アンチエイジング放浪記 其の三 禁断の頭髪の話題

出来れば頭髪の話題は避けたい。
頭髪はある意味、タブーである。

幸い、わたしはまだ薄くはなっていない。
だが、年々ボリュームが少なくなっていることは確かだ。

薄毛と正常の境界線は「リアップ」が購入できるか否かではないかと思う。
ご存じのとおり、「リアップ」は医師との相談の上で決まる。
実は３年程前、「リアップ」を購入しようとドラッグストアに行ったが、わたしは購入することができなかった。それはそれで嬉しいのだが、本当に自分は大丈夫なのかと思ったものである。

結局、処方無しで購入できる「ヘアリング」という薬用のものを購入した。
その効果はあったのか、全く分からない。

そうなのだ。
養毛剤は効果の程が分からない。
全くない人がフサフサになるのなら、それは分かりやすいがある程度髪の毛がある人が使用すると、効果は「抜け毛が減ったようだ」という抽象的なものになりがちである。
それは、最近流行っている「薬用シャンプー」にも同じことがいえそうだ。

数ヶ月前「スカルプD」なるものを購入しようと考えたが、ボトル１本3,500円くらいする代物に思わず腰がひけた。
これは、高い。
それならば、しっかりとマッサージをしながら普通のシャンプーでいいのではないかと思ったものである。
それでも美容院でしてもらう養毛剤とマッサージは気持ちがいい。
毎晩、美容師がお風呂上がりに、このマッサージをしてくれたら、効果があるだろうななどと思う。

シャンプーのCMで「脂を完全に落とす」というようなウリのものが今でもある。あれは、とても危険だ。ある程度の脂は残しておくべきだろう。頭皮が乾燥すると、痒くなって薄毛を助長しかねない。特製ブラシで頭皮をゴシゴシするのも考えものだ。

頭髪はあと10年もてば、いいかなと思う。
あと10年すればips細胞で頭髪も復活できるのではないかと考えている。
ともあれ、もし薄毛になってしまったら、どうしようかなどとも考える。
植毛か、ズラか、バーコードか。
カツラをつける友人がいるが、やはりちょっと距離を置かれているようなそんな気分になってしまう。それを考えると薄毛になってもありのままがいいのかなと思う。

そうしないためにもせっせと養毛しようかなと思うのだが、今のところなにもやっていない。

ところで、ラーメンとか食べて頭に発汗する人は薄毛になりやすいのだろうか。
それとも、新陳代謝がいいから、薄毛にはなりにくいのだろうか。

ご存じの方がいたら教えてほしい。