一部が対象の見通し。為替相場が1ドル=120円前後の円安が続き、輸入採算が悪化している。ただ、国内の製造コストは高いほか、部品の海外調達も加速させており、国内生産を今後どこまで増やすかは製品や機種ごとに . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:マーケット商品面〕
鉄鉱石などを運ぶ大型ばら積み船、ケープサイズの2014年のスポット(随時契約)用船契約実績は5510万2千トンとなり、13年に比べて3.2%増えた。2年連続で前年を上回った。世界の鉄鉱石輸入量の7割近くを占める中国向けの需要が堅調だった。
海運調査会社のトランプデータサービス(東京・千代田)が集計した。中国では粗鋼生産が堅調に推移し、14年の . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:マーケット総合2面〕
東芝の株価が堅調だ。5日は日経平均株価が3営業日続落となる中、東芝株は3日ぶりに反発した。一時、昨年末比1.6%高まで買われる場面があった。中国で原子力発電所の主要設備を大量受注することが有力になったと4日に伝えられ、今後の業績拡大を期待した買いが入った。
中国向けは制御システムなどが対象で、原子炉本体は含まない。また、カザフスタンでは原子 . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:マーケット総合2面〕
5日の東京株式市場では日経平均株価が昨年末に比べ下落する中、自動車や電機など欧州で事業を展開している銘柄の値下がりが目立った。欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切るとの観測から、外国為替市場でユーロ安・円高が進んだことが警戒されている。ギリシャの政局の先行き不透明感も欧州関連株の上値を重くする要因となっている。
5日はマツダの株価が . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:投資情報面〕
上場企業の収益は2015年3月期に過去最高水準に回復する。世界経済に不透明感が強まる中で、着実に業績を伸ばす日本企業には投資家の関心も高い。日本経済新聞が経営者20人に有望銘柄を聞いた「株価アンケート」(1月3日付)で上位に入った企業を対象に成長戦略と課題を探る。
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「社会イノベーション事業の戦略のなかで重要なステップだ」。昨年12月16日、日 . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:マーケット総合2面〕
5日の国内債券市場で新発5年物国債の利回りが0.025%となり、過去最低を更新した。市場では5年物国債の利回りがマイナス圏に陥るとの見方も広がっている。一方で短期国債の利回りが2カ月ぶりにプラス圏に浮上し5年物国債と同水準の0.025%まで上昇した。3カ月物短期国債と5年物国債の利回りが一致する異例の状態で2015年の債券市場は幕を開けた。
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〔15.1.6.日経新聞:マーケット総合1面〕
円相場は反落。午後5時時点では1ドル=120円38~39銭と、前営業日の2014年12月30日に比べ59銭の円安・ドル高だった。前週末2日のニューヨーク市場でドルが幅広い通貨に対して買われた流れを引き継いだ。日経平均株価が上昇に転じた場面で下げ幅を拡大したが、株高が続かず120円台半ばの水準では円買い・ドル売りが入った。
円はユーロに対し4 . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:マーケット総合1面〕
日経平均株価は3営業日続落した。終値は昨年末に比べ42円06銭(0.24%)安の1万7408円71銭だった。大発会としては2年連続の下落となった。昨年末の米株式相場がギリシャ政局の不透明感などから下げたことを嫌気し、リスク回避目的の売りが先行した。午後は押し目買いが入り、上げに転じる場面もあったが、小幅安で終了した。東証1部の売買代金は概算で1 . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:マーケット総合1面〕
株式の投資収益は長期には債券を上回る――。バブル経済崩壊後の株価低迷とともに、この運用の命題は揺らいだ。2014年まで3年連続の株高でも、なお長期上昇に懐疑的な見方は根強い。期待を取り戻すため、企業は成長に向けた実績作りの年を迎えた。
5日の大発会の日経平均株価は日中値幅が320円を超える荒い値動きとなった。松井証券では「うなぎのぼり」の . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:投資情報面〕
アドバンテストの黒江真一郎社長は日本経済新聞の取材に対し、業績の先行指標となる受注高について「2016年3月期は今期予想並みを維持する」と語った。今期受注高は前期比22%増の1550億円と、7期ぶりの高水準の見込み。過去の構造改革で収益体質は改善しており、高水準の受注を確保できれば来期の増益期待が高まる。
スマートフォンなどの普及を追い風に、今期はプ . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:投資情報面〕
2014年末の国内上場企業の数が、年末時点として7年ぶりに増加に転じたことが分かった。新たに上場する企業が増え、経営統合や破綻などで市場から退場した数を上回ったためだ。成長企業への投資に対する関心の高まりを反映しているといえそうだ。
東京や名古屋など全国の証券取引所に上場する企業の数は14年末時点で3584社(外国企業を除く)になった。1年前から4 . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:科学技術面〕
約10万棟の家屋が全壊し、6400人を超える死者を出した阪神大震災から17日で20年がたつ。直下で活断層がずれた大地震は都市の脆弱さを露呈させ、その後の災害研究や政府・自治体の防災対策にも大幅な修正を迫った。日本列島のどこでも起こりうる直下型地震のリスクを適切に評価して万全の対策を取るには、今も課題が数多く横たわっている。
兵庫県三木市にある . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:企業2面〕
教養研修で能楽の舞台に上がる丸紅の新入社員ら
海外で働くうえで、国際的な感覚をどう身につけるか。企業はここ数年、若手社員を海外に放り出す「武者修行」を多く採り入れたが、最近はより実践的な手法も広がる。(1面参照)
野村証券の堀江智生さん(27)は2014年10月末までの9カ月、「ネットワークづくり」で米シリコンバレーを走り回った。会社のミッションでは . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:企業2面〕
品川駅から東京駅方向に1キロメートルほど。寒空の中、東海道新幹線の高架下で仮設の組み立てが始まった。リニア中央新幹線のターミナル駅の地下建設工事に向け、資材や重機の置き場をつくっている。
2014年12月、東海旅客鉄道(JR東海)のリニアの工事が始まった。総工費は品川―名古屋間で5兆5200億円、大阪までで9兆円にのぼる巨大プロジェクトだ。
JR . . . 本文を読む