皇居の周囲を歩き、30分程で有楽町の「ほていちゃん」に着いた。すると、Oさんは既に到着しており、店の外のテーブルにポジションして、ビールを飲ってた。
「ほていちゃん」は立ち飲みと座飲みのハイブリッド。有楽町店は店内が立ち、外が座りである。外といってもJRのガード下なので、屋根付き。しかも、外の方が広い。ただ、ちょっと薄暗く、提灯の灯りがぼうっと浮かびあがり、そこはさながら田舎の盆踊り会場のようである。
自分も座って、瓶ビールをオーダー。
「先に出たのに遅かったじゃない」とOさん。
「皇居の周りを歩いてきました」と自分。
「走ってくればよかったじゃない」(Oさん)。
「いやいやいや」。
うだるような暑さだから。
でも、Oさんは皇居ランの常連なのだ。自分はOさんの勧めで一度だけ皇居ランをしたが、ランニングステーションが不便かつ、コストが高かったので、一度きりでやめた。
Oさんとはいつも、「軽く飲ろうね」と言って飲みはじめるが、軽く終わったことがない。今日も「軽く」とのことだが、どうなることやら。
瓶ビールを飲み干し、「プレーンハイ」へ。
「これがさぁ、いつも翌日頭痛くなるんだよね」(Oさん)。
中の焼酎が何者かは知らない。この焼酎がくせものだ。
プシュプシュする容器から、いつも焼酎を噴射し、酎ハイ類やホッピーの中を作っている。
きっと仕入れ的に相当安いんだろうな。
自分も一時期、「ほていちゃん」に通っていた頃、この焼酎にあまりいい印象がない。ただ安いだけの飲みものである。
「もつ煮込み」、「マカサラ」、「厚切りハムカツ」、「チューリップ」などを立て続けにオーダー。実にOさんらしい頼み方。テーブルを広く使って、いっぱいにおつまみを並べる。
その後、「プレーンハイ」を何杯おかわりしたことだろう。気づけば、周囲はリーマンらで満席。
あぁ、今夜も「軽く」で終わらなかった。
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